7月10日の給食【一口メモ】「ワカメ」について 日本は島国で、まわりが全部海ですから、昔からいろいろな海草をとって利用してきました。ワカメは、日本中のどこの海でもとれます。 ワカメには、骨や歯を丈夫にするカルシウムがとても多く含まれています。 ビタミンやミネラルも、陸の食べ物よりもずっと多く含んでいるのです。80歳も100歳も長生きする長寿村の人たちの食べ物を調べてみると、海草をたくさん食べていることが分かりました。 体の調子をよくするミネラルやヨードという成分が含まれていて、血管を丈夫にして、血圧を下げる働きがあり、生活習慣病の予防にもなります。 海草は、一度にたくさん食べるよりも、少しずつ毎日食べるのがよいのです。 今日は、みそ汁に入れました。給食では毎日は使えませんから、お家でお料理に入れてもらってください。 7月9日の給食【一口メモ】「枝豆」について 枝豆は、大豆が小さいうちにとって食べる食べ物です。ですから、栄養は大豆と同じで、タンパク質がとても多く含まれています。食物繊維も、野菜の中ではトップクラスの量で、たくさん含まれています。 枝豆は古くから食べられていて、江戸時代には、夏になると、道ばたに枝豆売りの姿があったといいます。現在のように、枝からさやをはずした姿ではなく、枝についたままの状態で茹でたものが売られていて、当時は枝を持ったまま食べ歩いていたことから、今のファーストフードのような存在でした。この状態のものを「枝付き豆」と呼んでいて、これが「枝豆」の名前の由来とされています。 7月6日の給食【一口メモ】 明日、7月7日は七夕です。 七夕祭りは、もともと中国から伝わった風習です。織姫と彦星が、年に一度だけ、お互いの願いがかなって、天の川で会うことを許されるという伝説からきた星祭りです。 この夜に、里芋の葉に貯まった露を集めて、その水で墨をすり、五色の短冊に願いごとを書いて笹竹につるすと願いごとがかなうといわれています。 また、地元でとれた野菜を食べると、災いから逃れて健康に過ごせるという言い伝えもあります。 今日の七夕汁には、オクラをお星様の形に見立てて入れました。 冷や麦は、天の川の流れを見立てました。地元産の野菜も使っています。 下の写真は、七夕汁を拡大して写したものです。 7月5日の給食【一口メモ】メロンについて メロンという名前は、ギリシャ語の「リンゴのようなウリ」が語源です。 メロンの原産地はインドといわれ、古代エジプトでは、すでに栽培され、東西に伝わったと言われています。 メロンの王様は、ヨーロッパで発達した網目のある「ネットメロン」です。「マスクメロン」とも呼ばれ、「芳香(香り)あるメロン」の意味です。 日本では、2000年以上の歴史をもつ東洋種のネットのない「まくわうり」がポピュラーな存在でした。 今日のメロンは「肥後グリーン」といって、ネットがある青いメロンです。果肉はやわらかく、シャキシャキした食感と高い糖度が特徴の甘くジューシーなメロンです。 7月4日の給食【一口メモ】 7月の給食目標は、「暑さに負けない食事をしよう」です。 暑くても食欲がわくような料理、スタミナのつく“にんにく”や“豚肉”料理、ピリッと辛みの効いた料理、冷たいデザートなど、7月の献立もたくさん工夫しています。 また、今日の豚しゃぶうどんには、豚肉が入っています。良質なたんぱく質をはじめ、さまざまな栄養が含まれている豚肉。それに野菜をあわせると、豚肉に不足しているビタミンCや食物繊維を補うことができます。 7月3日の給食【一口メモ】 クイズです。 この「食べ物」は何でしょう? ヒント1 皮はツルンとしています。 ヒント2 中は白いです。 ヒント3 野菜です。 ヒント4 ヘタの部分が帽子をかぶっているように見えます。 ヒント5 皮は紫色です。 分かりましたか? 正解は「なす」です。 なすには、体の調子を整える働きがあります。主な栄養素として食物繊維があり、お腹の掃除をしてくれます。 なすの皮の紫色の成分には、目の疲れをとったり、血液をサラサラにしたりする効果があるといわれています。 今日は、マーボーなすどうふの中に入っています。 7月2日の給食【一口メモ】「夏野菜」について 「夏野菜」というのは、野菜の中で、夏にとれるものをいいます。 きゅうり・なす・トマト・ピーマン・オクラ・とうもろこし・にら・かぼちゃ・ズッキーニ・いんげん・えだまめなどが代表的です。カロテンやビタミンCなどを多く含む野菜が多く、夏バテなどを予防してくれます。夏には夏にとれる野菜をたくさん食べたいですね。 今日の「ラタトイユ」には、なす・ピーマン・ズッキーニ・トマト・大豆・えだまめなどが入っています。 6月29日の給食※高崎丼は、高崎さんのチンゲンサイなどを使った中華丼です。 【一口メモ】「すいか」について すいかは、英語で「ウォーターメロン」とも呼ばれるほど、水分が多い果物です。約90パーセントが水分、10パーセントが甘さの糖分と言われています。 すいかは、江戸時代に中国から日本に伝わりました。のちに、アフリカに残っている壁画などから、古代エジプト人が栽培していたことがわかりました。 すいかは、うり科の食物で、きゅうり・白ウリ・メロン・かぼちゃなどの仲間です。 みなさんの知っているスイカは、果肉が真っ赤ですが、黄色のものや種無しもあります。夏の火照った体を冷やすのには、とても良い食べ物なので、しっかり食べてください。 6月28日の給食【一口メモ】豚肉について 豚肉には、疲れた体を助けてくれるビタミンB1が含まれています。ご飯などに含まれる糖質をエネルギーに変える働きがあり、疲労回復に効果的です。また、筋肉や内臓、骨の形成などに必要な良質のたんぱく質も豊富に含まれているので、成長期に丈夫な体をつくるのに欠かせません。さらに、脂質やビタミン類、ミネラルなど、さまざまな栄養成分が含まれています。 良質なたんぱく質をはじめ、さまざまな栄養が含まれている豚肉。それに野菜をあわせると、豚肉に不足しているビタミンCや食物繊維を補うことができます。ですから、豚肉と野菜を一緒に食べましょう。 6月26日の給食【一口メモ】「カレー」について 「カレー」という言葉は、南方インドのタミル語で「一種のソース」のことです。 インド人は、つぶした玉ねぎ・にんにく・しょうがなどとともに、10種類以上のスパイスを1時間以上も水牛のバターで炒めて、カレーをつくります。 インドの食べ物は、すべてこのカレーソースで煮て味付けされます。肉用・野菜用などいろいろな種類があります。それは、スパイスの種類や量で変えていて、それが料理の基本だといいます。 日本には 明治の初め、横浜や神戸にできた西洋料理店などで、日本人向きの洋食として売り出され、人気を呼びました。 倉賀野小学校自慢のカレーは、1〜3年生用が甘口で、4〜6年生用はちょい辛口です。下の写真で、左が甘口、右がちょい辛口です。色の違いが分かるでしょうか。 6月25日の給食【一口メモ】「チーズ」について チーズは、牛乳から水分を除いて固めたもので、カルシウムが豊富な食品です。 紀元前2000年頃(今から4000年くらい前)、アラビアの砂漠を旅する商人が、羊の胃袋で作った袋に、ヤギの乳を入れていました。そして、羊の乳を飲もうとしたら、白い塊になっていました。これがチーズです。 現在のチーズは、牛乳を約10倍に濃くして固めたものです。特に、骨をつくるカルシウムや筋肉をつくるタンパク質、脂肪、ビタミンがあり、少しの量でも、たいへん栄養価があり、保存性に優れています。そして、成長期の子どもたちにも、とてもよい食品です。 今日はチーズポテトに入っています。 6月22日の給食【一口メモ】「噛むこと」について 食べ物には、わたしたちが健康を保ち、活動したり、成長したりするために必要な栄養素が含まれています。その栄養素を体内に取り入れるには、食べ物を消化して、栄養素を吸収しなければなりません。 消化とは、食べ物を体に吸収されやすいものに変えることです。 食べ物の消化は、噛むことから始まります。食べ物をよく噛むと、唾液がたくさん出て、細かくなった食べ物と混ざり合い、消化を助けます。 また、食べ物が胃の中にいる時間を減らすこともできるので、胃の負担も軽くなります。 そのほかにも、よく噛むことは、むし歯の予防や肥満の予防、脳を元気に働かせるなどのよい効果があります。意識して、よく噛んで食べるようにしましょう。 6月21日の給食【一口メモ】「ホイコーロー」について ホイコーローは、中国料理のひとつで、四川地方の家庭料理です。 ホイコーとは「一度調理した料理をもう一度鍋に戻して調理する」という意味です。 日本では、キャベツを入れるスタイルのホイコーローが一般的ですが、中国のホイコーローは、キャベツを入れないものが一般的です。 キャベツを入れるホイコーローは、四川料理の伝道師ともいえる陳建民さんが始めたと言われています。それが日本中に伝わり、今ではホイコーローは「豚肉とキャベツのみそ炒め」という日本名でも呼ばれるようになりました。 今日の給食では、キャベツのほかに、ねぎ・ピーマン・にんじん・たまねぎを入れました。 6月20日の給食【一口メモ】「ナス」について ナスの原産地はインドです。日本には、奈良時代に中国から伝わりました。 そのころから、漬け物などに使われ、古くから日本人に親しまれた野菜のひとつです。 ナスという名前の由来は「早く実がなる」ことからという説や、夏に実がなるので「なつみ」と呼んでいたが、それがなまって「なすび」とよばれ、ナスとなったという説など、いろいろあります。 長ナス・丸ナス・米ナス・水ナスなど、ナスにはたくさんの種類があり、形もいろいろです。 普通は、煮る・焼く・揚げるなど、あらゆる方法で調理されます。淡泊な味で、ほかの食材ともあわせやすく、油との相性もいいのです。今日は、スパゲティの中に入っています。 6月19日の給食毎月19日は、倉賀野地域豆の日です。豆の日メニューは、大豆たっぷりの「ソイ丼」です。 【一口メモ】沖縄料理「クープイリチー」について クープイリチーとは、千切り昆布の炒め物です。沖縄のお祝い料理に、なくてはならない存在です。「クープ」は昆布のこと、「イリチー」は炒め煮の方言です。昆布と豚肉の旨味が溶け合い、コクのある味わいとなっています。昆布は食物繊維やミネラルが豊富に含まれていて、大腸がんを予防したり、余分なコレステロールを体の外に出す働きがあるといわれ、健康食材として高く評価されています。 6月18日の給食今日から牛乳が変更になっています。 「くりもと牛乳」の供給業者で大型冷蔵機械が故障したためです。 供給体制が整うまでの間、代替として「榛名牛乳」が供給されることになりました。 【一口メモ】「ごぼう」について ごぼうは、大昔の日本には、なかったそうです。 西アジアやシベリア・中国などで、広く雑草として生えていました。 不思議なことに、食べているのは日本人だけのようです。 中国から薬草として伝えられ、古くは宮中料理につかわれていたものが、江戸時代には、一般庶民でも食べられるようになり、大切な野菜のひとつになりました。ごぼうには、食物繊維が豊富に含まれています。また、骨に必要なマグネシウムも多く含んでいます。 6月15日の給食【一口メモ】「いわし」について イワシは、一度に大量にとれるので、魚のえさやブタのえさなどのほか、加工されてドッグフードにも使われていました。そのため、安い魚のイメージが強かったのですが、最近では、なかなかとれず、高級魚となってきました。 めざし・丸干しの干物・ちりめんじゃこ・小女子・シラス干しなどは、みんなイワシの仲間です。 イワシには、とても栄養があり、良質のタンパク質やカルシウムを豊富に含んでいます。 また、イワシの油には、血液をきれいにして、血液がかたまるのを防いだり、血管を丈夫にしたりする働きもあります。 今日は、イワシを揚げて、新タマネギを使ったソースをかけました。 みなさんもイワシを食べて、昔の人に負けない丈夫な体をつくりましょう。 6月14日の給食【一口メモ】「こめこ」について 米粉は文字どおり、米からつくられる粉のことです。 古くから伝わる方法でつくられ、和菓子をはじめ、たくさんの料理に使われています。 ご飯になる米と餅になる米を、生のまま、または火を通して、のり状にしてから粉にする方法があります。 上新粉・白玉粉・もち粉・道明寺粉・落雁粉・寒梅粉・微塵粉など、いろいろな「米粉」があります。 今日の米粉スープには、「上新粉」を使っています。 6月13日の給食【一口メモ】「カムカム揚げ」について 「大豆」と「さつまいも」と「かたくちいわし」をカリカリに揚げて、甘く味付けをしています。よく噛まないと食べられない「かみかみメニュー」です。 よく噛んで食べると、食べ物本来の味やおいしさがよくわかります。 しっかりよく噛んで食べ、大豆の味、さつまいものおいしさ、いわしのうまみをよく味わってください。 6月12日の給食【一口メモ】「食事とかむ回数」について よく噛んで食べることは、食べ物を消化・吸収しやすくするだけでなく、食べ物の味がよくわかったり、むし歯や肥満を予防したり、脳のはたらきをよくしたりと、良い効果があります。 噛む回数は、意識することで増やせますが、食べ物の内容によっても変わります。 同じエネルギー量の和食とファーストフードの噛む回数を比較した実験によると、和食を食べたときの噛んだ回数は1019回で、ファーストフードは562回でした。 噛む回数に2倍ほどの差が現れたのは、和食には、噛みごたえのある食材が使われていて、ファーストフードは油が多く柔らかい食べ物であったためと考えられます。 柔らかい食べ物に偏ることなく、噛みごたえのある食べ物も食べて、噛む回数を増やしましょう。 |
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