サケの卵飼育日記【4】
ここ数日は、とっても寒かったせいで、水槽の水温も10度を下回りました。そろそろ卵の中でも動きがあるようです。殻を破って頭を出しているサケを見つけました。なんとか無事に育って欲しいと思いますが、すべての卵が孵化できるわけではありません。弱い生き物は、たくさんの卵を産んで次の命を残しますが、大海原を旅する【マンボウ】は、3億個の卵を産むそうです。そのうち成魚になれるのは、わずか1〜2尾という、とっても厳しい世界なのです。水槽の中でもこれ以上生きられない「死卵」が見つかります。早めに取り除かないと、カビが生えて他の卵を巻き込んでしまうので、毎日注意深く観察することが必要です。「死卵」は、白濁(卵が白くなって中が見えなくなる状態)するので、見分けがつきます。子どもたちの持ち帰った卵はどんな状態でしょうか。
|
|