寺尾中学校学校教育目標 「自立・貢献」 〜自ら考え課題を解決し、心豊かで社会に貢献できる生徒〜

3連休は不安定な天候が続きましたが、気温は、ずいぶんと秋めいてきました。連休最終日は「敬老の日」でした。以前は9月15日と定まっていましたが、現在は9月の第3月曜日に変更になっています。高齢者を敬う日です。高齢者は何歳からかなのかを問う必要はないかと思います。家族にはおじいちゃん、おばあちゃんがいる家庭もあるでしょうし、地域のお年寄りとの交流があるご家庭もあるでしょう。いずれにしてもこれまで私たちの生活の先導者となり、社会や家族をけん引してきた方に対し、日ごろからの感謝が難しいからこそ、こうした日に改め感謝の気持ちを伝えることは、人として素晴らしいことだと思います。ぜひとも感謝の思いを率直に伝えられたら、お互いが幸せになるというものです。
 20日は秋の彼岸の入り、26日が彼岸の明けです。その真ん中の23日の秋分の日は、お彼岸の中日(にゅうにち)と言われています。秋分の日を真ん中に、前後3日間がいわゆる「お彼岸」と称されます。彼岸とは向こう岸、つまりあの世のことで、私たちが住んでいるこちらの世界を、此岸(しがん)と言います。この間に流れているのが、いわゆる「三途の川」です。太陽は東から出て、西に沈みます。その太陽が真西に沈み、昼と夜の長さがほぼ同じになるのが、春分の日、秋分の日です。農耕民族であった日本人は、古来から、太陽の沈む向こう側をいろいろ想像して、豊作を祈り、豊作に感謝し、自分たちの育てている農作物と太陽とを関連づけながら、自然に対して畏敬の念を持った生活を考えた文化があったのかと思います。そこに仏教が入り、仏教的な思想が混ざることで、今の「彼岸」「此岸」という考えが生まれてきているのでしょう。いずれにしても今ある自分たちの命はこれまでの祖先の命のつながりの賜です。その命のつながりに思いをはせるためにも、春のお彼岸、秋のお彼岸、夏のお盆が年間に適切に組み込まれています。先人の知恵です。敬老の日、お彼岸と、命のつながりを考えるきっかけを与えてくれます。お盆は遠い祖先の過去を振り返る時間、お彼岸は過去よりもこれからに目を向けていく、未来に広がっていく世界を見据えていく時間のような気がします。いずれにしてもそこには命のつながりがあるので、過去と未来と、自分以外の周りの人たちと自分を振り返る時間としてとらえると、より心が広がり、深まっていくのではないでしょうか。
 19日(金)は生徒会役員選挙です。新しい次の寺尾中学校を牽引してくれる代表を選びます。まさにこれから寺尾中が無限に広がるための新たな出発点となるわけです。これまで牽引してきてくれた現役員の功績をたたえ、次なる新役員の活躍を期待します。22日(月)は校内バレーボール大会です。高崎アリーナに集まり、学年別に行います。現地への移動は様々かと思いますが、交通マナーを守り、安全に行き帰りが出来るよう、クラスの絆のためにバレーボールを通して発揮してほしいと思います。楽しく、行事を迎えることが出来るといいです。新人戦は20日(土)から多くの部活動が臨みます。移動等には気を付けて、これまでの成果をいかんなく発揮して、自分のため、みんなのため、力を発揮してほしいと思います。来月は3年生の修学旅行、玲瓏祭(文化祭)もあります。友たちとの協力、様々な英知を結集して、記憶に残る行事となるよう、さらに寺尾中学校の素晴らしいところを伸ばし、創り上げてほしいと思います。
校長 橋爪 幸雄

学校日記の最新記事

最近の配布文書

学校だより閲覧するには、パスワードが必要です。 パスワードは学校だより第一号に掲載されていますので、ご確認ください。

献立表
給食だより
保健だより

配布文書はありません。