2022 1月の給食

7日(金)

0107

今日の給食はホットドッグ、牛乳、ミネストローネ、マカロニツナサラダです。給食を感謝していただき、楽しい給食時間を過ごしましょう。 
 みなさん、あけましておめでとうございます。3学期がスタートしました。みなさんはどんな冬休みを過ごしましたか?冬休みで生活が乱れてしまった人もいるのではないでしょうか?今日は冬の食生活についてお話しします。
 年が明け、一段と寒くなりましたが、冬は寒いだけでなく空気も乾いているので、いろいろな感染症にかかりやすくなります。1日3回の食事をきちんと食べること、そして運動をして体を動かすことで体が温まるようになります。食事では、「主食」である炭水化物、たんぱく質の多い「主菜」、免疫力を高めてくれるビタミン類の多い野菜の「副菜」をそろえ、バランスよく食べて、健康な体づくりをしましょう。
 寒くて布団から出るのがつらい時期ですが、気合いを入れて布団から出て、温かい朝ごはんを食べて3学期も元気に楽しく過ごしましょう。

11日(火)

今日の給食はわかめごはん、牛乳、鮭の塩焼き、白玉雑煮、切り干し大根の炒め煮です。給食を感謝していただき、楽しい給食時間を過ごしましょう。 
今日は鏡開きです。鏡開きとは、正月に神様や仏様に供えた鏡餅を下げて食べます。神仏に感謝し、無病息災などを祈って、そなえられた餅をいただき、汁物、雑煮、かき餅などにしていただきます。おそなえした餅には、神様が宿っていると考えられているので包丁などの刃物で切らずに木槌や手などで小さく割って料理に使います。給食では、白玉餅を使って、雑煮を作りました。お正月は日本の食文化に触れる良い機会ですね。今日は白玉雑煮を味わって、今年1年の健康を祈りましょう。

12日(水)

0112

今日の給食はミルクパン、牛乳、カレーおっきりこみ、ごぼうサラダ、みかんです。給食を感謝していただき、楽しい給食時間を過ごしましょう。 
今日のおっきりこみは、2年生が家庭科の郷土料理の授業で、群馬のランキング度を上げるためにはどんな郷土料理が考えられるかというテーマで作ったオリジナルのおっきりこみです。今日は、2年4組で一番人気だったカレー味のおっきりこみです。キャッチフレーズは「おいしいカレー、新しいおっきりこみ」です。
2年4組からメッセージです。
このおっきりこみはカレーをメインに群馬の郷土料理であるおっきりこみを考えました。食べ頃の「かぼちゃ」を使って作ったあたたかいおっきりこみを楽しんでください。
それでは、おっきりこみが、どんな味に変身したか、良く味わって食べてください。

13日(木)

0113

今日の給食はご飯、牛乳、チンジャオロースー、スーミータン、ナムルです。給食を感謝していただき、楽しい給食時間を過ごしましょう。
チンジャオロースーは細切りにしたピーマンと肉を炒めた中華料理です。「チンジャオ」はピーマンのことで、「ロー」は肉、「スー」は細切りという意味があるそうです。今日のチンジャオロースーは豚肉、青ピーマン、赤ピーマン、たけのこ、ねぎ、じゃがいもが入っています。味はオイスターソースでつけました。
チンジャオロースーにたくさん入っているピーマンはとうがらしの仲間ですが、辛み成分のカプサイシンは含みません。苦くて苦手という人もいるかもしれませんが、この苦みにも体を健康に保つ栄養が含まれています。
苦みや酸っぱさなどは、食の経験をすることによって慣れていく味です。年齢を重ねるごとにおいしいと感じることができるそうです。苦手ものでもチャレンジをし続けることが大事です。

14日(金)

0114

今日の給食はシュガー揚げパン、牛乳、ワンタンスープ、わかめサラダです。給食を感謝していただき、楽しい給食時間を過ごしましょう。
給食でも大人気の揚げパンですが、元祖揚げパンと言えば、この砂糖をまぶしただけのシュガー揚げパンです。
今日は上白糖とグラニュー糖、塩を混ぜ合わせて、揚げたパンにまぶしてあります。
揚げパンは諸説ありますが、東京の大田区にある小学校で考案されたそうです。昭和27年頃、風邪で休んだ児童に栄養をつけてもらうため、パンを持っていかせようと思い、硬くなったパンをおいしく食べてもらうために、さらに保存がきくために、油で揚げて砂糖をまぶすことを考え付いたそうです。
思いやりから生まれた揚げパン。ワンタンスープ、わかめサラダとともによく噛んで、味わって食べてください。

17日(月)

0117

今日の給食はチキンライス、牛乳、ジャーマンポテト、トマトと卵のスープ、果物(スイートスプリング)です。給食を感謝していただき、楽しい給食時間を過ごしましょう。
今日のスープにも入っている卵は、とても身近な食材ですね。卵には、ひよこが成長するために必要とされる、たくさんの栄養成分がふくまれています。たんぱく質をはじめ、脂質、ビタミンA、B群、鉄など、ほとんど全ての栄養素が含まれ、完全食品と呼ばれています。
ここでクイズです。とても栄養価の高い卵ですが、唯一含まれてない栄養素があります。その栄養素とは次の3つのうちどれでしょう?
?炭水化物  ?ビタミンC  ?カルシウム 
正解は?のビタミンCです。卵は、ビタミンCと食物繊維が含まれていません。そのため、食べるときはビタミンCや食物繊維の多い野菜などをあわせて摂取するのが効果的です。彩りもきれいになるので一緒にとるように心がけましょう。
今日の果物は「スイートスプリング」です。温州みかんと甘酸っぱい八朔から生まれました。皮は青色をしているので、酸っぱそうに見えますが甘さと爽やかな香りが特徴です。栽培が難しく生産量が少ない貴重な柑橘類です。ありがたくいただきましょう。

18日(火)

0118

今日の給食は麦ごはん、牛乳、豚肉のしょうが焼き、もみ漬け、きのこ汁です。給食を感謝していただき、楽しい給食時間を過ごしましょう。
「みそ」は和食に欠かせない調味料ですね。「みそ」の起源には、2つの説があります。一つは、人びとが狩りや漁によってくらしていた今から1万年ほど前、どんぐりで作った「みそ」のような食品を食べていたという説です。もう一つは中国大陸から朝鮮半島を通って伝わってきたという説です。現在でも、アジアの国々では、「みそ」の仲間の発酵食品が食べられています。さてここで問題です。日本の歴史の中で毎日、大根などの実がたくさん入ったみそ汁を食べて健康に心がけていたといわれる人物がいます。それは誰でしょう?
?織田信長  ?豊臣秀吉  ?徳川家康
正解は?の徳川家康です。平均寿命が37歳から38歳だった江戸時代に75歳まで長生きした将軍徳川家康は、毎日みそ汁を食べて健康に心がけていたと言われています。
みそは大豆を食べやすい形にした消化吸収がしやすい健康に良い食品です。さらに、みそ汁を飲むことでごはんだけでは不足しがちなたんぱく質やビタミンなどをおぎなうことができます。「ごはん」と「みそ汁」の組み合わせは日本人の食生活の知恵なのですね。

19日(水)

0119

今日の給食は黒パン、牛乳、みそラーメン、いかくんサラダ、アセロラゼリーです。給食を感謝していただき、楽しい給食時間を過ごしましょう。
みそラーメンは、北海道札幌市のラーメン屋さんでみそ味のスープのラーメンを売り出したのが始まりだそうです。このみそラーメンが評判となり、たちまち全国に広まりました。みそ味の即席麺も作られ、現在では、東南アジアからヨーロッパまで輸出されています。昨日も「みそ」についてお話ししましたが、日本の代表的な食品である「みそ」は世界中に広がっています。近年になって、「みそ」は生活習慣病やがん予防に効果のある健康食品として、海外からも注目されるようになりました。2005年と2020年を比べると、この15年間で「みそ」の輸出量は約2倍に増えています。
みその輸出先は3位が韓国、2位が中国、1位はアメリカです。外国では日本のみそ汁と同じようにスープにして飲んだり、パンや野菜に直接ぬったりして食べるそうです。
日本でも、みそ汁以外にも、あえ物にしたり、田楽や焼きまんじゅうのタレにしたり、おにぎりにぬったり、お菓子の材料になったりと様々な料理に使われていますね。

20日(木)

0120

今日の給食はゆかりごはん、牛乳、白身魚フライ、のり酢和え、鶏肉と大根のスープです。給食を感謝していただき、楽しい給食時間を過ごしましょう。今日は和食献立の日です。食器は正しく置いていますか?
ゆかりごはんの「ゆかり」の原料は「しそ」です。「しそ」は縄文時代の遺跡から種が発見されたほど古くから、利用されてきた香味野菜です。葉が緑色の「青じそ」と葉が紅紫色の「赤じそ」があります。「青じそ」は「大葉」とも言われ、さわやかな香りでそうめんなどの薬味や、天ぷらにします。「赤じそ」は梅干しの着色やしそジュースに利用します。梅干しに利用した後の赤じそを干して粉状にしたものが「ゆかり」です。実は「ゆかり」という名前はある会社が命名し、1960年に登録商標されています。 「縁」のあるもの、「ゆかり」のあるものとして、むらさき草が古今和歌集で詠われているところから、「ゆかり(縁)の色」は、「紫色」を言うようになりました。この会社では、赤しその名前を考えたとき、商品の色が紫色であることと、「ご縁」を大切にしたいとの思いから、「ゆかり」と命名したそうです。みなさんも「縁」を大切にし、残さずいただきましょう。

21日(金)

0121

今日の給食はガーリックパン、牛乳、ポークビーンズ、アーモンドサラダ、ヨーグルトです。給食を感謝していただき、楽しい給食時間を過ごしましょう。
ポークビーンズはその名の通り、豚肉と豆を使った料理です。豆は高崎産の大豆を使っています。給食室で大豆を水戻ししてから煮ています。
豚肉と大豆の他にじゃがいもや、玉ねぎ、にんじん、セロリーも一緒にトマト味でよく煮込んで作りました。ここでクイズです。今日のポークビーンズは隠し味に何かが入っているのですが、わかりますか?味わって考えてみてください。
正解はパルメザンチーズです。パルメザンチーズを加えると、まろやかさとコクが出ます。ぜひ、お家でもためしてみてくださいね。

24日(月)

0124

今日の給食はゆめロール、牛乳、味噌煮込みうどん、磯煮、はるかです。給食を感謝していただき、楽しい給食時間を過ごしましょう。
1月24日から30日まで全国学校給食週間です。全国学校給食週間は、学校給食の意義や役割について理解を深めて関心を高めるための一週間です。2階の食育掲示板や渡り廊下に学校給食週間にまつわる資料が掲示してあります。給食の歴史や図書室おすすめ本などもあるのでぜひ見てください。今週は学校給食週間を記念して、給食で各地のご当地メニューを再現します。なかなか旅行が難しい今、給食で旅行気分を味わってもらえたら嬉しいです。渡り廊下に各地の詳しい情報がありますので給食を食べるときの参考にしてください。1日目の今日は、愛知県名物の味噌煮込みうどんです。愛知県は「金のしゃちほこ」で有名な名古屋城があり、工業製品の出荷額が日本一で、豊田市で自動車工業が発達しています。岡崎市では、江戸時代初期から赤味噌づくりが行われ、岡崎市八帖町で作られ始めたことから八丁味噌の名で知られています。そのため愛知県では味噌を使った食文化があり、味噌煮込みうどんや味噌ダレをかけた味噌かつなどが有名です。今日の味噌煮込みうどんは八丁味噌ではありませんが赤味噌でつくりました。味わって食べてください。

25日(火)

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今日の給食は麦ご飯、牛乳、鯖の味噌煮、五目きんぴら、せんべい汁です。給食を感謝していただき、楽しい給食時間を過ごしましょう。
学校給食週間2日目の今日は、青森県のせんべい汁です。本州最北端に位置し、津軽海峡をはさんで北海道と向かい合う青森県は、一年を通して比較的涼しく、日本海側は冬に雪が多く降ります。古くは、他の東北地方の県とともに陸奥国と呼ばれていました。戦国時代には南部氏が支配する南部地方と、津軽氏が支配する西部の津軽地方に分かれました。現在では、津軽平野を中心としたりんごの収穫量は日本一です。また、「にんにく」と「ごぼう」の生産もさかんで、特産品になっています。
漁業では大間町沖でとれる「まぐろ」が有名で、「大間のまぐろ」として知られ、高値で取引されています。今日のせんべい汁は青森の八戸地方の郷土料理です。その名のとおり「せんべい」の入った汁です。しかし、ただの「せんべい」では無く、小麦粉と塩で作った、せんべい汁専用の「南部せんべい」を割って汁に入れて煮ています。南部せんべいはせんべい汁にするだけで無く、ごまやピーナッツを生地に練り込んでお菓子として食べるものもあります。今日は寒い地方の郷土料理を味わって、温まりましょう。

26日(水)

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今日の給食は丸パン、牛乳、グリルチキン南蛮、ブロッコリーとツナのサラダ、わかめと卵のスープです。給食を感謝していただき、楽しい給食時間を過ごしましょう。
学校給食週間3日目の今日は、宮崎県のチキン南蛮です。宮崎県は九州地方の南東部に位置し、太平洋に面しています。南部には火山があり、火山灰が積もってできたシラス台地が広がります。平野部は温暖な気候で、南国の植物が多く見られ、マンゴーやみかんなどの柑橘類の栽培もさかんです。高千穂などの日本の神話にまつわる場所があり、日本建国の神話や伝説が多く残る県です。
シラス台地では豚や、牛の飼育が行われ、特に牛は「宮崎牛」のブランドで知られています。にわとりの飼育もさかんで、宮崎地頭鶏と呼ばれる地鶏が有名です。地元の人は鶏肉の炭火焼きを好んで食べるそうです。また、人気料理にチキン南蛮があります。鶏肉を油で揚げて甘い酢に漬け、タルタルソースをかけた料理です。宮崎県の延岡市が発祥とされ、今では日本各地で食べられています。給食では、鶏肉を焼いて、手作りタルタルソースをかけて再現してみました。そのままでもいいですが、丸パンに挟んで食べるのもおすすめですよ。

27日(木)

0127

今日の給食はこぎつねごはん、牛乳、しゅうまい、ごま和え、道産子汁(どさんこじる)です。給食を感謝していただき、楽しい給食時間を過ごしましょう。
学校給食週間4日目の今日は、北海道の道産子汁です。北海道は古くから先住民族であるアイヌの人びとが住んでおり、蝦夷地と呼ばれていました。面積日本一の広大な土地に、知床、釧路湿原などの大自然が広がっています。畑作や酪農などの農業がさかんです。漁業も日本一で漁獲量は全国の約4分の1をしめています。広大な畑でじゃがいもやたまねぎ、にんじんなどを収穫し、その量も日本一です。そして、新鮮で豊富な食べ物を活かした料理がたくさんあり、鮭の入った石狩鍋や、ヒツジの肉を焼いて食べるジンギスカン、味噌味が有名な札幌ラーメン、最近ではさらさらしたカレーのスープカレーなどが人気です。今日の道産子汁の「どさんこ」とは、”北海道で生まれたもの”という意味です。じゃがいも、にんじん、玉ねぎ、とうもろこしなどの北海道でたくさんとれる野菜の汁に、かおり付けでバターが使われています。今、北海道は雪景色です。広大な北海道をイメージしながら、道産子汁を楽しんでください。

28日(金)

0128

今日の給食はソースカツ丼、牛乳、ごま香るかぶの浅漬け、鶏汁です。給食を感謝していただき、楽しい給食時間を過ごしましょう。
学校給食週間最終日の今日は、我らの地元群馬県のソースカツ丼です。海に面していない内陸県である群馬県は、大部分が山で、草津温泉、伊香保温泉、水上温泉、四万温泉などの温泉が豊富な温泉王国です。気候は夏に暑く、雷が多いのが特徴です。さてここで問題です。冬に吹く、冷たく乾燥した強い風のことを何と言うでしょう?
正解は「からっ風」です。このからっ風の吹く、乾燥した気候のおかげで、小麦が良く育ち、おっきりこみやすいとんなどの小麦粉を使った料理が郷土料理として広まりました。群馬の気候や地形を活かし、キャベツや、こんにゃく芋、きのこ類なども多く収穫されます。今日のメニューのソースカツ丼は前橋や桐生で特に有名な料理です。全国的には、カツ丼といえばカツを卵でとじたものがよく知られていますが、群馬県では卵でとじずに、ソースで味付けをした「ソースカツ丼」が一般的です。カツ丼屋さんだけでなくお蕎麦屋さんのメニューにもあったりしますよ。今日は給食で地元の味を堪能してみてください。さて、今日でご当地メニューも終わりますが、給食で美味しい旅ができましたか?将来、今回出たご当地メニューをぜひ実際に各地へ行って食べてみてくださいね♪

31日(月)

0131

今日の給食は麦ご飯、牛乳、チキンカレー、チーズサラダです。給食を感謝していただき、楽しい給食時間を過ごしましょう。
給食のカレーはおいしいと、人気があって、毎回ほとんど残りません。カレーのような煮込み料理はたくさん作るとおいしくなると言われますが、これは大量に作ることで材料が煮えるのに時間がかかり、温度上昇がゆるやかになるため、酵素の働きでうまみが多く出るそうです。
また、学校のカレーは製造元が違うカレールウを3種類以上使います。カレーは様々な香辛料を使っておいしい味を出しますが、製造会社によってそれぞれ違ったブレンドの香辛料が使われているため、製造元が違うカレールウを使うことで、より複雑なブレンドのカレーになります。人間の舌は、複雑な味ほどおいしいと感じるので、給食のカレーは更においしい味に仕上がります。
よく噛んで、今日もおいしくいただきましょう。