朝礼 「ともだち」寒くなりました。風邪をひいている人もいると思います。2学期もあと2週間と少しになりました。うがいや手洗いをして風邪などをひかないで、元気にすごしてください。 11月の2日から12月の4日まで、箕郷東小学校では「人権月間」ということで、お友だちと仲よくして、楽しい学校生活を送れるように、いろいろな取り組みをしてきました。この間はレッドリボンを作りましたね。 この間テレビをなにげなく見ていました。今から5年前、1年生は1才ぐらい、6年生は1年生ぐらいだったと思います。日本のサッカーチームがワールドカップの南アフリカ大会でベスト8をかけた試合で、最後にPK戦になったときのことを放送していました。PK戦っていうのは置いたボールをゴールにけり入れます。そのときに日本のある選手が、失敗してしまいました。ゴールに入れられませんでした。ひとりだけ。それで日本が負けてしまいました。それを見ていた人の中には、インターネットやいろいろなところに、その選手のわる口を書いた人がいました。テレビやニュースなんかにも、そんなことがでました。どう思いますか、みなさん。負けたことはとっても残念ですよね。でも、失敗というのは、だれでもあることだよね。もしかしたらみんなもドッジボールとか体育の授業とかで、友だちが失敗したりした時に、「あー、あの子が失敗しなければな」というようなことを思う人がいるかもしれません。でもよく考えてみると、その人もいっしょうけんめいやっていたんだよね。だけれども、うまくできなかった。スポーツっていうのは、何のスポーツでも失敗というものがつきものです。すべてうまくいくというわけにはいきません。失敗して上手になる。その繰り返しです。だけどそういう書き込みをしたり、いじわるをいったりする人も、ほんの一部ですがいました。ほんの一部の心ない人のわる口が、その選手や家族をとっても苦しめることになります。でも失敗したその選手は、また次の試合で、日本代表になって出てきたときには、大きな拍手をもらって、スタンドに帰ってくることができました。同じ日本代表の仲間も、その失敗をした選手の肩を抱いて声をかけてあげていた人もいました。みなさんも、もしお友だちが失敗したときには、やさしく声をかけられる人になってほしいなって、そのテレビを見ているときに思いました。 今日は、この間、11月の2日に、みなさんに見せたいと思ったけれど、機械の調子がわるくて見せられなかった「ともだち」っていう本の紹介をします。 ここに書いてあるように谷川俊太郎さん、絵は和田誠さんの本です。知っている? 見たことある? この間きいたら、みなさんには、友だちがいるっていっていたよね。友だちっていうのは、どういう人かというと…、どういう人かな? 学校から帰るときに一緒に帰りたくなる人。それからどんな人が友だちなのかな?少し考えてみて。何かしているときに、待っていてくれる人。帰る時にも待っていてくれる人。もちろん、そうだよね、仲よく遊ぶ人。それから、何か困ったときに、相談できる人。みなさんには、相談できる人がいますか?なんか困ったときにみなさんは友だちに一番はじめに相談する? お父さんやお母さんより先に友だちに相談するという人も多いのではないかなと思います。 この絵はなんですか。カエルを女の子にくっつけようとしているのかな。こんなことをしたらどうですか。やだよねえ。もし友だちだったら、こういう人のいやがることをするのは、やめようということです。 これは何ですかねえ? 何かここに重いものを持とうとしている子がいるよね。ひとりではむずかしいけれども、重いものも二人だったら運ぶことができます。困っているときには、助けてあげる。こういったことをするのが友だちです。 これは何ですかねえ? 卓球しているねえ。こっちは?ひとりだよね。ひとりじゃつまらないよね。二人でやればおもしろいよね。ひとりぼっちじゃつまらないけれども、二人、友だちがいると楽しくなります。 これは何だろう? なんか劇をつくっているのかな? この間、4年生はお化け屋敷かなんかをいっしょうけんめい作っていたけれども。ひとりじゃできないことも、友だちと協力してやるといろいろなことができます。楽しいことができます。いっしょに遊ぶと楽しいよね。 これは何だろう? ひとりぼっちだね。仲間はずれにされたら、どうだろうね。やだよね。仲間はずれにすることはありませんか。大丈夫ですか? 友だちを仲間はずれにすることは絶対にだめです。 これは何だろうね? なんか笑っているね。こっちの子は、なんかさみしそうな顔をしているね。もし、何か失敗したときに笑われたらどんな気持ちになるだろう? だれだって失敗することがあるよね。そんなときは、みんなで笑うのではなくて、励ましてあげるんだよね。 これ何だろう? 何かひそひそ話をしているよね。内緒話をされるとどんな気持ちがしますか? いやな気持がするよね。何を話しているのだろう? 私のわる口をいっているのかなって。とってもいやな気持がします。 これはどうしたのだろう? なんか困っていますね。友だちが来なかったのかな? 約束の時間に。約束を破られたらどんな気持ちがしますか? いやだよね。友だちと約束したことは、必ず守ることが大事だよね。 これは何だろう? おこられているのかな。けんかしたのかな。こういう時には、自分の言いたいことは、はっきり言うことが大事です。いう前に手が出ちゃったとか、友だちをつきとばしたとか、そういうことをしないで、必ず自分の言いたいことをはっきり言ってください。それから相手の言うことを、きちんと最後まで聞いてあげてください。そうすると、大きなけんかにはなりません。 これ何だろう? 何かかげでこそこそしているね。かげ口。人のいないところで、だれか友だちのわる口とか、言ったことはありませんか? そういうことを言うのは、やめましょうということです。これは何でしょうか?いじわるをしているね。しかも大勢でやっているよね。ひとりを大勢でいじめるのは、ひきょうなことです。いじめです。絶対こういうことをしてはいけません。 じゃ、これは?あやまっていますね。悪かったなと思ったら、早くあやまるということがけんかにならないことです。わるかったなと思ったら、すぐにあやまりましょう。 あ、これは何でしょうか? 男の子が編み物をしているよね。女の子が工作しているよね。好きなことがちがっても、友だちは友だち。男の子だって編み物をしちゃいけないってことは、ないんだよね。女の子だって工作の好きな人がたくさんいます。そういったことで差別をしてはいけないっていうことだよね。 これは何だろう? 外国の人がいるね。言葉が通じなくても、友だちは友だちなんだね。 これは何だろう? 将棋をしているね。おじいちゃんとしています。年がちがっても、友だちは友だち。 これは何でしょうか? けがをしているみたいですね。どうしたらこういう子の手助けができるでしょうか? 会ったことがなくても、こういう子もみなさんの友だちなんです。この子の手を見てください、腕がこんなに細いでしょ。食べるものがないのかな? こういう子のために、みなさんは何をしてあげたらよいと思いますか? みなさんのできることを考えてみましょう。会ったことがなくても、この子も友だち。 これは何でしょうか? ひとりでさみしそうだよね。人間は、ひとりぼっちでは、生きていけません。いろいろな人と友だちになって、楽しく生活してほしいと思います。友だちっていうのは素晴らしい仲間です。 ここで谷川俊太郎さんの詩を1つ紹介します。 ともだちと てをつないで ゆうやけを みた ふたりっきりで うちゅうに うかんでる―― そんな きがした ともだちと けんかをして うちへ かえった こころの なかが どろで いっぱい―― そんな きがした ともだちも おんなじ きもちかな お友だちを大切にしてくださいね。今朝は、「ともだち」っていう本を紹介しました。人権月間は終わってしまいましたが、ぜひ、ひとりひとりクラスのお友だちを大切にして、そしてクラスの友だちだけでなくて、世界中のいろいろな人とお友だちになってほしいと思います。終わります。 緊急時の集団下校本校では、保護者にメール配信し注意をうながすとともに、5校時で終了の1年生の子どもたちの下校には、教職員が手分けをしてパトロールをしたり、2年生以上の子どもたちは6校時が終わった後、集団下校を行い教職員がパトロールをしたりしました。また、放課後補充学習の子どもたちは終了後、同じ方面で集まって下校し、教職員がつきそいパトロールをしました。 土、日のお休み中、月曜日の登校など、安全には充分気をつけてください。 おむすびを作りました。
5年生は、家庭科でご飯を炊きました。
この調理実習に使ったお米は、5年生が6月はじめに「田植え」をし、10月に「稲刈り」したお米です。お米をとぎ、吸水している間に「ご飯の炊き方(火加減)」を確認しました。ガスコンロ火をつけ、お米がガラスのお鍋の中でご飯に変わっていく様子を観察しました。ふっくら炊き上がったご飯をお椀にもり、おむすびにして食べました。ほかほかのおむすびは、とってもおいしかったです。 |
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