「40%引きのくつの値段」・「水の行方」

 学期末で、各学年の授業も佳境を迎えています。
 今日の1校時、5年生は算数、4年生は理科の実験でした。
 5年生では、割合の勉強です。とても難しくなってきました。
 「40%引きで1800円のシューズのもとの値段は?」
 式で考えると、「■×(1−0.6)=1800」となります。■は3000円となりますが、大人は生活体験の中で、3000円くらいかなぁ・・という感が働きますが、子どもは経験がないと、式だけで考えようとするので、6000円とかの結果がでても、その間違いの感じが気が付きません。やはり、生活体験の中で、考えたり、体験したりすることが学習につながっていると実感しました。
 4年生では、沸騰した水蒸気を集め、その泡の正体が水かどうかを確かめる実験を楽しそうにしていました。
 ある児童と私のやりとりです。
 「校長先生、これ、集まったのは水だよね。泡になって、また水に戻ったんだよね」
 「そうだね。じゃあ、校庭にあった水たまりは、沸騰してなくなったの?」
 「そうじゃないよ、下にしみていったんだよ。」
 「じゃあ、じゃあ、洗濯物の水はどうして乾いたの?」
 「そうだよね。沸騰したのかも、しれない、今度よくみてみるね。」
 実際の「沸騰」と「蒸発」は、現象としては、ほぼ同じです。学習したことと日常の体験を、親が質問したり、いっしょに考えたりすることで、児童の好奇心や学習の感が高まると思います。冬休みにいっしょに楽しんでみてください。
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