新年度が始まり1カ月弱が経ちます。季節はまさにやわらかい新緑が映えるさわやかな季節となります。 「平成」から「令和」という元号に代わったのがちょうど今頃の季節でした。その時に、何という年号になるのだろうと、年号関連の報道が連日されていました。「平成」「令和」と、年号の書かれた色紙をテレビの前で掲げて内閣官房長官が「○○です」という絵図は脳裏に焼きつきます。令和という時代が到来した際にも、テレビの画面を通して、平成の時と同じように色紙が掲げられていました。 令和になった時には、その命名の背景にも注意がいきました。日本最古の歌集「万葉集」からの出典とのことです。「初春の令月にして、気淑く風和らぎ・・・」と万葉集の中の和歌を出典としているとのことでした。意味は「春の初めの良い月に、さわやかな風がやわらかく吹いている・・・」という、さわやかで、やわらかい風のイメージを感じさせ、まさに今のこの時期にぴったりの情景が浮かびます。その時その時の年齢や、置かれている環境なども影響しているのでしょうが、そうした時代の流れを自分なりに意識するというのは、やはり年齢からくることなのかもしれません。 来週末からゴールデンウィークの週に突入します。4月27日(土)から5月6日(月)までの10日間で考えると、その間に学校への登校は、授業を受ける日の3日間です。まさにゴールデンウィークという名にふさわしい日程です。一方で、緊張感も多少ほぐれ、今までの体力的な疲れも加わり、気温も上がるため、少しの変化から心身に変調を来しがちなのも丁度このゴールデンウィークです。新しい環境の中で、いつも以上に頑張る自分がいて、気づくと充電切れを起こしてしまう寸前かもしれません。これまでどうにか自分を奮い立たせて頑張ってきた気持ちが、ふと途切れてしまいます。心が苦しくなってしまう。覇気に欠けたまま、重たい倦怠感を抱えて、仕方なく生活するような状態で、ちょっとした悩みや不安があったりすれば、それがとても大きく重く、自分にのしかかってきてしまったりするかもしれません。仲間が「疲れているかな」、「何か心配事がありそうだな」と感じたら、温かい雰囲気をつくり、互いに励まし合える風を吹かせてあげてください。それが学年、クラスや部活動が、そこにある意味です。 例年だと、この時期に春の高崎市の中体連が開催されますが、今年度からは夏の総体に統合しました。この10日間はその総体に向けた練習等も組まれていることでしょうが、休みの日の時間を有効に使い、心のリフレッシュも試みてください。 校長 橋爪幸雄
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