2021 12月の給食

1日(水)

1201

今日の給食は五目ごはん、牛乳、がんもの含め煮、ごま和え、じゃがいものみそ汁です。給食を感謝していただき、楽しい給食時間を過ごしましょう。
 五目ご飯は、具をまぜてたくご飯のこと。関西では、かやくめし・かやくご飯ともいいます。塩・しょうゆ・酒などで味をつけます。五目といっても必ずしも5個の具が入っているわけではありません。季節や用途により入っているものが違います。今日はとり肉・にんじん・ごぼう・干ししいたけ・油揚げ・ひじき・いんげんの7個をしょうゆ・みりん・酒で煮込んだ具をまぜてみました。
 栄養がたくさん入ったご飯を食べて元気な体を作ってくださいね。混ぜご飯は残ることが多いので、残さず食べるようにしましょう。

2日(木)

1202

今日の給食はココア揚げパン、牛乳、ワンタンスープ、小松菜・ごまツナ・サラダです。給食を感謝していただき、楽しい給食時間を過ごしましょう。
 小松菜サラダは「小松菜」と「ごま・ツナ」が入っています。小松菜と「ごま・ツナ」は読んだ音がちょっと似ていますね。小松菜は東京都江戸川区小松川が原産なので、小松菜という名前がつきました。昔は冬場に収穫されるので冬菜とも呼ばれていました。五代将軍綱吉が江戸小松川村に鷹狩りに見えたとき、この冬菜を汁に入れて献上したところ、たいそう喜ばれ、この冬菜に土地の名を幕府からいただいたという立派な由来です。
 そして小松菜は栄養価が高い野菜です。カロテン、ビタミンB1,や、カルシウム、鉄分を多く含みます。買うときは、葉っぱの緑色が濃く、小ぶりで小さい葉っぱのものがいいそうです。お家でも積極的に食べましょう。

3日(金)

1203

今日の給食はブイヤベースdeスープパスタ、牛乳、ビーンズサラダ、ブルーベリーヨーグルトです。給食を感謝していただき、楽しい給食時間を過ごしましょう。
 ブイヤベースとは魚介類のたくさん入ったトマトのスープです。フランス料理で、世界三大スープのひとつだそうです。ちなみに世界三大スープは他にトムヤムクン、フカヒレスープ、ボルシチの4つあるそうです。給食ではブイヤベースに「たら」「いか」「えび」を入れて、スープパスタにしました。今日は2年生が校外学習のため、パンをつけず、一人分のスパゲティの量を増やしました。魚介のうまみを味わいながら今日も残さずいただきましょう。

6日(月)

1206

今日の給食は菜めし、牛乳、あじフライ、のり酢和え、田舎汁です。給食を感謝していただき、楽しい給食時間を過ごしましょう。
今日は和食献立の日です。和食のマナーを守って美しく食べることができているでしょうか?
ごはんの位置や汁の位置はもちろん、正しい位置に置くことができていますよね。配膳されたままでなく、自分の席に着いたら、正しい位置に直しましょう。 
今日は手前の左側に「菜めし」、手前の右側に「田舎汁」です。きちんと習慣づけば、逆に置いてあると違和感を覚えるようになります。
ごはん茶碗も手に持って、箸を正しく使い、頭を上げ、姿勢をまっすぐにし、美しく食事をしましょう。食事のマナーとは 、おいしく食べるためのルールのことです。 周りの人も自分も気持ちよく食べることができるように、マナーを守って食べる習慣をつけましょう。

7日(火)

1207

今日の給食は食パン、牛乳、いちごジャム、チキンのマスタード焼き、ミネストローネ、れんこんサラダです。給食を感謝していただき、楽しい給食時間を過ごしましょう。 
みなさん、朝食は食べてきましたか?今日は、朝食がなぜ大切なのかお話したいと思います。脳は人間のからだの中で最も重要な働きをしています。24時間にわたって脳を快調に機能させるには、食事から必要となる栄養素をとって供給しなければなりません。そのために最も大切なエネルギー源となるものは何でしょうか?答えはブドウ糖です。脳はエネルギーを大量に消費する臓器で、一日に約300キロカロリーを消費すると言われています。脳のエネルギー補給のためにも、記憶力をよくするためにも、人間は1日3食、決まった時間に食事をする必要があります。朝食を抜いてしまうと、夕食から次の日の昼食まで何も食べないことになり、脳がエネルギー不足を起こしてしまいます。なぜなら、一回の食事で貯えることのできるブドウ糖は約12時間だからです。また、朝食を抜くと体のリズムが夜型になり、朝に脳が十分に機能しません。そのため脳のためにも朝食はとても大切なのです。

8日(水)

1208

今日の給食はご飯、牛乳、ハヤシライス、アーモンドサラダ、夢オレンジです。給食を感謝していただき、楽しい給食時間を過ごしましょう。 
突然ですが、なぞなぞです!レンジはレンジでも食べられるレンジはなーに?
答えはオレンジです。簡単でしたね。今日の果物は夢オレンジという品種のオレンジです。夢オレンジは愛媛県で生まれました。「南香」という「みかん」と「天草」というオレンジを交配させた柑橘類です。
木になっている状態で、しっかり完熟させているので糖度が高く、酸味が少なく、上品な味わいなのが特徴です。この夢オレンジは皮が薄くて、果肉がぷるぷる、ゼリーのような食感です。味わってみてください。  

9日(木)

1209

今日の給食は背割れコッペパン、牛乳、塩ねぎ焼きそば、ひじきサラダ、スーミータンです。給食を感謝していただき、楽しい給食時間を過ごしましょう。 
今日の塩ねぎ焼きそばにも入っている、「長ねぎ」についてお話します。「ねぎ」はもともと冬場の野菜です。寒さで、風味や甘みが増します。「ねぎ」は昔から、関東では主に白い部分を食べる「白ねぎ」が栽培され、関西では緑の葉の先端部まで食べられるやわらかい「青ネギ」が栽培されていました。日本の東と西では「ねぎ」の食文化に違いがありました。ねぎの原産地の中国では「体を温め、疲労を回復する薬用の植物」とされており、風邪の予防に効果のある野菜です。「ねぎ」は「玉ねぎ」と同様に、においのもとである硫化アリルを含んでおり、このにおいは体温を上昇させ、殺菌作用があります。風邪のときに「ねぎを首にまく」のもこの硫化アリルのためだそうです。
ねぎにはすごいパワーがありますね。今日は背割りコッペパンに焼きそばをはさんで、焼きそばパンにして食べるとおいしいですよ。パンも残さずいただきましょう。

10日(金)

1210

今日の給食は麦ご飯、牛乳、マーボー大根、春雨サラダ、わかめスープです。給食を感謝していただき、楽しい給食時間を過ごしましょう。 
今日の麻婆豆腐は、大根を入れた「麻婆大根」です。大根は冬が旬の野菜で、今がいちばんおいしい時期です。旬の大根はビタミンCなどの栄養価が高く、甘みがあってとてもおいしいです。形、色、大きさ、味により品種もさまざまで、巨大なカブのような「桜島大根」や煮崩れしにくい「三浦大根」、辛みが強い「辛み大根」、首が緑色で甘みが強い「青首大根」などが有名です。最みの少ない「青首大根」が多く出回っています。
マーボー豆腐に大根!?と思うかもしれませんが、これが意外に合うのでぜひ味わってみてくださいね。食わず嫌いは人生の損です。何でも挑戦し、豊かな人生を送ってください。

13日(月)

1213

 今日の給食は麦ご飯、牛乳、マーボー大根、春雨サラダ、わかめスープです。給食を感謝していただき、楽しい給食時間を過ごしましょう。 
五目豆はどんな材料が入っているかわかりますか?全部で7種類の材料が入っています。
大豆、ごぼう、にんじん、さつま揚げ、こんぶ、枝豆、こんにゃくの7種類です。ごぼうも、にんじんも、さつま揚げも、給食技士さんたちが、形をそろえて四角に切ってくれました。
 大豆は高崎産の大豆を、朝から水で戻し、じっくり煮てやわらかくします。
 五目豆だけでも、みなさんにおいしく食べてもうらえるような工夫がたくさんつまっています。
毎日ひとつひとつの料理に給食室で思いをこめてつくっています。味わって残さず食べてもらうのが一番うれしいです。

14日(火)

1214

今日の給食はクリームサンド、牛乳、冬野菜のポトフ、ツナサラダです。給食を感謝していただき、楽しい給食時間を過ごしましょう。 
冬野菜のポトフにも入っている、「ブロッコリー」ですが、原産地はイタリアを中心とした地中海海岸で、日本には明治時代の初期に渡来したといわれています。カリフラワーと同じ種類の野菜でキャベツの変種です。ブロッコリーは、がん予防、かぜ予防に欠かせないビタミンCをレモンの2倍、じゃがいもの7倍含み、100g食べると一日の摂取量がまかなえると言われています。その他、カロテン、ビタミンB2、カルシウム、食物せんいを豊富に含んでいるので、皮膚や粘膜の抵抗力を高めたり、血糖値を正常に保つ等の働きがあります。ブロッコリーを選ぶ時のポイントは、つぼみが固く、中央がこんもりと盛り上がっているものを選びましょう。
今日は冬野菜のポトフで身も心もあったまってくださいね。

15日(水)

1215

今日の給食は麦ご飯、牛乳、キムチ丼、中華スープ、春巻きです。給食を感謝していただき、楽しい給食時間を過ごしましょう。 
「春巻き」は、日本でも人気のある料理で、中国料理の「点心」の一つです。中国では、「飲茶」として食べられているそうです。名前の由来は、節分の翌日の立春に、新芽が出た野菜を具として作ったことから「春巻き」と呼ばれるようになりました。
ここで「春巻き」クイズです!日本語では漢字で春を巻くと書いて「春巻き」ですが英語では何と呼ばれているでしょう?
1 スプリングロール
2 チャイナロール
3 フライングロール
正解は1の「スプリングロール」です。英語圏では「春巻き」をそのまま「スプリングロール」と直訳して呼ばれているそうです。
ちなみに、ベトナム料理の「生春巻き」は「サマーロール」と呼ばれているそうです。いつも口にしている食べ物の名前も、調べてみるとおもしいですよ。

16日(木)

1216

今日の給食はソフトフランスパン、牛乳、ブラウンシチュー、フェットチーネ、花野菜サラダです。給食を感謝していただき、楽しい給食時間を過ごしましょう。 
今日はおしゃれなメニューです。フェットチーネはパスタの一種です。パスタの種類は、500種類以上あるそうです。古代ローマ時代が起源と言われ、その地方によって同じ種類でも呼び方が違う場合もあります。料理の特徴によって使い分けられていますので、食べる時に気にしてみると楽しいですよ。
フェットチーネは平たく薄い形が特徴です。群馬県おっきりこみにも似ていますね。クリームソースなどの濃厚なソースと相性がいいそうです。今日はブラウンシチューとからめてお召し上がりください。

17日(金)

1217

今日の給食はご飯、牛乳、にしんの甘露煮、あったま汁、おかかあえ、みかんです。給食を感謝していただき、楽しい給食時間を過ごしましょう。 
 ♪もういくつ寝るとお正月〜♪約2週間後はお正月ですね。
お正月といえば、おせち料理。お正月には、新しい1年を実り豊かにしてくれる「歳神様」をそれぞれの家にお迎えしますが、おせち料理を神様にお供えし、神様と同じ物を食べることで、1年を元気にすごすエネルギーを分けてもらう、という意味があります。昔から、料理の一つひとつに、さまざまな願いをこめて作り、大切に食べられてきました。その中のひとつ、「数の子」を知っていますか?
実はあの黄色い「数の子」は、今日の給食にもある「にしん」の卵なのです。にしんは、体長が30?ほどのニシン科の魚です。その卵を塩漬けにしたものが「数の子」です。昔は北海道を中心に、「にしん」がたくさんとれたのですが、今では漁獲量が減り、一時は幻の魚になりました。今日はしょうゆやみりんに多めの砂糖で甘く味付けした、甘露煮です。味わって食べてください。

20日(月)

1220

今日の給食は麦ご飯、牛乳、ポークカレー、フレンチサラダ、りんごです。給食を感謝していただき、楽しい給食時間を過ごしましょう。 
 カレーの日はいつもより、ごはんを少し多めにしています。みなさん、気がつきましたか?カレーは人気の給食なので、おかわりし過ぎて「たらふく」にならないように注意してくださいね。
ちなみに「たらふく」って、どういう漢字を書くか知っていますか?「たらふく」は魚のタラに、お腹のハラで「鱈腹」と書きます。ちなみにタラは、さかなへんに雪です。そう、鱈は文字どおり、雪が降る季節においしくなる冬が旬の魚です。鍋料理などによく使われます。
鱈は口が大きく、どんなものでもよく食べるので、お腹が大きくふくれあがっているそうです。その姿から「たらふく」の当て字になったとされているそうです。
しかし、「たらふく」の語源は鱈の腹からではなく、「足りる」など「十分になる」意味の言葉からきているそうです。
あら、カレーの話から脱線してしまいましたね。今日は今年最後のカレーです。よく噛みしめながら楽しんで食べてもらえたら嬉しいです。

21日(火)

1221

今日の給食は麦ご飯、牛乳、鶏の唐揚げ、チンゲンサイと舞茸の和え物、けんちん汁です。給食を感謝していただき、楽しい給食時間を過ごしましょう。 
 今日のけんちん汁は「こんぶ」でだしをとっています。
ここでクイズです!「こんぶ」は日本のある特定の地域で多くとれます。その地域とはどこでしょう?次の3つから4選んでください。
?北海道  ?千葉県  ?沖縄県 
答えは?の北海道です。日本でとれるこんぶの90%以上は、北海道産のものです。江戸時代の後期に漢方薬として中国に輸出されていました。その船が富山県や沖縄県などに立ち寄ったことで、こんぶは日本全国で食べられるようになったそうです。種類も多く、マコンブ、ホソメコンブ、リシリコンブ、ミツイシコンブなどがあります。こんぶの王様と言われるマコンブは2年で長さが1.5メートルから3メートルにも成長するそうです。
こんぶは漁師が小さい船に乗って、長い「さお」のような道具を使って巻き付けてとります。収穫したこんぶは太陽の下で干すことでうま味が増し、料理や「だし」に使われます。和食にはかかせませんね。これからお正月料理にも使われることが多いので、探してみてくださいね。

22日(水)

1222

今日の給食は冬至うどん、牛乳、白菜のゆず香り和え、かぼちゃの蒸しパンです。給食を感謝していただき、楽しい給食時間を過ごしましょう。 
 今日は冬至です。冬至は1年のうちで最も昼の時間が短く、夜が長い日です。明日から、だんだんと昼の時間が長くなります。このことから、昔の人は「太陽がよみがえる日」と信じていました。冬至をさかいに、人びとの力も戻ると考え、ゆず湯に入って体をきれいにし、栄養豊富なかぼちゃなどを食べて力をつける習慣ができたそうです。また、冬至には、名前に「ん」が付く食べ物を食べると、運がよくなると言われています。今日の冬至うどんは、この「ん」がつく食べ物がたくさん入っていますよ。探してみてね。そして、あえ物にも入っている「ゆず」は、とてもいい香りが特徴ですね。ゆずの香りは体をリラックスさせてくれたり、集中力がでたり、体を温めてくれたり、たくさんの良い効果があるそうです。
みなさんも今日の給食を食べて、力をつけて、来年もいい年が迎えられるようにしましょう。
冬休みまで後3日、給食も残さず食べて、元気に楽しく過ごしてください。

23日(木)

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今日の給食はコッペパン、はちみつ、牛乳、さばの香草パン粉焼き、スイートポテトサラダ、大豆と白菜のコンソメスープです。給食を感謝していただき、楽しい給食時間を過ごしましょう。 
 給食に毎日出るものがあります。なんだかわかりますか?そうです。牛乳です。今日は牛乳についてお話したいと思います。どうして、給食に牛乳が毎日出るのか、みなさんは知っていますよね。そうです、カルシウムがたくさんふくまれているからです。骨が成長する成長期にとってカルシウムはとても大切な栄養素のひとつです。カルシウムは、骨や歯を強くする働きがあります。成長期の今、たくさんのカルシウムを蓄えておかないと、年をとってから丈夫にしたいと思っても手遅れです。カルシウムが骨になるには「きのこ」などに含まれるビタミンDも欠かせません。一緒に食事でとるように意識しましょう。他には、イライラを鎮める働きがあります。牛乳にはカルシウムの他にも、体をつくるたんぱく質も含まれています。アレルギーで牛乳が飲めない人は、牛乳のかわりに小魚などもおすすめです。冬休みになり、給食が無いと、牛乳を飲まない人も多いのではないでしょうか?成長期に必要な牛乳です。冬休み中も、毎日欠かさずに飲みましょう!

24日(金)

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今日の給食はチキンドリア、牛乳、オニオンスープ、アーモンドと豆のサラダです。給食を感謝していただき、楽しい給食時間を過ごしましょう。 
 今日はクリスマスメニューです。チキンドリアは、カレー味のごはんを作り、チキンの入ったホワイトルーをかけ、その上にチーズをかけてご飯の容器ごと焼きました。今年最後の給食です。よく味わって楽しく食べてください。
 明日から冬休みです。休み中に、お正月などの行事もあり、楽しい時間を過ごせそうですが、食べ過ぎや栄養の偏りに注意しましょう。
休み中は生活リズムが乱れがちです。生活リズムが乱れてしまうと体の中にある「体内時計」が正常に働かなくなり、頭がぼーっとしたり、食欲がでなかったり、睡眠障害をおこしたりなど様々な問題を引き起こします。また、心にも影響が出てきてしまいます。生活リズムをととのえるためには、朝・昼・夕と決まった時間に食事をすることが効果的です。楽しく充実した冬休みにするためにも、生活リズムもととのえ、3学期には、元気な顔で会えることを楽しみにしてます♪