7月17日の給食【一口メモ】「もずく」について 「もずく」は、わかめやひじきなどと同じ海藻の仲間です。「もずく」という名前は、他の海藻にくっついて育つところから、「もにつく」が「もずく」になったそうです。 「もずく」には、「いともずく」、「いしもずく」、「おきなわもずく」などの種類があります。日本で食べられている「もずく」の多くは、沖縄県産の「おきなわもずく」で、沖縄県は「もずく」の生産量が日本一です。「塩もずく」、「塩抜きもずく」、「味付けもずく」として、一年中、売られています。 「もずく」は、骨を強くするカルシウムや、貧血を予防する鉄分などのミネラル、お腹の調子を整えてくれる食物繊維を含んでいます。 「もずく」というと、酢のものを思い浮かべますが、今日の給食のように、スープに入れたり、雑炊や天ぷらの具にしたりもします。 「もずく」のつるっとした食感や歯ごたえを味わって食べましょう。 7月13日の給食【一口メモ】「春雨」について 春雨は、中国の食べ物です。日本には、明治になってやってきました。中国では、青大豆や緑豆などの豆で作られますが、日本では、ジャガイモやサツマイモのでんぷんで作ります。 お吸い物、鍋料理、すきやきなどに入れたり、和え物(特に酢の物)に使ったりすると、一緒に和えた野菜などの味がしみこんで、おいしくなります。 春雨は、白く透き通っていて、細く静かに降る春の雨に似ているところからつけられた名前です。中国では、粉の糸という意味の「フェンスー」と呼ばれています。 今日の給食では、サラダに入っています。 7月12日の給食【一口メモ】「ゴーヤチャンプルー」について ゴーヤチャンプルーは、沖縄料理です。チャンプルーには「炒め物」という意味があります。ゴーヤは、苦瓜(にがうり)ともいいます。 ゴーヤは、群馬県でも多く栽培されていて、今が旬の夏野菜です。ビタミンCが多く含まれており、夏バテ予防によい野菜です。 苦味が苦手という人もいると思いますが、この苦味には、疲労回復に役立つ栄養が含まれています。 今日のゴーヤチャンプルーは、苦味をできるだけ抑えて、食べやすいように工夫して作りました。 7月11日の給食【一口メモ】「鶏肉」について 関西地方では、鶏肉のことを「かしわ」と呼んでいます。それは、昔、中国から輸入された「とり」が、黄色い色をしていたところから、「黄鶏」と書いて「かしわ」と読み、その呼び名が今でも使われているものだといいます。 鶏肉は、やわらかくて脂肪が少なく、消化がよいことから、特に病人やお年寄りに喜ばれ、利用されています。現在、食べられている鶏肉は、ブロイラーがほとんどです。低エネルギーで、たんぱく質も多いので、脂肪などの栄養の取りすぎに注意している人たちにも人気があります。 今日は、タンドリーチキンです。たまねぎ・ヨーグルト・カレー粉で味付けした鶏肉を、給食室で焼きました。 7月10日の給食【一口メモ】「ワカメ」について 日本は島国で、まわりが全部海ですから、昔からいろいろな海草をとって利用してきました。ワカメは、日本中のどこの海でもとれます。 ワカメには、骨や歯を丈夫にするカルシウムがとても多く含まれています。 ビタミンやミネラルも、陸の食べ物よりもずっと多く含んでいるのです。80歳も100歳も長生きする長寿村の人たちの食べ物を調べてみると、海草をたくさん食べていることが分かりました。 体の調子をよくするミネラルやヨードという成分が含まれていて、血管を丈夫にして、血圧を下げる働きがあり、生活習慣病の予防にもなります。 海草は、一度にたくさん食べるよりも、少しずつ毎日食べるのがよいのです。 今日は、みそ汁に入れました。給食では毎日は使えませんから、お家でお料理に入れてもらってください。 7月9日の給食【一口メモ】「枝豆」について 枝豆は、大豆が小さいうちにとって食べる食べ物です。ですから、栄養は大豆と同じで、タンパク質がとても多く含まれています。食物繊維も、野菜の中ではトップクラスの量で、たくさん含まれています。 枝豆は古くから食べられていて、江戸時代には、夏になると、道ばたに枝豆売りの姿があったといいます。現在のように、枝からさやをはずした姿ではなく、枝についたままの状態で茹でたものが売られていて、当時は枝を持ったまま食べ歩いていたことから、今のファーストフードのような存在でした。この状態のものを「枝付き豆」と呼んでいて、これが「枝豆」の名前の由来とされています。 7月6日の給食【一口メモ】 明日、7月7日は七夕です。 七夕祭りは、もともと中国から伝わった風習です。織姫と彦星が、年に一度だけ、お互いの願いがかなって、天の川で会うことを許されるという伝説からきた星祭りです。 この夜に、里芋の葉に貯まった露を集めて、その水で墨をすり、五色の短冊に願いごとを書いて笹竹につるすと願いごとがかなうといわれています。 また、地元でとれた野菜を食べると、災いから逃れて健康に過ごせるという言い伝えもあります。 今日の七夕汁には、オクラをお星様の形に見立てて入れました。 冷や麦は、天の川の流れを見立てました。地元産の野菜も使っています。 下の写真は、七夕汁を拡大して写したものです。 7月5日の給食【一口メモ】メロンについて メロンという名前は、ギリシャ語の「リンゴのようなウリ」が語源です。 メロンの原産地はインドといわれ、古代エジプトでは、すでに栽培され、東西に伝わったと言われています。 メロンの王様は、ヨーロッパで発達した網目のある「ネットメロン」です。「マスクメロン」とも呼ばれ、「芳香(香り)あるメロン」の意味です。 日本では、2000年以上の歴史をもつ東洋種のネットのない「まくわうり」がポピュラーな存在でした。 今日のメロンは「肥後グリーン」といって、ネットがある青いメロンです。果肉はやわらかく、シャキシャキした食感と高い糖度が特徴の甘くジューシーなメロンです。 7月4日の給食【一口メモ】 7月の給食目標は、「暑さに負けない食事をしよう」です。 暑くても食欲がわくような料理、スタミナのつく“にんにく”や“豚肉”料理、ピリッと辛みの効いた料理、冷たいデザートなど、7月の献立もたくさん工夫しています。 また、今日の豚しゃぶうどんには、豚肉が入っています。良質なたんぱく質をはじめ、さまざまな栄養が含まれている豚肉。それに野菜をあわせると、豚肉に不足しているビタミンCや食物繊維を補うことができます。 7月3日の給食【一口メモ】 クイズです。 この「食べ物」は何でしょう? ヒント1 皮はツルンとしています。 ヒント2 中は白いです。 ヒント3 野菜です。 ヒント4 ヘタの部分が帽子をかぶっているように見えます。 ヒント5 皮は紫色です。 分かりましたか? 正解は「なす」です。 なすには、体の調子を整える働きがあります。主な栄養素として食物繊維があり、お腹の掃除をしてくれます。 なすの皮の紫色の成分には、目の疲れをとったり、血液をサラサラにしたりする効果があるといわれています。 今日は、マーボーなすどうふの中に入っています。 7月2日の給食【一口メモ】「夏野菜」について 「夏野菜」というのは、野菜の中で、夏にとれるものをいいます。 きゅうり・なす・トマト・ピーマン・オクラ・とうもろこし・にら・かぼちゃ・ズッキーニ・いんげん・えだまめなどが代表的です。カロテンやビタミンCなどを多く含む野菜が多く、夏バテなどを予防してくれます。夏には夏にとれる野菜をたくさん食べたいですね。 今日の「ラタトイユ」には、なす・ピーマン・ズッキーニ・トマト・大豆・えだまめなどが入っています。 6月29日の給食※高崎丼は、高崎さんのチンゲンサイなどを使った中華丼です。 【一口メモ】「すいか」について すいかは、英語で「ウォーターメロン」とも呼ばれるほど、水分が多い果物です。約90パーセントが水分、10パーセントが甘さの糖分と言われています。 すいかは、江戸時代に中国から日本に伝わりました。のちに、アフリカに残っている壁画などから、古代エジプト人が栽培していたことがわかりました。 すいかは、うり科の食物で、きゅうり・白ウリ・メロン・かぼちゃなどの仲間です。 みなさんの知っているスイカは、果肉が真っ赤ですが、黄色のものや種無しもあります。夏の火照った体を冷やすのには、とても良い食べ物なので、しっかり食べてください。 6月28日の給食【一口メモ】豚肉について 豚肉には、疲れた体を助けてくれるビタミンB1が含まれています。ご飯などに含まれる糖質をエネルギーに変える働きがあり、疲労回復に効果的です。また、筋肉や内臓、骨の形成などに必要な良質のたんぱく質も豊富に含まれているので、成長期に丈夫な体をつくるのに欠かせません。さらに、脂質やビタミン類、ミネラルなど、さまざまな栄養成分が含まれています。 良質なたんぱく質をはじめ、さまざまな栄養が含まれている豚肉。それに野菜をあわせると、豚肉に不足しているビタミンCや食物繊維を補うことができます。ですから、豚肉と野菜を一緒に食べましょう。 6月26日の給食【一口メモ】「カレー」について 「カレー」という言葉は、南方インドのタミル語で「一種のソース」のことです。 インド人は、つぶした玉ねぎ・にんにく・しょうがなどとともに、10種類以上のスパイスを1時間以上も水牛のバターで炒めて、カレーをつくります。 インドの食べ物は、すべてこのカレーソースで煮て味付けされます。肉用・野菜用などいろいろな種類があります。それは、スパイスの種類や量で変えていて、それが料理の基本だといいます。 日本には 明治の初め、横浜や神戸にできた西洋料理店などで、日本人向きの洋食として売り出され、人気を呼びました。 倉賀野小学校自慢のカレーは、1〜3年生用が甘口で、4〜6年生用はちょい辛口です。下の写真で、左が甘口、右がちょい辛口です。色の違いが分かるでしょうか。 6月25日の給食【一口メモ】「チーズ」について チーズは、牛乳から水分を除いて固めたもので、カルシウムが豊富な食品です。 紀元前2000年頃(今から4000年くらい前)、アラビアの砂漠を旅する商人が、羊の胃袋で作った袋に、ヤギの乳を入れていました。そして、羊の乳を飲もうとしたら、白い塊になっていました。これがチーズです。 現在のチーズは、牛乳を約10倍に濃くして固めたものです。特に、骨をつくるカルシウムや筋肉をつくるタンパク質、脂肪、ビタミンがあり、少しの量でも、たいへん栄養価があり、保存性に優れています。そして、成長期の子どもたちにも、とてもよい食品です。 今日はチーズポテトに入っています。 6月22日の給食【一口メモ】「噛むこと」について 食べ物には、わたしたちが健康を保ち、活動したり、成長したりするために必要な栄養素が含まれています。その栄養素を体内に取り入れるには、食べ物を消化して、栄養素を吸収しなければなりません。 消化とは、食べ物を体に吸収されやすいものに変えることです。 食べ物の消化は、噛むことから始まります。食べ物をよく噛むと、唾液がたくさん出て、細かくなった食べ物と混ざり合い、消化を助けます。 また、食べ物が胃の中にいる時間を減らすこともできるので、胃の負担も軽くなります。 そのほかにも、よく噛むことは、むし歯の予防や肥満の予防、脳を元気に働かせるなどのよい効果があります。意識して、よく噛んで食べるようにしましょう。 6月21日の給食【一口メモ】「ホイコーロー」について ホイコーローは、中国料理のひとつで、四川地方の家庭料理です。 ホイコーとは「一度調理した料理をもう一度鍋に戻して調理する」という意味です。 日本では、キャベツを入れるスタイルのホイコーローが一般的ですが、中国のホイコーローは、キャベツを入れないものが一般的です。 キャベツを入れるホイコーローは、四川料理の伝道師ともいえる陳建民さんが始めたと言われています。それが日本中に伝わり、今ではホイコーローは「豚肉とキャベツのみそ炒め」という日本名でも呼ばれるようになりました。 今日の給食では、キャベツのほかに、ねぎ・ピーマン・にんじん・たまねぎを入れました。 6月20日の給食【一口メモ】「ナス」について ナスの原産地はインドです。日本には、奈良時代に中国から伝わりました。 そのころから、漬け物などに使われ、古くから日本人に親しまれた野菜のひとつです。 ナスという名前の由来は「早く実がなる」ことからという説や、夏に実がなるので「なつみ」と呼んでいたが、それがなまって「なすび」とよばれ、ナスとなったという説など、いろいろあります。 長ナス・丸ナス・米ナス・水ナスなど、ナスにはたくさんの種類があり、形もいろいろです。 普通は、煮る・焼く・揚げるなど、あらゆる方法で調理されます。淡泊な味で、ほかの食材ともあわせやすく、油との相性もいいのです。今日は、スパゲティの中に入っています。 6月19日の給食毎月19日は、倉賀野地域豆の日です。豆の日メニューは、大豆たっぷりの「ソイ丼」です。 【一口メモ】沖縄料理「クープイリチー」について クープイリチーとは、千切り昆布の炒め物です。沖縄のお祝い料理に、なくてはならない存在です。「クープ」は昆布のこと、「イリチー」は炒め煮の方言です。昆布と豚肉の旨味が溶け合い、コクのある味わいとなっています。昆布は食物繊維やミネラルが豊富に含まれていて、大腸がんを予防したり、余分なコレステロールを体の外に出す働きがあるといわれ、健康食材として高く評価されています。 6月18日の給食今日から牛乳が変更になっています。 「くりもと牛乳」の供給業者で大型冷蔵機械が故障したためです。 供給体制が整うまでの間、代替として「榛名牛乳」が供給されることになりました。 【一口メモ】「ごぼう」について ごぼうは、大昔の日本には、なかったそうです。 西アジアやシベリア・中国などで、広く雑草として生えていました。 不思議なことに、食べているのは日本人だけのようです。 中国から薬草として伝えられ、古くは宮中料理につかわれていたものが、江戸時代には、一般庶民でも食べられるようになり、大切な野菜のひとつになりました。ごぼうには、食物繊維が豊富に含まれています。また、骨に必要なマグネシウムも多く含んでいます。 |
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