結果より過程を大切に!運動会も無事に終わって楽しい思い出をたくさん作ることができました。優勝した妙義団はよかったですね。榛名団や赤城団は優勝できなくてちょっと残念だったけど、よく頑張りました。そして、今度は高学年の人たちを中心に陸上の練習に熱が入ってきますね。 さて、今日は、運動会の全体練習の時にもちょっと話しましたが、「結果より過程を大切」と言うことについて話します。私が担任を持っていたとき、いつもクラスの子供たちに話してきたことです。高学年の人たちは教室に帰ったら担任の先生と漢字を確認してください。低学年の人たちは担任の先生に言葉の意味をもう一度教わって言葉を覚えてください。 《結果》というのは、テストで何点とったかとか、運動会で何番に入ったとか、100メートを何秒で走ったかとか、運動会の徒競走でいえば『ゴール』にあたるところです。そして、《過程》というのは、途中のことです。 皆さんは、テストで80点とるのと60点取るのでは、当然80点を取る方がうれしいし、それよりも何よりも100点を取ることの方が絶対うれしいですね。そして、100点を取ればお家の人はほめてくれますね。確かに100点はすごいことです。でも大事なことは『100点取れたこと』よりも『100点取るために努力したこと』だと思うのです。 イチロー選手が先日「10年連続200安打」というすご記録を達成しました。それに関係して、新聞やテレビでいろいろな人たちがコメントをしていましたが、その数字そのものもすごいことだけれども、普段の体のケア(管理)や練習やトレーニングのことをほめていました。どんなに才能があっても、ふだんの努力(これが過程を大切にするということです)がやはり大切なんですね。 テストでいい点数をとりたいと思っても、そのための努力をしなければいい結果はついてこないでしょう。今の皆さんにとって大切なことは、一つ一つのことに対して少しでもいい結果を得ようとして、途中でうんとがんばることです。そのがんばる経験が、これから先の人生の中で生きてくるのです。 6年生。君たちの現段階での最終ゴールは卒業式ですね。その卒業式までの間に何をどれだけがんばることができるのか。卒業式までの『過程』をどのように過ごすのか。それによって君たちにつく力が変わってきます。それはどの学年の人たちにも共通することですね。毎日の何気ないがんばりを大切にしていきましょう。 |
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