ハルジオンとヒメジョオン【その2】
前回は、ハルジオンとヒメジョオンの花のつくりについて紹介しましたが、花の付き方も違っています。ヒメジョオンは、いくつかの花が葉に支えられるように咲きますが、ハルジオンのつぼみは支えがないので垂れ下がっています。昔の人は、この様子を見てハルジオンのことを「ビンボウグサ」と呼びました。子どもたちも折ったり摘んだりすると貧乏になると教えられたのです。見方によっては頭(こうべ)を垂れて、慎ましくも見えますが、ありがたくない名前をもらってしまったものですね。ちなみに、昔の子どもは、ハルジオンのつぼみを指で飛ばして遊びました。今どきの子供は、まずやらない遊びかも知れません。
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