2/28 給食【一口メモ】「玉ねぎ」について 玉ねぎは、今から6000年前、エジプトで、神様の野菜として大事にされていました。生まれたのはペルシャです。玉ねぎの薄くて赤い皮は、古くから布を染めるのに使いました。有名な「ペルシャサラサ」や「インドサラサ」の美しい黄金色やこげ茶色・灰色などは、この皮で染めたものです。 日本に伝わった玉ねぎはアメリカ産で、100年ほど前から作るようになったものです。今、一番たくさん採れるのは北海道です。煮ると、とても柔らかく、甘くなり、ほかの匂いを消す働きもするので、洋食や中華料理に使うほか、調味料やソースの原料になります。 今日は、ドライカレーやスープ・いかくんサラダに入っています。 2/27 給食【一口メモ】「ポークビーンズ」について ポークビーンズは、アメリカの家庭料理の一つです。インディアンやカウボーイたちが、野外で食べていた料理です。 ポークビーンズは、不足しがちな豆製品をたくさんとることができます。特に、大豆は「畑の肉」といわれるように、肉にも負けないくらいたくさんの栄養があります。 今日のポークビーンズには、大豆のほかに、いんげんまめとひよこまめも入っています。 2/26 給食【一口メモ】「豆腐」について もとは中国でつくられ、日本に伝わったのは奈良時代です。 豆腐は、大豆から作られます。大豆を水につけてやわらかくし、細かく砕いてどろどろにしたものに水を加えて、あたためます。これを布でこして、豆乳とおから にわけます。豆乳に「にがり」を入れて固めると「豆腐」になります。 たんぱく質を多く含み、血や肉をつくります。 昔から、肉や魚を食べないお坊さんたちの大切なたんぱく源でした。 2/25 給食【一口メモ】「ほうれん草」について ほうれん草が生まれたのは、ペルシャ、今のイランです。ほうれん草の「ほうれん」は「ペルシャ」という意味で、ほうれん草は「ペルシャの草」ということになります。 日本に渡ってきたのは江戸時代で、中国から伝わりました。 ほうれん草は、カロテン(ビタミンA)・鉄分・繊維の多い緑黄色野菜です。 おひたしや炒め物など、加熱して食べることが多く、おいしさは抜群です。 生の場合、ほうれん草の「あく」が、体内でカルシウムと結び付いて「結石」の原因になると一時話題になりましたが、大量にとるのでなければ、ほとんど心配はないそうです。きょうは、スパゲティに入っています。 2/22 給食【一口メモ】「にんじん」について にんじんは土の中で育ち、濃いオレンジ色をした「根」を食べる野菜です。 にんじんが育つために、ちょうどよい気温は、18度から21度で、季節に合わせて日本中で作られています。その中でも、北海道が日本一の生産地です。 カロテンという栄養があり、わたしたちの体の中で、目や肌を健康にして、がんを予防してくれる働きがあります。 今日は、スープの中に入っています。 2/21 給食【一口メモ】「高野豆腐」について 「高野豆腐」の名前の由来となったのは、高野山です。およそ800年前の鎌倉時代、高野山の僧侶たちの手によって作られました。 高野山では、精進料理として食べていた「豆腐」が、冬の厳しい寒さの中で、凍ってしまいました。翌朝、それをとかして食べてみたところ、食感がおもしろく、おいしいというので、食べられるようになりました。肉や魚などの動物性食品をいっさい禁じられ、日夜、厳しい修行と勉学に励む僧侶たちのパワーを支える貴重なタンパク源でした。 今日は、みそ汁に入っています。 2/20 給食【一口メモ】「大豆」について 1712年に、オランダの植物学者ケンペルが、ヨーロッパに大豆を伝えました。 その後、ドイツで、大豆は「畑の肉」と名付けられました。それは、大豆が肉に匹敵する量のタンパク質を含んでいることがわかったからです。 大豆のタンパク質は、肉や卵に負けない良質のタンパク質です。しかも、大豆には、他の作物より、ずっと多い量のタンパク質が含まれています。 そんな大豆を使った米粉のスープ。スープの中に、小さい大豆が隠れています。 2/19 給食わかめご飯は、6年生からのリクエストメニューです。 【一口メモ】「わかめ」について 日本は島国で、まわりが全部海ですから、昔からいろいろな海藻をとって利用してきました。わかめは、日本中のどこの海でもとれます。 わかめの栄養は、骨や歯を丈夫にするカルシウムがとても多く、ビタミンやミネラルも、陸の食べ物よりずっと多く含んでいます。80歳も100歳も長生きする長寿村の人たちの食べ物を調べてみると、海藻をたくさん食べているのがわかりました。 体の調子をよくするミネラルやヨードという成分が含まれていて、血管を丈夫にして、血圧を下げる働きをして、生活習慣病の予防にもなります。海藻は、一度にたくさん食べるよりも、毎日少しずつ食べるのがよいといわれています。わかめの酢の物・ひじきの煮物など、毎日工夫して食べるようにしたいですね。 2/18 給食【一口メモ】「のり」について 「のり」は、おにぎりや手巻き寿司に使う「板のり」、焼きそばやお好み焼きに使う「青のり」、「のりつくだ煮」など、さまざまな種類があります。どの「のり」も、原料は海藻です。 日本のほかにも、中国や韓国、イギリスでも、形はちがうものの、「のり」が食べられています。 「のり」は、いつ頃から食べられていたのでしょうか?最も古い記述は、飛鳥時代にみられます。朝廷への年貢として、「のり」が取り上げられています。海藻の種類の中でも、「のり」は高級品として扱われていました。 2/15 給食カレーは、6年生からのリクエストメニューです。 【一口メモ】「カレー」について 学校給食で人気のカレーは、もともとはインドの料理で、肉や野菜をさまざまなハーブで煮込んだものです。18世紀にインドからイギリスに伝わり、明治時代の初めにイギリス料理として日本に伝わりました。 当時、カレー粉は高価な輸入品しかなく、カレーは高級料理でしたが、国産のカレー粉が発売されると、家庭でも食べられるようになりました。 また、カレーうどんやそばなど、日本風にアレンジした料理も登場し、全国に広まっていきました。カレーを手軽につくることができる「カレールー」や、あたためてすぐに食べられる「レトルトカレー」は日本人の発明です。 カレーはさまざまな材料を煮込んでつくるので、栄養バランスがよく、どんな主食にも合うのも魅力です。 2/14 給食ワインゼリーは、6年生からのリクエストメニューです。 【一口メモ】「ごぼう」について ごぼうは、大昔の日本にはなかったそうです。地中海沿岸から西アジアやシベリア・中国などで、広く雑草として生えていましたが、不思議なことに食べているのは、日本人だけのようです。 中国から薬草として伝えられ、古くから宮中料理に使われていたものが、江戸時代には一般庶民でも食べられるようになり、大切な野菜の一つになりました。 鶏ごぼうピラフは、名前のとおり、ごぼうがたくさん使われていて、不足しがちな食物せんいがとれます。無機質のリンやカルシウムも多く含まれていて、わたしたちの体に、とても役に立つ野菜なのです。 2/13 給食【一口メモ】「ちゃんぽんめん」について 「ちゃんぽん」は、長崎で誕生し、庶民の人気を得て、日本全国へ広まりました。 「チャンポン」という単語は、朝鮮語にもあり、「混ぜる」「混ぜたもの(料理)」という意味があります。また、沖縄県で使われている同じ意味の「チャンプルー」は、インドネシア語やマレー語にも存在します。 「チャンポン」と「チャンプルー」は、同じ語源と考えられ、由来としては、いろいろありますが、「混ぜる」という意味合いのようです。 このことからも、「ちゃんぽん」は、当初から、具がたくさん入ったにぎやかな食べ物であったことが推測されます。 うまくて、安くて、栄養満点のちゃんぽんは、「茹で麺」を使います。デンプンが入っているので、寒い冬には温まります。 2/12 給食【一口メモ】「噛む回数」について 「一口30回は噛みましょう」とよく言われますが、なぜ、よく噛むとよいのでしょうか? それは、よく噛むことによって、脳の満腹中枢が刺激され、食べ過ぎを防いでくれて、肥満予防に役立つからです。 よく噛まずに早食いをすると、満腹中枢が働く前に、食べ過ぎてしまいます。 よく噛むことは、食べ過ぎを防ぐだけではありません。食べ物と唾液がよく混ざり合うことで、消化を助けます。さらに、噛むための筋肉がよく動くので、血流がよくなり、脳の働きもよくなります。 噛む回数を増やすには、噛みごたえのある食べ物を食べることが大切です。そのほか、食材を大きく切ることも効果があります。 噛むことの大切さを知り、よく噛んで食べるようにしましょう。 2/8 給食【一口メモ】「大豆」について 大豆は、約2000年前の弥生時代に、原産地である中国から朝鮮半島を通じて入ってきたと 考えられています。日本で広く栽培が始まったのは、鎌倉時代以降のようです。 そのころには、仏教が広く普及しており、その影響で、肉を食べることが禁止されていたため、体に必要なタンパク源を、味噌や納豆から摂っていました。また、戦に出かける侍や農民たちの栄養食・保存食としても、大豆製品が欠かせませんでした。 こうして、大豆の栽培が広まっていき、時代とともに加工技術も発達していきました。そして、 味噌・納豆・醤油・豆腐・油揚げ・厚揚げ・きな粉・おから・湯葉など、さまざまな加工品が作られ、わたしたち日本人の食生活に、なくてはならないものになっていきました。 2/7 給食【一口メモ】「サバ」について サバは、青魚の王様と呼ばれるほど、栄養豊富な食べ物です。 体にとって、とてもよい脂が含まれていて、血液をサラサラにしてくれたり、コレステロールを下げてくれたりする働きがあります。 サバのいちばんおいしい食べ頃は秋ですが、サバに含まれる脂は体にたいへんよいので、みなさんに一年中食べてほしい魚の一つです。 今日は、サバに塩味をつけて焼きました。 2/6 給食【一口メモ】「ペンネ」について 「ペンネ」というのは、マカロニの一つです。昔のペン先に形が似ていることからつけられた名前です。イタリアで食べられているマカロニやスパゲティには、たくさんの種類があり、太さや長さ、形や切り口などによって、いろいろな名前がつけられています。 食べたときの歯ざわりや使う材料、ソースによっても使い分けられ、300以上の種類があるそうです。 給食でも、普通のマカロニのほか、今日のようなペンネ、スパゲティやABCマカロニなど、いろいろな材料を使って料理しています。 2/5 給食【一口メモ】「2月の給食目標」について 2月の給食目標は、「大豆について知ろう」です。 大豆は、植物の種の部分です。そのため、大豆を育てるときは、大豆をまきます。芽が出て成長して、夏頃になると花をつけ、そのあとに果実をつけます。 まだ青い状態のものを「えだまめ」といいます。そして、「えだまめ」が熟すと「大豆」になります。 また、大豆は「畑の肉」と呼ばれるほど栄養満点の食べ物です。 2月は、大豆や大豆製品(豆腐・油揚げ・高野豆腐・厚揚げ・きな粉・味噌など)を使った料理がたくさん登場する予定です。 2/4 給食きな粉揚げパンは、6年生からのリクエストメニューです。 【一口メモ】「きな粉」について 今日のパンは、きな粉揚げパンです。 きな粉は、大豆から作られています。大豆を炒って、皮をむいて、細かくひいた粉です。熱を加えることにより、大豆特有のくさみがぬけて、香ばしい香りになります。 大豆はタンパク質が豊富で、「畑の肉」と呼ばれるほど、栄養ばっちりな食材です。 揚げパンは、給食室で一つ一つ丁寧に揚げています。今日は、620個作りました。 2/1 給食 |
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