11/10(金)【校長's Eye その33】子どもの成長を見取る

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 今週、6年生の教室で見た国語の授業には感心しました。
 『きつねの窓』(安房直子作)という物語教材の学習です。
 物語教材の学習では、大まかにいうと内容を読み取り、自分なりに主題(作者の考え)をつかむことがゴールになります。
 そこで内容を深く読み取るために、担任は中心となる発問を考えます。
 授業の核となる部分ですので、ここに一番重きを置きます。
 そして、この中心となる発問は子どもたちの考えが分かれるのがいいですね。
 そうすると討論にもっていけますので。

 前置きが長くなりましたが、担任からの中心となる発問に対する子どもたちの発表の様子に感心しました。
 担任の指名なしに、全員の子が次から次へと立って発表していくのです。
 このような光景は、当たり前ですが一朝一夕で見られるものではありません。
 「成長したなあ!」(鍛えてくれたなあ!)と見ていて嬉しくなりました。

 毎日いくつかの教室に行って授業を見ていますが、こういった「成長の姿」を目の当たりにすると、つくづく教師をしていてよかったと思います。

 一つの例を紹介しましたが、担任の先生にはぜひ「成長を見取る物差し」をたくさんもってもらって、子どもの成長を実感してほしいと思います。(校長)
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