第5回朝礼(22.08.30)
夏休みが終わりました。全員が元気にここにまた集まれたことはとてもうれしいことです。
この夏休みをちょっと振り返ってみましょう。そうすると、そこここに、皆さんのがんばった姿が見えてきます。
・夏休みが始まってすぐでしたが、5年生は臨海学校に行ってとても貴重な体験をしてきました。
・8月に行われた市の水泳大会に向けて強化練習に励んでくれた、4年生以上の人たちがたくさんいました。
・今も続いていますが、運動会に向けて鼓笛倶楽部に人たちはほとんど毎日、暑い音楽室や校庭で練習を続けてきました。
・多くの人たちが、プールに何回も通ってきて、中には10回以上も来た人が結構いるのではないでしょうか。
・少年野球やサッカーやミニバス、バレーボールなどのスポーツ少年団に一生懸命に取り組んだことも聞いています。
さて、校長先生は、いつものことではあるのだけれども、今年は特に「命」について考えることが多かった夏休みです。そのきっかけの一つは戦争のことです「太平洋戦争」という大きな戦争が昔行われたことは知っているでしょう。その戦争が終わって今年は65年目になります。この戦争の最後の時に広島と長崎に原始爆弾が落とされたことも知っているでしょう。それからも65年になるんですね。8月の上旬からお盆頃にかけて、戦争のことや原子爆弾のことを取り上げたてれび番組が多かったから、この中には家族の人といっしょに見た人もいるかもしれませんね。校長先生はいくつもの特集番組を見て、何十万、何百万という人の命を奪ってしまう戦争の怖さを考えながら、その戦争や原子爆弾によって命を奪われた人たちのことを考えました。
次に、今年はこれまでにない猛暑だったこともあって、水の事故と熱中症によって命を落とした人のニュースが多かったと思います。このうち、特に水の事故では子供たちに亡くなった人が多かったように思います。ちょっとし油断があってそのような事故に遭ってしまったのかもしれません。亡くなった人たち、子供たちのことは本当にかわいそうだなと思います。それと同時に、その子供たちのお父さんやお母さんや家族の人たちの気持ちも考えないではいられません。簡単な言葉では言い表せないくらい深い悲しみを味わっているのではないかと思います。
人間は、人によって持っているものがみんなちがいます。顔の形も体の大きさも、いろいろなことに対する能力も同じということは絶対にありません。でも、ただ一つ全員に共通していることがあります。それは、だれも「一つの命」を持っているということです。どんな人も「命」が一つしかもらえないことは同じなんですね。だから、人間は、自分の命も、他の人の命も何が何でも大事にしなくてはいけないんだと思います。これからも、いろいろな機会に「命」について考えていきたいですね。