研究授業内容は、算数の「形をしらべよう」。 9時間計画の2時間目。 授業のねらいは、三角形、四角形の性質を理解することでした。子どもは、直線と直線がくっついていなくても三角形に似ている形であると、三角形だと思ってしまったり、曲がった線で囲まれていても角が4つならば、四角形と思ってしまったりする場合もあります。そこで、この授業では、直線を指でなぞり、なぞり始めのところに指が到着したら「ピタッ」という言葉を発することにより、直線で囲まれていることを確認しました。また、隣同士で、なぜこの形が四角形なのかを説明し合い、活動を通して三角形と四角形の定義を身に着けていく授業が展開されていました。授業の最後には、それぞれの子どもが、本時振り返りとして、「わかったこと」「思ったこと」をノートに書きました。この『振り返り』を自分の言葉で書くことによって、本時の授業で何がわかったのか、まだ疑問があるのかを認識することができるのです。低学年からこのような活動を積み上げていくと、書き癖が付くと共に、表現力が高まります。各学年の児童の実態に応じて、工夫した授業実践が行われています。 |
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