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校長挨拶

本校は榛名山の西側に位置し、裏手には清流烏川が流れ、西に角落山、東には杏が嶽がそびえたつ自然豊かな場所にあります。平成17年に地域の思いを込めて完成した校舎は、倉渕産木材をふんだんに使用し、木の温もりを感じる造りです。
 令和7年度の生徒数は63名で、うち14名は「くらぶち英語村」の生徒です。平成30年に「くらぶち英語村」が校区の川浦小跡地に開村し、令和7年度で8期生を迎えました。全国各地から英語村に集まった生徒が本校に通い、地元の生徒たちと仲良く学んでいます。
 本校は創立当時から一貫して人権教育をバックボーンとし、人間尊重の精神を全ての教育活動で大切にしています。また、学校林における森林体験学習、ビン缶古紙回収、ミヤマシジミの保護活動を長年に渡り行っています。
 そして現在、「倉渕地域に自信と誇りを持ち、倉渕を語れる生徒」の育成を目指し、総合的な学習の時間「くらぶちタイム」を核に、地域の豊かな資源や人材を積極的に活用しながら、倉渕をテーマとした探究的な学習に力を入れています。また、豊かな情操や自信を身に付けられるよう、「一人一楽器」として全校生徒が器楽演奏に取り組んでいます。生徒たちは地域の行事や市の連合音楽祭などに出場して努力の成果を披露しています。
 今後も生徒たちがふるさとへの自信と誇りを持ち、力強く生きていけるよう教育活動の充実に努めてまいります。

高崎市立倉渕中学校 校長 高橋 祐樹