連日のどんよりとした曇り空を見上げるたびに「早く青空が戻ってこないかな。」と思わずにはいられないこの頃ですが、早々とヒマワリが大輪の花を咲かせている場所もあって、夏の到来を感じさせます。ところで、夏は春と比べて、花を咲かせる種類が少ないのをご存知ですか?春は色とりどりの花があちこちに見られるのに、夏は緑が深まるばかりで、満開というイメージがありません。なぜ、春には多くの花が咲くのでしょうか?これは、多くの植物が「夏の厳しい暑さが苦手」だからです。私たち人間でも夏の暑さは堪えますが、実は植物も同じで、夏の陽射しは強すぎてありがたくないのです。ですから、多くの植物は、暑い夏が来る前に花を咲かせて種を作り、次の春を待つのだそうです。ならば、夏に咲く花は陽射しに強いのか?と言えば、けっこう我慢しながら咲いているそうですよ。植物もなかなか大変なんですね。