2022 9月の給食

2日(金)

9/2

今日の給食は麦ご飯、牛乳、ハヤシライス、フレンチサラダ、シュワシュワポンチです。給食を感謝していただき、楽しい給食時間を過ごしましょう。
2学期の給食が始まりました。夏休み中は元気に生活できたでしょうか?栄養バランスの整った食事ができたでしょうか?
一昨日(おととい)8月31日は、語呂合わせで8・3・1「野菜の日」でした。学校給食には野菜がたくさん使われています。野菜には、ビタミンや食物繊維がたくさん含まれ、夏の暑さで疲れた体に栄養補給して、元気を回復させてくれます。みなさんは夏休み中、野菜をたくさん食べられましたか?
夏の疲れが出やすい頃です。食事をよくかんでしっかりとって、学習や運動などがんばりましょう。

5日(月)

9/5

今日の給食はキムチ丼、牛乳、わかめと豆腐のスープ、切り干し大根のナムルです。給食を感謝していただき、楽しい給食時間を過ごしましょう。
切り干し大根は、大根を切って干した乾燥野菜です。縮めて「切り干し」とも呼ばれます。西日本では、「千切り大根」とも呼ばれ、京都では「軒(のき)しのぶ」とも言われます。また、縦に四つ割りにしたものは「割り(わり)干し大根」、大根をゆでてから干したものは「ゆで干し大根」、寒い風と氷点下になる気候を活かした「凍(し)み大根」や「寒干(かんぼ)し大根」もあります。干すことで長期保存ができるだけでなく、甘みや栄養が増えます。カルシウム・鉄分・食物繊維などが、多く含まれていますよ。
 多くの呼び名で日本人に親しまれてきた「切り干し大根」を今日は白滝(しらたき)を入れてナムルにしました。美味しく食べてください。

7日(水)

9/7

今日の給食は元気パワー丼、牛乳、ごぼうサラダ、鶏汁です。給食を感謝していただき、楽しい給食時間を過ごしましょう。
元気パワー丼は名前のとおり食べると元気なパワーがわいてくるメニューです。
具材には、豚肉や厚揚げが入っています。豚肉ではたんぱく質やビタミンB1が補給できます。ビタミンB1は炭水化物をエネルギーに変えるのに必要なビタミンです。ごはんなどのエネルギーの源が、エネルギーとして体内で働くのに役立ち、元気やパワーが出ます。
 厚揚げには、たんぱく質や鉄分が多く含まれています。鉄分は、血液中に含まれていて、貧血を防ぎます。貧血になると、めまいや立ちくらみなどの症状が出てきます。貧血を防いでいつも元気でいたいですね。好き嫌いなく、何でも食べて、健康で楽しく毎日を過ごしてください。

8日(木)

9/8

今日の給食はこめっこぱん、牛乳、冷やし中華、鶏肉と大根のさっぱり煮、梨です。給食を感謝していただき、楽しい給食時間を過ごしましょう。
 今日は梨が出ています。梨にはタンパク質を分解する消化酵素のプロテアーゼを含んでいます。料理に使えば肉を柔らかくする事ができ、食後のデザートに梨を食べる事で消化を助けます。
また、梨には夏バテなど疲労回復に役立つアミノ酸の一つアスパラギン酸がたくさん含まれています。
 夏の疲れが出やすい時期ですから、何でも食べてバランスの良い食事をして健康管理に努めましょう。
今日の梨も、給食技士さんたちみんなで協力して、90個の梨を一生懸命むきました。みんなの目の前には、梨ひとかけらですが、大変な苦労が隠れています。残さずいただきましょう。

9日(金)

9/9

今日の給食はご飯、牛乳、さんまのおろし煮、ゴーヤチャンプルー、さつま汁です。給食を感謝していただき、楽しい給食時間を過ごしましょう。
ゴーヤチャンプルーは沖縄県の郷土料理です。ゴーヤはきゅうりやすいかなどと同じウリ科で、別名「つるれいし」や「にがうり」といいます。皮にたくさんのコブがあるのが特徴で、未熟なうちに食べるので苦みがあります。熟すと、赤黄色に変わり、やわらかくなります。苦みが強い「種」と「わた」を取り除いて調理します。薄切りにして塩もみをすると苦みが薄くなります。
しかし、この独特な苦みには栄養があり、夏に疲れた身体にはとても効果的です。苦手な人もぜひ食べてみてくださいね。

12日(月)

9/12

今日の給食はご飯、牛乳、鯖のカレー焼き、五目豆、にらのみそ汁です。給食を感謝していただき、楽しい給食時間を過ごしましょう。
五目豆はどんな材料が入っているかわかりますか?全部で7種類の材料が入っています。
大豆、ごぼう、にんじん、さつま揚げ、こんぶ、こんにゃくの6種類です。ごぼうも、にんじんも、さつま揚げも、給食技士さんたちが、形をそろえて四角に切ってくれました。
 大豆は高崎産の大豆を、朝から水で戻し、じっくり煮てやわらかくします。
 五目豆だけでも、みなさんにおいしく食べてもうらえるような工夫がたくさんつまっています。
毎日ひとつひとつの料理に給食室で思いをこめてつくっています。味わって残さず食べてもらうのが一番うれしいです。

13日(火)

9/13

今日の給食はココアパン、牛乳、ジャージャー麺、レタスと卵のスープです。給食を感謝していただき、楽しい給食時間を過ごしましょう。
 降水量の少ない中国北部では小麦やとうもろこしを作る畑作(はたさく)が盛んです。小麦粉で作られるラーメンやしゅうまいなどは、中国北部で多く食べられています。 現在のラーメンのような黄色い麺が作られたのは「かんすい」が発見されたからです。この「かんすい」が含まれた水で小麦粉をこねたところ、小麦粉のフラボノイド系色素が黄色に発色し、コシが強く、なめらかで、更に麺が縮れるという変化も現れました。
 ジャージャー麺は、ゆでた中華麺に肉みそをかけて、いただきます。今日は、いろいろな野菜を入れて栄養バランス良く作りました。残さず食べましょう。

14日(水)

9/14

 今日の給食はご飯、牛乳、鶏肉と夏野菜の揚げ煮、ごま香るキャベツの浅漬け、みそ汁です。給食を感謝していただき、楽しい給食時間を過ごしましょう。
 今日の「鶏肉と夏野菜の揚げ煮」は甘じょっぱいですが、この甘さには秘密があります。砂糖の甘さだけでなく隠し味にあるものを使いました。そのあるものとは何でしょう?よく味わって次の3つから選んでください。
?練乳  ?はちみつ  ?オレンジジュース
正解は?のはちみつです。
「はちみつ」は、「みつばち」が花から採取した蜜(みつ)を巣箱に貯めた天然の甘味料です。レンゲ、アカシア、ミカンなど耳にしたことがあると思いますが、はちみつにはたくさんの種類があり、「みつばち」が採取する花によって色も風味違います。
 はちみつは脳のエネルギーになるブドウ糖のほか、体の調子をととのえるビタミン類、体をつくり、様々な体の代謝に必要なアミノ酸も含みます。天然の甘みを楽しんで食べてみてください。

15日(木)

9/15

 今日の給食はソフトフランスパン、牛乳、トマトとツナの冷製パスタ、豆豆サラダ、オレンジゼリーです。給食を感謝していただき、楽しい給食時間を過ごしましょう。
今日の「トマトとツナの冷製パスタ」は夏のパスタメニューです。給食は食中毒防止のため、その日に野菜が納品され、お昼にみなさんに給食を出すまで、間に合うように作ります。前の日に作っておくことができません。冷製のパスタは麺も具も加熱した後に、冷やさなければならないので給食室は大忙しです。トマトやズッキーニなど夏野菜を炒め、トマトジュースを使ってソースを作りました。
今や身近な食材となったズッキーニですが、日本で食べられるようになったのは約30年前からと比較的新しい野菜です。見た目はきゅうりに似ていますが、実はかぼちゃの仲間です。皮もやわらかいので皮ごと食べる事ができます。甘みがあるので、輪切りにしてオリーブオイルで焼いて、塩をつけて食べるのもおすすめです。ぜひ試してみてくださいね♪

16日(金)

9/16

 今日の給食は菜めし、牛乳、さんまの蒲焼き、海苔酢和え、田舎汁です。給食を感謝していただき、楽しい給食時間を過ごしましょう。
さんまの蒲焼きは、皆さんに人気の料理です。「揚げたさんまに甘辛いタレをからめます。
さんまなどの背の青い魚は、良質の油を含みます。DHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(えいコサペンタエン酸)は、血液の流れを良くして、生活習慣病を防いだり、脳の働きを良くしたりします。
さんまの蒲焼きは、ご飯のおかずによく合いますね。給食を美味しく食べて、健康で過ごしましょう。

20日(火)

9/20

 今日の給食はブランコッペ、牛乳、ポークビーンズ、ツナサラダ、フルーツヨーグルトです。給食を感謝していただき、楽しい給食時間を過ごしましょう。
今日のポークビーンズに入っている豆は何か分かりますか?
・・・・そうです、「大豆」です。
大豆の原産地は中国北部といわれ、なんと約4000年以上前から栽培されていたそうです。日本に伝えられた時期は定かではありませんが、『古事記(こじき)』にも大豆に関する記述があり、かなり昔からあったことがわかります。昔から特に大事にされていた穀物(こくもつ)を五穀(ごこく)と言いますが、大豆はその五穀の一つになるほど、重要な作物でした。現代でも、大豆は味噌や醤油などの調味料をはじめ、豆腐、納豆、油など多くの製品が作られていますよ。身近な大豆製品を探してみてくださいね。

21日(水)

9/21

 今日の給食はけんちんうどん、牛乳、おはぎ、天ぷら、ごまあえです。給食を感謝していただき、楽しい給食時間を過ごしましょう。
明後日の9月23日は秋分の日です。秋分の日前後それぞれ3日間を含めた1週間を秋のお彼岸(ひがん)といいます。お彼岸はご先祖様(ごせんぞさま)の供養(くよう)をします。秋のお彼岸には「おはぎ」を食べる風習があります。春のお彼岸に食べるのは「ぼたもち」といいます。秋は萩(はぎ)の花が咲く季節だから「おはぎ」、春は牡丹(ぼたん)の花が咲く季節だから「ぼたもち」といいます。同じあんころ餅ですが、食べる季節によって名前が違うのはおもしろいですね。
 「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉があります。暑かった夏も去り、涼しく過ごしやすい季節になります。食生活をしっかりして、学習に運動に頑張りましょう。

22日(木)

9/22

 今日の給食はパーカーハウス、牛乳、焼きハンバーグトマトソースかけ、アーモンドサラダ、ABCスープです。給食を感謝していただき、楽しい給食時間を過ごしましょう。 
今日はアーモンドサラダが出ています。アーモンドは木の実の仲間で、脂肪をたくさん含みます。若さを保つビタミンEも多く含まれ、血液の流れをよくするなどの働きがあります。
それではここで、アーモンドに関するクイズを出します。アーモンドの花は、黄色である。○でしょうか、×でしょうか
答えは×です。アーモンドの花は黄色ではなく、桜のような、うすいピンクの色です。世界のアーモンドの80%を生産する、アメリカのカリフォルニア州では、春になると桜のようなアーモンドの花が満開になるのだそうです。
アーモンドは、大変かみごたえがある食べ物ですね。今日の給食も、よくかんでいただきましょう。給食の後は、歯磨きも忘れずにね♪

26日(月)

9/26

 今日の給食は高崎駅弁当、牛乳、ひじきサラダ、わかめの辛みスープ、オレンジです。給食を感謝していただき、楽しい給食時間を過ごしましょう。
高崎駅弁当は、高松中校区の小中学校の栄養士と給食技士(ぎし)が集まって行った、地区別料理講習会(ちくべつりょうりこうしゅうかい)で考案された料理です。 日本で最初に駅弁を売り始めたのは高崎駅だという説もあるほど、高崎駅の駅弁には古い歴史があります。北陸新幹線も開通し、ますます賑わう高崎駅を身近に感じてもらえるよう、高崎駅にちなんだメニューを考えました。
高崎駅弁当は駅弁をイメージした丼料理です。しょうゆを入れて炊いた「さくらめし」と鶏肉、ごぼう、にんじん、たけのこ、しいたけ、チンゲン菜、うずら卵などのたくさんの具材を楽しんでください。

28日(水)

9/28

 今日の給食は麦ご飯、牛乳、秋なすのポークカレー、茎わかめサラダ、冷凍みかんです。給食を感謝していただき、楽しい給食時間を過ごしましょう。
秋ナスは、夏に取れるナスと違い、皮が薄く、種が少なく、身が引き締まっていいます。ほとんどが、水分ですが、炒め料理や煮物にするととても美味しいです。ナスの鮮やかな紫色はポリフェノールの一種でアントシアニンという色素成分です。このアントシアニンは体が酸化するのを防ぐ作用があり、生活習慣病などの予防にも役立つことがわかってきました。
 今日は給食でも人気のカレーの主役にしてみました。味わって食べてください。

29日(木)

9/29

 今日の給食はコッペパン、牛乳、ソース焼きそば、スーミータン、棒々鶏(バンバンジー)サラダです。給食を感謝していただき、楽しい給食時間を過ごしましょう。
 バンバンジーは漢字でどう書くでしょう?正解はきへんの「棒(ぼう)」が2つに「とりにく」の「とり」と書いてバンバンジーです。漢字の由来は、もともと中国で、蒸して硬くなった鶏肉を棒で叩いて柔らかくしていたからだと言われています。四川(しせん)料理の一つで、中国の棒棒鶏のソースは、ゴマをベースに唐辛子やラー油などで辛みをつけたものが主流です。今日の給食の棒々鶏ソースは辛くないものを手作りしました。今日は焼きそば、スーミータン、棒々鶏と中華料理づくしです。味わうことを楽しみながら食べてみてください。

30日(金)

9/30

 今日の給食は麦ごはん、牛乳、鶏肉のごま味噌焼き、切り干し大根と生揚げの煮物、味噌汁です。給食を感謝していただき、楽しい給食時間を過ごしましょう。
「みそ」は和食に欠かせない調味料ですね。「みそ」の起源には、2つの説があります。一つは、人びとが狩りや漁によってくらしていた今から1万年ほど前、どんぐりで作った「みそ」のような食品を食べていたという説です。もう一つは中国大陸から朝鮮半島を通って伝わってきたという説です。現在でも、アジアの国々では、「みそ」の仲間の発酵食品が食べられています。さてここで問題です。日本の歴史の中で毎日、大根などの実がたくさん入ったみそ汁を食べて健康に心がけていたといわれる人物がいます。それは誰でしょう?
?織田信長  ?豊臣秀吉  ?徳川家康
(少し待つ)正解は?の徳川家康です。平均寿命が37歳から38歳だった江戸時代に75歳まで長生きした将軍徳川家康は、毎日みそ汁を食べて健康に心がけていたと言われています。
みそは大豆を食べやすい形にした消化吸収がしやすい健康に良い食品です。さらに、みそ汁を飲むことでごはんだけでは不足しがちなたんぱく質やビタミンなどをおぎなうことができます。「ごはん」と「みそ汁」の組み合わせは日本人の食生活の知恵なのですね。