保健集会「牛乳を飲んで、体をじょうぶにしよう」
11日の保健集会は、栄養士さんをお呼びしてお話を聞きました。
保健委員会では、これまでに安全な生活をおくるために、 ・ルールを守って、遊具をつかう ・ろうかを走らない ・思いやりの心をもって生活する ということを、お話してきました。でも、みなさんのけがが、あまり減ってきませんでした。 きょうは、ルールを守ること、思いやりの心をもつことも大切ですが、それ以上に大切なこと「ひとりひとりの体を丈夫にするには」というお話を、栄養士の中村先生からしていただきます。 中村先生のお話 じょうぶな体とくに歯や骨をつくるには、カルシウムが必要です。でも、カルシウムはそれだけではなく、カルシウム全体の1%ですが、神経や筋肉、心臓をよく動かすためにも必要な栄養素です。ちょっと覚えておいてください。 では、カルシウムが多く含まれている食品を知っていますか。カルシウムが多いのは、牛乳やチーズなどの乳製品、おとうふ、こまつな、ひじきなどにもたくさん含まれています。 一日に必要なカルシウムは、約700mgです。学校の給食では、この量の半分を取れるようにしています。毎日出ている牛乳は、1本で227mgのカルシウムを取ることができます。牛乳を残してしまうと、一日に必要な量が取れなくなってしまいます。牛乳のカルシウムは、体にとても吸収されやすいカルシウムです。また、牛乳には、体をつくるたんぱく質や粘膜をじょうぶにするビタミンB1もたくさん含まれています。牛乳は、みなさんの成長に必要な栄養のたくさん含まれた食品です。 カルシウムが体に取り込むのを助けているのが、ビタミンDやKです。ビタミンDは、きのこ類にたくさん入っています。ビタミンKは、納豆や葉のも野菜にたくさん入っています。 カルシウムが不足すると、骨が折れやすくなったり、けがもしやすくなったりします。骨粗しょう症といって骨がスカスカになる病気もあります。今から、カルシウムをとるようにしましょうね。 このように健康とみなさんの成長を考えて、給食に牛乳が出されていますが、給食の後たくさんの牛乳が残されています。それに、牛乳を半分捨てると、牛乳で汚れた水を魚がすめるようになるまできれいにするのに、1Lのペットボトル2800本分の水が必要になります。 給食の牛乳を残さず飲んでほしいと思います。冷たい牛乳が苦手の人もいると思います。アレルギーで飲めない人もいると思います。アレルギーでない人は、すこしずつかむように飲んでみましょう。少しずつ飲める量を増やして、飲めるようになってくださいね。牛乳を飲んでけがをしないじょうぶな体をつくりましょう。 最後に「牛乳○×クイズ」をしました。 Q1 牛乳には、カルシウムがたくさん含まれている。(○) Q2 給食の牛乳は、一日に50本以上のこったことがない。(×) Q3 牛乳が毎日給食にでるのは、骨をじょうぶにするためである。(○) Q4 牛乳がすきと答えたのは、6年生より1年生のほうが多い。(○) Q5 過去3年間のスポーツ振興センターのけがで、東小では頭のけがが多い。(×) 給食の牛乳の秘密がたくさんわかりましたね。給食は、栄養士さんが栄養のバランスを考えて、給食センターの方が心をこめてつくっています。残さず食べて、けがをしないじょうぶな体をつくりましょう。カルシウムたっぷりの牛乳を残さないようにしましょう。 |
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