注1

倉賀野尋常高等小學校々歌

群馬縣師範學校教諭 下平末藏先生 作歌
東京女子体操音樂學校講師 太田勘七先生 作曲


轍たがへず 一すぢに 時を守りて よるひるに
とくとく走る 汽車こそは 規律を人に 教ふなれ


木の葉をくぐり 岩にふれ 折れて砕けて 末つひに
大海に入る 烏川 努力を人に 教ふなり


赤城の山の 春がすみ 青葉もみぢ葉 白雪と
よそひたがへぬ さま見れば 禮儀は人の 道ぞかし


めぐる月日の よどみなく 春に咲かざる 花やある
秋に實らぬ 稲やある げに正直は 人のみち


鮎は瀬に住み 鳥は木に 人はなさけの かげにとや
互にむつむ したしみて 親切つくすは 人の道