令和6年度、箕郷東小学校の児童の教育活動における活躍の様子をご覧ください。

朝礼講話「きれいな環境で、美しい心」

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 背筋を伸ばしてください。
 おはようございます。
この間、ほんの1日だけ、春のようにあたたかい日がありましたが、また真冬にもどって寒い日になりそうです。
先週学級閉鎖だったクラスも終わって、全員が元気にそろいましたが、油断はできません。
手洗いやうがい、マスクなど、インフルエンザを防ぐようにしましょう。

 ついこの間、校長先生が小学校の頃通っていた小学校に用事で行くことがありました。
その学校の廊下に、ひとつの詩がはってありました。
お掃除のときのことを書いた詩です。きょうは、この詩に書かれていることをお話したいと思います。

 校長先生は、掃除の時間にクラスをまわって、みなさんのお掃除をしているようすを見させてもらっています。
取り組むようすはいろいろです。半分の人は雑巾をしっかりしぼって、すみからすみまで心をこめて一生懸命掃除していますが、半分の人はよくしぼらないで水をポタポタさせたり、床をふかずにぶらぶらさせていたりさぼっているようです。

 これが、校長先生がいったときに廊下にはってあった五年生の書いた詩です。
みなさんは、こんな心を自分ももっているな、こんな心をもっているかな、と考えながら聞いてください。
.............................................................
    
     そうじ   5年

   リリーン  リリーン
   ベルが鳴った
   ぼくの何となくいやなそうじの時間
   重い心でトイレに行った
   くさい。よごれている。サンダルがみだれている
   冷たい水にぞうきんを入れて
   きれいにしぼったら
   手が冷たくてこおりそう
   でもがまんして
   タイルや便器を力強くみがいた
   キューキューと音がする
   まるで「ありがとう」と言って喜んでいるみたい
   ピカピカになった
   ぼくの心も美しくなったみたい
   明日からは喜んで
   そうじに行こう
................................................................

 校長先生も小学生のときの掃除は、「やだなあ、したくないなあ。」と思っていたのも事実です。でも掃除はしなければならないものですね。
この詩を書いた子どもは、トイレはくさいしバケツの水も冷たくて、やだなあと思うけれども床やタイルがキューキューと音がするくらい心をこめて掃除をした。
そうしたら、床やタイルが、掃除をしている子に「きれいにしてくれて、ありがとう」って感謝しているように聞こえたんだね。

 同じ掃除をするにも、心を込めてやるのと、やだなあとさぼっているのとでは、100点と10点くらいの差があると思います。
玄関、階段、廊下、教室、トイレ…と、みなさんがお世話になっている所を、心を込めて箒や雑巾で掃除する。
そうして、きれいな学校にすると、みなさんの心もきっときれいになると校長先生は思っています。
教室がゴミ箱のようになっていると、心がきたなくなってしまい、何をしてもいいんだという気持ちになってしまったり、勉強が落ち着いてできなくなってしまいます。
きれいになっている教室で生活していると、とってもとっても美しい心を持った人間になれます。
みなさんは、本当にいっしょうけんめい心を込めて、掃除をしているでしょうか。学校を大切にしようという心をもっているでしょうか。心に聞いてほしいと思います。

 学校だけでなく、家もきれいにかたづいているともっと心がきれいになると思います。
ですから、今日から、いっしょうけんめい心を込めてお掃除をして、みなさんの心を輝かせてほしいと思います。

朝礼講話 「新年をむかえて」

 みなさんおはようございます。
 明けましておめでとうございます。みなさんの元気な顔や澄んだ目に会えて、校長先生はとても嬉しいです。紹介があったように今日から、2人のお友だちがふえましたが、仲よくしてくださいね。
ところで、よいお正月が過ごせましたか。校長先生は、大晦日の夜紅白歌合戦を見て、神社に行ってお祈りをしました。

 どんなことをお祈りしたのかというと、
まず、箕郷東小学校の子が、安全で事故がないようにということ
つぎに、どの子も自分なりに今年がんばろうとすることが、実現できるようにということ
そして、いじめを絶対しないようにということ
 を神様にお祈りしました。これが校長先生の今年の初めにしたことです。
その後、学校の「元旦の集い」に来て、初日の出を拝んで、公園で軽い運動をして、お雑煮を食べて、今年一年のスタートをしました。

 あと3ヶ月で、6年生は中学生に、ほかのみなさんはひとつ学年があがります。1月、2月、3月、この3ヶ月間はどんな期間でしょうか。この期間は、一年間のまとめの期間であるのと同時に、次の学年の準備をする期間でもあります。とても大切な期間ですね。遊んだり、勉強したり、運動したりしていますが、わからないことをそのままにしてしまうと、大人になってから困ってしまうと思います。お店やデパートで買い物をしたとき、いくら買ったのか、お釣りがいくらになるのか、わからない大人になってしまいます。漢字ができないと新聞や本を読もうとしても、読むことができないしどんなことが書かれているのかわからないようになってしまいます。
いま学習していることを、確実にできるようにしましょう。
わからないことがあったら、わかるまでやったり先生にわかるまで聞いたりしましょう。
わからないまま4月を迎えてしまわないようにしましょう。みなさんは、がんばればできる力をもっています。

 勉強のこととは違いますが、これからもみなさんにがんばってほしいことをお話します。
ひとつめは、「温かい心」をもつことです。自分がされたらやだということを友だちにも先生にもいわない、しないということです。まだ、人のいやがることをしてしまう子がいるようです。
ふたつめは、何をがんばろうかを決めて、しっかりやり遂げることです。
たとえば、二年生なら、「かけ算九九をしっかり覚える」「漢字の練習を毎日する」などの勉強のことや「まじめにそうじをする」「よい姿勢で学習する」「当番の仕事をがんばる」など、自分のできることを決めてがんばることです。そうして、できるようになることが大切です。
みなさんは、これまで廊下を走る人がたくさんいたのに、今ではほとんど走る人がいなくなり、けがをする人がグッと減りました。がんばる力があるからできるようになったんだよ。
 校長先生は、前からお願いしていたことがあります。それは、返事、あいさつ、サンダルそろえ、そして廊下を走らないでしたね。これもひきつづきできるようにがんばりましょう。返事は、はっきりした声で、「はい!」。あいさつは、心をこめて、「おはよう!」。サンダルは、次の人のことを考えて、きれいにそろえてください。走らないは、自分の体を守るのと同時に、他の人に迷惑をかけないことでもあります。
今年も、しっかり勉強したり、ルールを守ったりして、いい年にしましょう。今年もよろしくお願いします。

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明日から冬休み

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校長先生講話
 
 今日は、校歌をとても上手に歌うことができました。とても立派でした。4月からみなさんは、とても成長しましたね。

 今日で、後期の半分が終わります。後期は10月から始まりましたが、気温が30度くらいあってとても暑かったですが、今は、朝−1度、−2度で寒くなっています。秋がちょっとあって、冬になってしまったような気がしますね。でも、みなさんは後期前半の気温の変化に体を順応させながら健康に過ごすことができました。日本の気候は春があって夏になり秋になって冬と、季節に体を合わせながら暮らさなければなりません。世界中でも、このような気候や気温の変化のある国はありません。

 今日は、これまで、みんなががんばってきたことをお話ししたいと思います。
はじめに、あいさつですが、校長先生がみなさんの教室に行くと、元気に大きな声で、あいさつをしてくれるようになりました。
次に、トイレのサンダルそろえですが、これもしっかりできるようになってきました。はかの人に対する思いやりがでてきたからだと思います。トイレにある目は、校長先生の目です。だれがそろえているのかをしっかり見ています。
そして、話をしている人の方を向いて聞くことができるようになりました。教室でも先生がこっちを見てというときには、すぐにスッと見られる子が多くなりました。
それから、廊下を走る子が、ほとんどいなくなりましたね。それにともって、校内でのけがもグッとへりました。みんなは、やればできるんだよ。だから、がんばりましょう。
もうひとつは、掃除です。はき方が上手になったり、戸の下のところをピカピカにしたり、廊下を何度も拭いたりしているのを校長先生は見ています。校舎は古くなったけど、ほとんどの教室がきれいになっています。教室をきれいにしておかないと、美しい心も汚れてきてしまいます。みなさんが生活をするところは、これからもきれいにしていきましょう。

 明日から冬休みが始まり、新しい年を迎えます。
12月31日は、大晦日です。どうして大晦日って言うのでしょうか。晦日というのは、その月の最後の日をいいます。12月の最後の日は、月の終わりというだけでなく一年の終わりの日でもあります。なので、大きいという字をつけて大晦日といいます。
大晦日には、いろいろな行事があります。大晦日におそばを食べます。大体10人のうち6人くらいの人が食べるそうです。そばは、細くて長いので、細く長く健康に生きられるようにと願って、食べるのだそうです。
 それから、除夜の鐘もありますね。除夜の鐘は、108回鳴らします。その鳴らし方にも約束があって、107回までは大晦日の日に鳴らして、最後の1回は新年になったときに鳴らすそうです。108回というのは、人間にあるという108の煩悩の数だそうです。鐘を鳴らして1年の煩悩を払い落とし、新しい年を迎えるのです。煩悩というのは、欲のことで、〜したいということです。よい欲も悪い欲もあります。〜が食べたい。楽をしたい。勉強がしたい。勉強をしたくない。掃除をがんばりたい。サボりたい……たくさんあります。そういうのを全部あわせると、108もあるそうです。今年の欲を全部払い落として、新しい欲をもって、新しい年をすごしてほしいと思います。
一年の計は元旦にあり。というように、1月1日になったら、できるようになりたいことを1つ決めて、紙に書いて机の前にはってください。そうして、がんばってできるようになってください。
学校では、元旦に、新年の集いがあります。お雑煮もでますので、寒くない服装できてください。

 最後ですが、楽しく冬休みを過ごせるようお話したいと思います。
交通事故に気をつけましょう。歩きでも、自転車でも、飛び出しが原因で事故が起こっています。止まっている車の脇から出るとき、道路を横断するとき、必ず止まって、右左を確認してください。また、お正月でお年玉をたくさんいただくと思いますが、むだ遣いをしないで、計画的につかってください。そうして、1月8日、元気な姿でみんなに会いたいと思います。


冬休みの過ごし方「たこのおすし」:生徒指導主任

 楽しく問題なく冬休みがすごせるよう、お話します。
「イカのおすし」は知っていますか。
 そうですね。「イカ」は、知らない人についていかない。「の」は、他人の車にのらない。「お」は、おお声を出す。「す」は、すぐ逃げる。「し」は、何かあったらすぐしらせるだね。

 冬休み用に「たこのおすし」というのを作りました。「たこのおすし」みんなで言ってみましょう。
「た」は、「たいせつにします、自分の命」。危険なところには近づかない。危険なことはしない。自分の命は自分で守ることが大切です。
「こ」は、「交通ルールを守ります」これは、安全主任の各務先生からお話があります。
「の」は、「乗る場所を守って乗ります」自転車を乗っていい場所は、低学年が家の周 り、中学年は校区内、高学年は箕郷町の中と決まっています。自転車に乗るときにはヘルメットを必ずかぶってください。
「お」は「お金を無駄に使いません」お正月には、お年玉をたくさんもらうと思います。大金を持って歩かないこと。友だちにおごったりおごられたり、貸したり借りたりすると、トラブルのもとになります。
「す」は「進んでします、お手伝い」進んでお手伝いをすると、きっといいことがあると思います。
「し」は「しっかりします、宿題を」計画的に宿題などをしてください。少しずつ確実に勉強しましょう。
「たこのおすし」を守って、楽しい冬休みにしましょう。


冬休みの過ごし方「たこのおすし」の「こ」:安全主任

 冬休みの安全についてお話します。
今日は、何の日か知っていますか。冬至といって、一年中で一番夜の長い日で、夕方暗くなるのも早い時です。
みなさんが友だちの家から、夕方自転車で家に帰るとき注意しなければならないことは、何でしょう。
そうですね、交通ルールを守らないといけないですね。どんなルールでしょう。

○一時停止をして、左右を確認する、
○ヘルメットをかぶる、
○ライトをはやめにつける、ですね。

冬休み自転車に乗るときには、3つのルールを守って安全に、冬休みを楽しんでください。

朝礼「交通事故や校内のけが」

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今日は、みなさんにクイズをだしたいと思います。
この数字は、いくつでしょう。そう、すごいね、1万5千ですね。この数字は何の数でしょうか。ヒントは、この数字は今年1月から昨日までにあった悲しいできごとの数です。
答えは、高崎警察署管内でおこった交通事故の数です。交通事故は、毎日33件もおこっているんだよ。すごい数だねえ。この中には、箕郷東小の子の数も入っています。
みなさんが交通事故に巻き込まれないようにするためには、各務先生が何度も指導してくださっているように、「とびだし」が1番の原因だそうです。歩きでも自転車でも、左右をよく見ないでとびだしてしまうのが、多いそうです。
今日もみなさんの登校のようすを見ていましたが、おしゃべりをしていたり、ひどい子は5列になっていたりしていました。ちゃんと守っている子もいますが、自動車が来たら、5列だったらすごく危ないよね。
命は1つしかないのだから。みなさんが事故にあったら、お父さんもお母さんも、とても心配したり悲しんだりするね。
「とびだしは、しない」「自分の目で、たしかめる」「白線の内側を歩く」を守ってください。

もう一つはこの数字です。この数字は何でしょう。
ヒントはこの箕郷東小の中のことです。この847というのは、4月から10月31日までにけがをした人の数です。
みなさんは、だいたい500人いますから、ひと月に140人、いち日に5人くらいの人がけがをしていることになります。ひとりあたり1.4回もけがをしたことになります。
けがをした原因を調べたら、20分休みと昼休みの休み時間におこったけががほとんどで、廊下を走っていたのが多かったです。自動車でいえば、スピード違反ですね。きまりをやぶることで、してはいけないことです。でも、まだ守れない人がこの中にいます。
廊下を走っていると、頭を打ったり、目を打ったり、階段を2歩ぬかし、3歩ぬかしをして骨折や捻挫をしたりします。校庭のブランコや鉄棒の正しいつかい方も、担任の先生から聞いていると思います。ルールやマナーを守れば、こんなにけがをすることはないはずです。この847のうち、800件ぐらいは防げたはずです。
していい、わるいを自分の心に聞いて、正しい行動をしましょう。廊下を走ったり危ない行動をしたりしないようにしてください。

交通事故を起こさないだけでなく、校内での事故もなくすようにしましょう。

朝礼講話「人権月間」

 今日の朝礼は、人権集会です。
みなさんが学校で生活する上で、とても大事なお話です。
「人権」と言う言葉は、難しいですが、みなさんはどんなことか知っていますか。
人権というのは、人間がもともともっている権利で、
生まれたときから、大切にされなければならない、
だれにも、おかすことのできない権利です。
ここにいる498人、ひとりひとりがもっている権利です。

 人は、オギャーと生まれたときから、一生涯、大切にされなければならないということです。80歳、90歳になってもずうっともっているんだよ。
だれでも「安心して暮らしたい」「自分らしく生きたい」「もっとよくなりたい」という願いをもっています。

 大切にしたり、されたり、しなければならないというのが人権ですが、その権利を友だちがうばってしまうことや、とられてしまうことが、この学校でもおこっています。
11月1日から、30日まで、なかよし月間(人権月間)です。お互いに尊重して楽しい学校生活をしようとする期間です。学級でも人権ビデオや人権の学習があると思います。それを基にして、自分がどうしなければならないかを、心にしっかり入れてください。
自分だけでなく、友だちにも大切にしなければならない権利をもっています。だから、自分だけよければ、と言う気持ちで生きてはいけないんだよ。

 目をつぶってごらん。
4月に、校長先生はみなさんに、いじめをしてはいけない、人の心をきずつけてはいけない、というお話をしました。
友だちに、いやなことをされたり、いわれたりした人、黙って手をあげてごらん。
友だちに、いやなことをしてしまったり、いっちゃったりした人、黙って手をあげてごらん。
今、自分の心に聞いて、正直に手をあげてくれた人、えらいと思います。
でも、人の嫌がることをしている人、されている人はいやだと思っているんだよ。
相手に迷惑をかけるだけでなく、人権を侵害しているんだよ。

 校長先生は、目が大きいでしょ。それで、子どもの頃に「デメ、デメ」といわれ、とてもいやでたまりませんでした。校長先生がいやだと思っていることが、わからない人は、何度もこの悪口をいっていました。安心して生きるという権利を校長先生から、奪っていたんだね。
みなさんは、自分を大切にされる権利を持っているけれど、友だちも同じように大切にされる権利をもっていることを忘れないでください。忘れてしまうと、カーッとなって、けんかになっちゃうんだね。自分が、されたりいわれたりするといやなことを、友だちにしないようにすると、学校の生活が楽しくて、安心なものになるんだよ。

 今日、校長先生が持ってきた紙を見てください。何とかいてありますか?
そうです。「いじめ根絶宣言」だね。いじめは絶対にしませんとみんなに訴えて約束することです。
その下に書いてあるのは、「いじめはしない  させない  ゆるさない」。こういう気持ちを持ってくださいということです。
「いじめ」というのは、わるぐち、からかい、むし、なかまはずれ、ものかくし、たたく、けるなどで、こんなことをすると相手の心をきずつけてしまいます。こういうことも、友だちの人権を奪うことになります。絶対にしてはいけません。

「私はこうします!!」を校長先生といっしょに、読みましょう。
わたしは、いじめや ぼうりょくを しません。
わたしは、いじめや ぼうりょくを ゆるしません。
わたしは、ともだちを たいせつに します。

 人権というのは、ひとりひとりが大切にされなければならないということですが、それは、友だちを大切にしなければならないということでもあります。この人権月間で、人権のことをたくさん考えてください。そして、友だち同士仲よくして、安心して学校に来られる学校、楽しい学校にしていきましょう。

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朝礼講話「後期始業式:背筋を伸ばして」


 今日は後期の始業式です。
一つの節目です。後の半分、自分を大きくするため後期が始まります。
秋休み中は、けがをしたり悪いことをしたりすることもなく、元気にすごすことができて、立派でした。

 これから、後期に校長先生が、みなさんにがんばってほしいことを、お話します。
それは、「背すじを伸ばす」ということです。
これまで何回も背骨をまっすぐにして話す人のほうを向いて話を聞くよう、お話してきました。どうして、これが大切のでしょうか。
校長先生は、みなさんの教室をまわって、勉強のようすを見させてもらいました。よい姿勢の人もいましたが、多くの人が背骨を曲げて勉強していました。給食も背骨を曲げて食べている子がたくさんいました。

 校長先生も、1年生から4年生まで、姿勢が悪くて担任の先生から注意されていました。勉強のときには頬杖をついていたり、給食の時には両手をくっつけて食べていたりしました。
そんなかっこうをしているから、今何の時間で、何をしなければならないかがわからなくて、手悪さをしたり前の人をつついていたずらをしたりしていました。
そうしたら、4年生の運動会が終わったころ、急に背骨が痛くなってきてきました。我慢ができなくなって、早引きして病院にいって、レントゲンをとって調べました。
お医者さんから、「これは痛いでしょうね。」といわれました。姿勢が悪かったので、背骨が曲がってしまっていたんです。今でも少し右肩が下がっているでしょ。
お医者さんに「これを直す薬はないよ。でも、まだ4年生だから、これから、勉強のときもよい姿勢ですごせば、きっとよくなるよ。」といわれたので、校長先生はそのときから、よい姿勢にしようと一生懸命になりました。
そうしたら、12月ころになったら痛みがなくなってきました。それだけでなく、勉強もわかるようになってきたんだよ、不思議でしょ。姿勢がよくなって、脳に命令が真っ直ぐいくようになって、勉強がわかるようになってきたんだね。
「背すじをまっすぐにしよう」というのは、こういう校長先生の経験があるからなんです。

 「背すじをまっすぐにする」と勉強もわかるようになるし、食べたものもしっかり自分のものになります。
それだけでなく、心も体もきれいに、うつくしくなっていきます。
人の心は、よい心とわるい心がたたかっているんだよ。「これはやりたくないけど、やらなければいけない」「やりたいけれど、こんなことはやってはいけない」って。
どっちが勝つかは、みんなの心で決まります。校長先生は、姿勢をよくして、心の声をしっかり聞いて、自分の頭で考えて、よい心が勝てるようになってほしいと思っています。
よい心、美しい心は、友だちのいやがることはしません。友だちの心をきずつけたりはしません。

 よい姿勢でいると、いろいろな問題にも正面から立ち向かうことができようになります。
今年ノーベル賞をもらった山中信弥教授は、小さいころからずっと、失敗して、失敗して、でも失敗を乗り越えてがんばりました。
子どものころから柔道やラグビーをしていて12回も骨折をしたのをなおしてもらったので、整形外科医になりたいと思っていたそうですが、手術が下手だったので整形外科のお医者さんから研究者になりました。研究者になってノーベル賞が取れるような研究をしたのだそうです。
みなさんにも、1回や2回失敗したからってあきらめてしまうのではなく、真正面から困難に立ち向かっていけるようになってほしいと思っています。

「背筋を伸ばす」これが、後期みなさんに、がんばってほしい目標です。

朝礼講話「前期終業式:楽しい学校に」

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 今日は、前期の学習の最後の日です。学校での生活は、みなさんにとって、どうでしたか。
校長先生は、4月から、「みなさんにとって、楽しい学校にするには、どうすればよいか」を先生方と話し合い、これからお話しする3つのことを先生方と一緒にがんばってきました。

一つ目は、勉強して、今までわからなかったことをわかるように、できなかったことができるようになるという経験をたくさんさせようということです。
二つ目は、あたたかい心と思いやる心を育てようということです。これは、いじわるをしたりされたりしないことが大切で、自分がされたらどうかな?と自分の心に聞いて、行動することです。そうして、この学級で気持ちよくすごせるように思えることです。
三つ目は、今日も楽しいなと思って学校に来て、今日も楽しかったなと思って、学校から帰るようにしたいということです。家に帰るときに、「友だちと仲よく遊べた」「先生にほめられた」といい気持ちになれることです。
4月からくらべると、みなさんのようすは、とてもよくなりました。それは、教えてもらったことを実行できるようになってきたからだと思います。これがとっても大事なことです。

 古典の孔子に「学びて時に之を習う、亦説ばしからずや」という言葉があります。
この言葉は、「いろいろなことを教えてもらう。それを本当の自分の力にするためには、自分で何回も繰り返して勉強しなおす。そうすると、教えてもらったことが、自分にピタッとはりつく。」という意味です。今という時間は、もう戻ってはきません。時間を無駄にしてしまうのは、とてももったいないことです。自分の心に聞いて、学校でやったことをもう一度家でやり直してみる、そうして自分の体にピタッとはりつけて、自分の力にしてしまうことが大切です。

そして、この言葉は「朋有り、遠方より来る、亦楽しからずや」と続きます。
この意味は、「自分と同じように、いろいろなことを勉強したい、できるようになりたい。そう思っている人と一緒に勉強をすることは、とても楽しいことだ。みんなで、勉強するのは楽しいことだ。」ということです。
学校は、「勉強するところだ」というのは、みんなよく知っていますが、「みんなに楽しさを与えてくれる場所である」ことに気づいている人は少ないと思います。

 今日みなさんは、担任の先生から通知表「はげみ」をもらいます。校長先生は、先生方の書かれた「はげみ」の言葉を全部読みました。みなさんのすばらしいところがたくさん書かれていました。
よいところは、もっとのばして、わるかったところは、がんばれば、みなさんならきっとできるようになります。明日から秋休みになりますが、交通事故に合わないように、また、見知らぬ人に声をかけられたら「イカのおすし」で自分を守り、楽しいお休みをすごし、11日に元気に校長先生と会いましょう。

朝礼講話 「努力だ、勉強だ、それが天才だ。」

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おはようございます。今日は、野口英世のお話をします。

校長先生がなぜ野口英世が好きなのかというと、先生が幼稚園の時に、お母さんから「のぐちひでよ」の本を買ってもらったからです。
読むことはできなかったけど、さし絵を見て想像したりしていました。
小学生になったときに、もう少し詳しく書かれた本を買ってもらって、何回も読みました。

 みなさんは、野口英世のことを知っていますか?
野口英世は、明治から大正時代に世界で活躍した医学者です。
2歳の時に左手に、大やけどをして指がくっついてしまい動かなくなってしまいました。
小学校の時には友だちから「てんぼう。てんぼう。」とばかにされていました。
それでも、英世はそんなことにも負けずに、お手伝いや勉強を一生懸命しました。

 手を手術してもらって動くようになったときに、とても感動して「僕もすばらしい医者になりたい。」と思うようになったそうです。
でも、英世のお家は貧しく、お医者さんになる学校に行くことはできませんでした。
そこで、お医者さんのお家に住み込んで、ほかの人の20倍も30倍も働いたり、勉強したりしたそうです。
そうして、医者になる試験に受かり医学者になることができました。

 医学者になった英世は、アメリカにわたって、今までだれも研究していなかった「ヘビの毒」について研究して、世界で有名になりました。
有名になった英世は、「黄熱病」という病気の研究をしてたくさんの人々を助けました。
でも、黄熱病の研究をしている時に、自分もこの病気になってしまい、なくなりました。

 このように人の20倍も30倍も努力した英世は、「努力だ、勉強だ、それが天才だ。」という言葉をのこしています。

 どんなことでも、はじめからできる天才はいない。
努力して勉強して、天才になるのだと思います。校長先生は、みんなも天才になれると思います。脳細胞を使うか使わないかだと思います。
英世のように20倍、30倍とはいいません。
みなさんもいままでの2倍、3倍勉強してみましょう。漢字練習やドリルなど、1ページやっていた人は、2ページ、3ページやってみてはどうでしょう。心の勉強です。
みんなは、すばらしいものをもっていると信じていますから、今日からがんばりましょう。
これから少しずつ涼しくなり過ごしやすくなります。みんなも天才になれるよういっしょうけんめいがんばりましょう。

校長先生は5歳くらいから、野口英世のお話を読んでいますが、「もっと勉強しなければならないなあ。」「勉強は、死ぬまでやらなければならないなあ。」と思っています。

朝礼講話「心の勉強を」

 小学生の頃、校長先生は宿題忘れのチャンピオンでした。
教室には、宿題をしてきた子の表が掲示されていました。
他の子は、みんな○がついているのに、校長先生の欄は、いつも×ばかりでした。
そのころ、校長先生は、学校の授業もよくわからず、よそ見や、手悪さばかりしていて、勉強が苦手でした。

 5年生になった時、担任の先生から「ノート」を1冊わたされ、心の勉強が始まりました。
心の勉強というのは、「家に帰ってから、自分は勉強が必要なんだろうか、した方がいいのだろうか?」と自分の心に問うことから始まります。
「どんなことを勉強すればいいのか、どれくらいやればいいのか」は、自分が決めるのです。
そして、自分が決めた勉強をしていきました。
心の勉強ノートを先生に提出すると、シールがもらえました。
校長先生は、そのシールが増えていくのが楽しくなり、毎日心の勉強ノートに勉強していきました。
たくさんやったり、よい勉強をしたりすると、シールが2枚、3枚と多くなります。最高は、シール3枚でした。
「心の勉強ノート」にシールが増えてくるにつれ、授業も少しずつわかるようになり、勉強が楽しくなってきたのを覚えています。

 勉強は、少しずつやってみると、わかるようになり、楽しくなるのです。
校長先生は、6年生になっても、中学生になっても、高校生、大学生になっても、そして今でも「心の勉強」を続けています。

 心の勉強は、みなさんにもできます。今日授業でやったことや明日授業でどんなことをするのかという復習や予習、学校の授業で、もっと調べてみたいと思ったことを本やインターネットで調べたりすることです。また、計算や漢字の練習もしたりすることです。
だれでもやれば必ずできるようになります。ぜひ、心の勉強をしてみてください。きっと勉強が楽しくなると思います。

いじめ根絶をめざして

「いじめ根絶宣言」について話しました。

 朝礼で、子供たちに、「一人一人が、気持ちよく、安心して学校生活が送れることがなによりも大切です。そのためには、いじめは絶対許さない、しない」ことを約束しました。
いじめは、人間としてもっとも、卑怯な行為であり、人間として,大変恥ずかしい行為です。

次のようなことは、いじめです 。

 ★仲間はずれにする。無視する。陰で悪口を言う。
 ★からかう。悪口を言う。いやなことを言う。
 ★わざとぶつかる。たたく。蹴る。
 ★友達の物をとる。隠す。壊す。
 ★お店の物をとらせる。特定の人に暴力をふるわせる。
 ★「いじめの被害」を先生,家族,友達などに告げた人を攻撃する。など

いじめられた人の気持ちは、

  い → いやな気持ち
  じ → 自分が悪いのかな,不安で自信がもてない
  め → めいった気分
  な → 泣きたい
  く → くやしい
  そ → 疎外(仲間はずれ)され、ひとりぼっち
  う → うっとうしい
 
だから、「いじめ」で悩む人を作ってはいけない。そのためには、

  ・相手の立場に立って考えること
  ・相手の苦しみや悲しみを想像すること
  ・そして人間としてやるべきことをするのが、大切です。


箕郷東小学校いじめ根絶宣言

 わたしたちは、たのしい学校をつくるために、みんなでいじめをなくすことをめざし、つぎのことをせんげんします。

  ○わたしは、いじめやぼうりょくをしません。
  ○わたしは、いじめやぼうりょくをゆるしません。
  ○わたしは、ともだちをたいせつにします。


子ども一人一人の人権は、おかすことのできない権利です。
人権教育を全教育活動で行いたいと思います。
子どもさんが安心して学校生活が送れるように,「いじめはしない、許さない」ということを、ご家庭でもご指導していただければと思います。

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学校行事
3/12 卒業式練習(朝:在校生のみ)
3/13 卒業式練習(朝:在校生のみ)、箕郷中学校卒業式
3/14 卒業式練習(朝:在校生のみ)、養護教諭会
3/15 卒業式全体練習 (朝〜1校時)
3/18 卒業式練習(朝:在校生のみ)