避難訓練 5/28

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地震による避難訓練を実施しました。

大勢の子どもたちが生活する学校では、万が一起きた場合の災害時の避難方法について、日頃からの訓練が必要です。

大震災後の教訓として、「避難が空振りになったとしても、その時点での最善の行動をとるべき」と言われ続けました。東日本大震災では、想定していた堤防の高さを上回る高さの津波が襲いました。津波被害が大きかった岩手県釜石市には、「100回逃げて、100回来なくても、101回目も必ず逃げて」という標語が残されているそうです。前回の避難行動が空振りに終わったとしても、もしかしたら今回は被害にあうかもしれないと考えて行動することが大切だというのです。被害の拡大を防ぐには、正しい情報と冷静な行動あるのみと言われます。正しい知識や情報を集め、「空振りでも構わない」という心がまえで、災害が起こったらいち早く行動を起こすことが大切です。

正しい行動をとることが、危機感として周囲の人々にも伝わり、被害を小さくすることが出来るというのです。非日常的なできごとを目の前にすると、誰でも周囲の行動を見て事の重大さを判断しようとします。「自分だけはきっと大丈夫」という<正常性バイアス>は人にも伝わります。逆に、一人が<正常性バイアス>を打ち破った行動を始めれば、周りの人もつられて避難を始め、多くの命を救うこともできるのだそうです。

本日の避難訓練では、新しい教室からの避難経路を確認することが大きな目的です。出火したとしたら、火元から遠ざかるように避難することも大切です。そのためには、放送やマイクからの正しい情報を聞き取ることが大切です。

今日の訓練では、残念なことに、避難時に私語や笑い声が聴こえました。児童の命・安全を守るための訓練時に、一部ですが真剣に取り組めない児童がいたことが大変残念でした。避難訓練は80点や90点ではダメなのです。100点満点でなければなりません。なぜなら人の命・安全を守る大切な訓練だからです。反省して、次回に活かしてもらいたいです。


実は、コロナ禍においても、私たちの行動の在り方についても同じことが言えると思います。丁寧に、冷静に、情報を集め、今まで通りきちんとマスクをして、手洗い・うがいをする、換気に心がける、不要不急の外出を避ける。

一般論として、そして、周囲から言われていることを正しく粛々と行動していくこと。
正しく行動する児童がほとんどならば、仮に正しい行動ができていない、あるいは、つい忘れてしまったとしても、その集団は正しい行動へと改めることができるのだと思います。


全国の感染者数が依然として収束しません。
「自分だけはきっとだいじょうぶ」と過信することなく、空振りでも構わないから、正しいとされている予防のための行動を丁寧に続けましょう。


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