最近のニュースで、住宅地にクマが出没する話題が目に留まりました。国内の陸上哺乳類の中では、もっとも大型で危険な存在として知られるクマですが、そのクマの何倍も人に被害を与えている動物がスズメバチです。統計によれば、クマによる事故件数の20倍は軽く超えると言われています。スズメバチは、森林のみならず住宅街でも頻繁に表れますが、こちらが何の危害を加えなくても、突然襲ってくる可能性がありますので、一匹でも見つけたら注意が必要です。夏休みは自然と触れ合う機会も多くなりますが、野生の生き物の生態や危険性も良く知っておくことが大切ですね。ちなみに、スズメバチは黒色に反応することが多いです。自分たちの巣を狙うクマの色だからと言われています。スズメバチに出会ったら、体を低くして静かにその場を離れましょう。