10月31日(金)、寺尾中玲瓏祭が開催されました。前日の暖かい日から曇天の天気となり、雨も心配しましたが、時間を若干変更してのバルーンリリースも無事にでき、全てが終わりました。保護者の方には、ご多用の折、午前の部から多数の方にお越しいただき感謝申し上げます。文化祭実行委員、生徒会役員の皆さんが、陰になり日向になり、準備を遂行してくれたおかげで、本番が無事迎えられ、終わったことに感謝しかありません。ありがとうございました。オープニングセレモニーに込められた今年度のスローガン「桜梅桃李」の文字を、学校の七不思議になぞりながら、工夫あるビデオから始まり、見事文化祭が開幕しました。今年度のテーマ「桜梅桃李〜この一瞬がきっと宝物になる〜」をしっかりイメージできる文化祭となりました。
 合唱コンクールは各学年の発達を十分生かし、学年なりの出来映えで、聴いていて本当に心地よかったです。心の琴線に触れるとはよく言ったもので、各クラス・学年の努力が見える分、なおさら、歌声が心にしみ入りました。生徒の魂の結晶が、体育館には確実に響き渡っていました。1年生の合唱には元気そのものが歌に乗り移ったパワーのある歌声でした。2年生は力強さが加わり、男女のバランスをしっかり捉えた合唱となっていました。3年生の合唱は男女の比がアンバランスなのを解消する意味で、学年での合唱となりました。声に安定感が増し、体育館に響く「春に」の合唱が、とても心地よく、後輩達は「すごいな」と率直に思ったはずです。たった数分間の合唱でしたが、どの学年も歌う側の真剣さが、参観している側の心をしっかりとつかみ、曲を仕上げた当日の姿は、最高のパフォーマンスでした。また学習発表では少年の主張、英語弁論、保健委員会の発表は、これまでの学習を踏まえた、力強く、人々にきちんと主訴を訴える発表となっていて、聞いていて大変頑張りが伝わってきました。ステージコンテストの発表では、8組の団体が出場し、まさに「桜梅桃李」を地でいく、それぞれの良さを遺憾なく発揮し、見ている者、聞いている者に、躍動感や熱意が十分伝わってきました。これまでの努力の成果が十分に発揮された、最高のパフォーマンスを演じてくれた生徒たちでした。
 給食後、生徒会企画の校庭でのバルーンリリースでした。天候が心配されましたが、雨も降らず、曇り空でしたが、むしろそのグレーの空に、色とりどりの風船が高く舞い上がっていく様子は圧巻でした。生徒個々の思いをバルーンに託し、無限の空に向かって、無限の可能性である夢や希望を天高く放ち、今のいやな気持ち、いい気持ち全てを含めて、空高く解き放ちました。まだまだ各学年とも発展の途上です。学校、学年、クラスの関係を心地よくするためにも今回の玲瓏祭で吹かせた心地よい風のように、バルーンに託した自分の無限の夢や希望や心の持ちようなど、すべて大空に舞い上げている生徒の様子を見て、きっと素晴らしい花を、さらに寺尾中に咲かせてくれることができる、寺尾中生にはその力があると確信したとても印象深く、温かい気持ちにさせてくれた玲瓏祭でした。
校長 橋爪 幸雄
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