12/8(金)【校長's Eye その36】例を示す

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 市役所等へ行き、窓口で書類を書くときに「ありがたいな」と思うことがあります。

 「書き方の例が示されている」

 簡単な書類に見えても、一つや二つ「あれ?」と思うことがあるものです。
 それが同じ用紙に例が示されていると、とても分かりやすいです。

 同様のことが授業でも言えます。
 教師には分かりきっていることでも、初めてのことは言わずもがなですが、慣れていなかったり、久し振りのことだったりすると子供は大いに戸惑うものです。
 ですから、例を示すことがとても大事なのです。

 ●どこから書いていいのかが分からない。
 ●何を書いたらいいのかが分からない。
 ●計算のやり方が分からない、等々…。

 こんなことが子どもたちから出ないような手立てが必要です。

 ○同じマス目の黒板を用意して、書き出しの場所を示す。
 ○回答例を一つ紹介する。
 ○計算の習熟問題でも、1問目はみんなで一緒にやってみる、等々…。

 小さなことですが、しかし、とてもとても大事な教師の心得(技量)です。
 こんなことで躓いたがために、学習への意欲を失ってしまう子だっていることを肝に銘ずるべきだと考えます。(校長)
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