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シルクワールドへようこそ

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 4年生の総合的な学習の時間では「シルクワールドへようこそ」の学習を行ってます。
 今年度も,群馬県主催事業「校旗を作ろうプロジェクト」に参加して,蚕の飼育をして繭を出荷しました。群馬県は平成30年度,繭の生産が全国の4割,生糸は全国の6割を占める養蚕日本一の県です。昭和時代まで,多くの農家で養蚕が盛んに行われ,県内各地の畑は桑畑が広がっていました。平成・令和になり,養蚕農家は激減,桑畑も見かけなくなりました。子供たちは,群馬県は養蚕が盛んだったのに,どうして今は衰退してしまったのか?という疑問を抱きながら,蚕の世話をしてきました。
 7月10日(水)校旗プロジェクト支援員の澤田さんをゲストティーチャーに招いて,蚕についてわからないことや疑問に感じていた内容を質問する時間を設けました。子供達からあがった質問の中でぜひ,知っておいてほしい内容をピックアップしてみました。

Q1  繭1個から何mくらいの生糸がとれるんですか?
Ans 繭は1個約2gで1400m〜1600mくらいの糸がとれます。1個の繭からとれる生糸はとても細いので,9個の繭で1本の生糸をよります。群馬県では,繭は1kgが3500円で取引されています。

Q2  昭和時代に養蚕が盛んだったのはどうしてですか?
Ans 仕事が今のようにたくさんある時代ではなく,収入も限られていた中で,養蚕で繭をあげると,他の農産(米,野菜,養豚・鶏)よりはるかに良い収入を得られたからです。6月〜10月までの5ヶ月は県内の農家は競って養蚕にあたりました。でも,1戸の農家で1万頭以上の蚕を育ててたので大人数の仕事になり大変でした。家畜に「お」「さま」をつけるのは蚕だけです。収入が良かったため大切に飼育されたことがうかがえます。
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学校行事
4/1 学年始め休業日(〜4/6)
4/3 新6年奉仕作業9:00
4/6 学年始め休業最終日