無人購買倉渕中学校55年誌によると、「無人購買」は昭和44年に生徒会役員が「校内購買」先進校である榛名第三中学校を訪問したことを機に構想が持ち上がりました。また、設置された当時、学校は落ち着かない状況にあり、朝から昼休み終了までの間、無人であることを不安に思う生徒も少なからずいた中、地域やPTA、生徒は文部省同和教育指定校としての実績と問題が発生しても一致団結して解決し、克服するという強い意志のもと活動に踏み切ったそうです。 グレーのロッカーと購入者がノートに氏名・商品・金額を記入する方法は、半世紀経った現在も引き継がれ、本校の特色の一つとなっています。 無人購買の今昔「びん・缶・古紙回収事業回収」について「びん・缶・古紙回収事業廃品回収」は、「無人購買の資金が必要である。」「各教室に時計を設置してほしい。」「部活動の道具や活動資金がほしい。」等、生徒からの要望を受け、必要とする物を購入するための手段として、昭和44年の春休み第1回廃品回収が行われました。 生徒は、「必要な物を自分たちの手で」という意気込みで地域を巡ったそうですが、廃品でも感謝をし、しっかり御礼を言って品物をいただく活動を繰り返すことで、結果的にはお金だけでなく、「お金を得るためにはどれ程の苦労があるか」「親への感謝の気持ち」「物を大切に扱う、慈しむ気持ち」等の心が培われたそうです。 現在では、PTA行事となりましたが、地域や保護者の皆さまのご協力により継続できますこと、小中学校回収協力者表彰を受賞できましたこと、感謝申し上げます。 引き続き、「一人一楽器」や部活動の充実のため、活用させていただきますので、ご支援・ご協力のほど、お願い申し上げます。 |









