1/10 給食【一口メモ】「学校給食」について 学校給食は、明治22年、今から約130年前に、山形県の私立忠愛小学校で、貧しさのためにお弁当をもってくることができない子どものために始まりました。 そのときの給食は、「おにぎり・塩鮭・漬物」でした。 その後、各地で給食が実施されるようになりますが、戦争の影響で中断されます。 そして戦後、支援物資による給食が再開されます。それを記念して、1月24日から30日までの「学校給食週間」が始まりました。 倉賀野小では、1月の献立の中で、全国のお料理を紹介します。 今は、毎日、学校で給食を食べることが当たり前になっていますが、昔は、食べる物にも苦労した時代がありました。 1/9 給食【一口メモ】「切り干し大根」について 切り干し大根とは、大根を細く切って、天日干しにして作られた食べ物です。 生の大根を乾燥させているので、その分、栄養分が濃縮され、栄養価が高い食べ物です。 今日のような「炒め物」のほかに、和え物にしたり、煮物にしたり、ビビンバに入れたりと、いろいろな料理法があるので、ぜひ、ご家庭でも作ってみてください。 1/8 給食【一口メモ】「揚げパン」について 揚げパンは、今から70年位前、昭和20年代の後半には、学校給食のメニューに登場していました。そのころと今とでは、学校給食の献立もだいぶ変わっていますが、揚げパンは、ずっと人気メニューの一つとして食べられてきました。 揚げパンは、給食室でパンを油で揚げて、砂糖をまぶしています。外はカリッと、中はふわっとしている「揚げパン」です。 1/7 給食給食室では、今年も、よりおいしい給食をつくるよう努力していきます。 子どもたちが給食を残さないで食べてくれることが、給食室の願いです。 12/25 給食【一口メモ】「クリームサンド」について 今日はクリスマスです。クリスマスとは、昔、外国で、イエスキリストという神様が地上にあらわれたことをお祝いするお祭りです。みんなが幸せで仲良くできて、生きていることに「ありがとう」と感謝する日です。 今日はクリスマスメニューで、クリームサンドにしました。ココアパンに、いちご味のクリームをサンドしました。 今日は2学期最後の給食です。 冬休みも、朝・昼・夕、しっかり食べて、バランスよい食事をしましょう。 そして体調をくずさないで、元気に新年を迎えてください。 12/24 給食今日も、読書月間コラボ給食(第5回・最終回)です。 今日のコラボは、「おしりたんてい カレーなるじけん」から、さつまいも入りポークカレーです。 おしりたんていの苦手なものって・・・? パオットさんの新しいお店に必要な特別なスパイスがなくなってしまいました。マスターの依頼でスパイスを探すことになったおしりたんてい。無事にスパイスは見つかるのでしょうか? 【一口メモ】「カレー」について カレーには、たくさんの食材を使っています。肉・人参・玉ねぎ・じゃがいも・にんにく・しょうが・りんご・ケチャップ・ソース・チーズ・油・塩・こしょう・カレー粉・カレールー(5種類)などです。 今日は、さつまいもも入れているので、20種類の食材を使っています。 給食室では、いろいろな材料と給食技士さんの腕で、おいしいカレーを作っています。 12/23 給食今日は、読書月間コラボ給食(第4回)です。 今日のコラボは、「こまったさんのスパゲティ」から、スパゲッティミートソースです。 いつも「困った困った」と言っているこまったさん。今日は雨が降っているので、おうちでゆっくりスパゲッティを作ることにしました。すると、ゾウやサイがあらわれて・・・。 【一口メモ】「ミートソース」について ミートソースの起こりは、イタリアの北部、ボローニャ地方です。イタリア南部の簡単な調理法しかなかったパスタを、ボローニャ地方のお金持ちが、「ラグー」と呼ばれるフランスの煮込み料理をもとにして作らせたものが始まりと言われています。そのため、日本のイタリア料理店などでは、ミートソースのことを「ラグーソース」「ボロネーゼ」などと表します。日本でも、ミートソースは、スパゲティのソースとしてしっかり根付いています。 12/20 給食【一口メモ】「かぼちゃ」について かぼちゃは、体の粘膜や皮膚・喉・肺などを守る働きがあるため、かぜの予防効果がある野菜として知られています。 昔は冷蔵庫もなく、長期に保存できる野菜があまりありませんでした。そんな中で、かぼちゃは夏が旬ですが、長期保存ができて栄養価が高い野菜です。昔の人は、それを経験から知っていて、寒さでかぜをひきやすい冬にかぼちゃを食べて、かぜをひかずに元気に過ごそうという考えがうまれ、冬至にかぼちゃを食べる風習になったのでしょう。 今日は、かぼちゃをオーブンで焼いて、そぼろあんをかけました。 12/19 給食【一口メモ】「大豆」について 倉賀野小学校では、倉賀野幼稚園・倉賀野中学校と連携して、毎月19日の「食育の日」にあわせて、豆の日献立を導入しています。 今日は、大豆を使って、呉汁にしました。 大豆は、1712年にオランダの植物学者ケンペルがヨーロッパに伝えました。 その後、ドイツで「畑の肉」と名付けられました。それは、大豆が肉に匹敵する量のタンパク質を含んでいることがわかったからです。 大豆のタンパク質は、肉や卵に負けない良質のタンパク質です。しかも、大豆には、他の作物より、ずっと多い量のタンパク質が含まれています。 12/18 給食【一口メモ】「手洗い」について 冬の寒い時期は水道の水も冷たくなり、つい手洗いがおろそかになっていませんか? 手は、さまざまな物に触れるため、細菌やウイルス・汚れなどがつきやすいので、手をきれいに洗うことは、かぜなどの感染症を防ぐうえで、とても大切です。 指先を水で流しただけの場合は、手についた細菌を洗い落とすことができず、菌が多く残ってしまいがちです。セッケンを使って、ていねいに洗うようにしましょう。 また、指と指の間や指先・手首などは、洗い残しやすいところです。 ただセッケンをつけるだけでなく、よく泡立てて、洗い残しやすいところも注意して洗うことが大切です。 かぜなどにかからないためにも、毎日の手洗いをしっかりとしましょう。 12/17 給食【一口メモ】「クーブイリチー」について クーブイリチーは沖縄料理です。「クーブ」は昆布、「イリチー」は炒め物のことで、クーブイリチーとは、昆布の炒め物という意味です。 豚肉と昆布を使って野菜を一緒に煮た「クーブイリチー」は、沖縄県ではとてもメジャーな料理です。豚肉には、たんぱく質やビタミンB1が豊富に含まれていますが、それだけを食べるとコレステロールがたまってしまいます。しかし、昆布には、アルギン酸というコレステロールを体の外に出してくれる物質が含まれています。 昆布のヌルヌルした部分がアルギン酸です。さらに、昆布には、食物繊維が豊富に含まれ、腸の中で、ナトリウムなど高血圧の引き金になる物質を体の外へ出してくれるのです。 12/16 給食今日は、読書月間コラボ給食(第3回)です。 今日のコラボは、「糸子の体重計」です。 食べることが大好きな細川糸子。誰に対しても真っ正面から向き合い、しっかりと相手を見て、思ったことを口にする。大人も子どももジタバタしてけんめいに生きている。そんな、地に足のついた読み応えのある物語です。その中に出てくる糸子の大好きな食べ物は「きなこ揚げパン」です。 【一口メモ】「揚げパン」について 今日は、きなこ揚げパンです。揚げパンは、今から70年くらい前の昭和20年代の後半には、学校給食のメニューに登場していました。そのころと今では、学校給食の献立もだいぶ変わっていますが、揚げパンは、ずっと人気のメニューの一つとして食べられてきました。みなさんのおじいさんやおばあさんも、給食で揚げパンを食べたことがあるかもしれません。 揚げパンは、給食室でパンを一つ一つ揚げて、きなこと砂糖をまぶしています。 12/13 給食【一口メモ】「ポテトチップス」について ポテトチップスは、アメリカ・ニューヨーク州のレストランのシェフ、ジョージ・クラムによって、1853年8月24日に発明されたと言われています。 ある日、そのレストランに来たお客が、フライドポテトが厚すぎると言って、何度も作り直しをさせました。シェフのクラムはうんざりして、フォークで刺せないように薄切りにして、油でカリカリに揚げ、客を困らせようとしました。 しかし、逆に客は大変喜びました。この料理は、すぐに「サラトガ・チップス」という名前でレストランのメニューに登場し、この地方では、ごく一般的になったということです。 現在、日本で生産されるじゃがいもの15パーセントが、ポテトチップスに加工されています。 今日は、そんなポテトチップスをサラダにかけました。これは、給食委員さんが考えてくれたメニューです。 12/12 給食今日も、読書月間コラボ給食です。 今日のコラボは、「落第忍者乱太郎」と「りんごかもしれない」です。 「落第忍者乱太郎」 豆腐が大好きな先輩が豆腐を作りすぎてしまった。その豆腐を食堂のおばあちゃんがおいしいマーボードーフにしてくれました。というわけで、「ひき肉入りマーボードーフ」です。 「りんごかもしれない」 これは本当にりんごなのか?もしかしたらりんごじゃないのかも・・・と、りんごのことをず−っと考える面白い絵本です。今日の給食のりんごは、本当のりんごです。 【一口メモ】「豆腐」について 豆腐は、もとは中国でつくられ、日本に伝わったのは奈良時代です。 豆腐は大豆からつくられます。大豆を水につけてやわらかくし、細か砕いてどろどろにしたものに水を加え、あたためます。これを布でこして、豆乳とおからにわけます。豆乳に「にがり」を入れて固めると「豆腐」になります。 たんぱく質を多く含み、血や肉をつくります。 昔から、肉や魚を食べないお坊さんたちの大切なたんぱく源でした。 12/11 給食今日は、読書月間コラボ給食です。 今日のコラボは、「ルドルフとイッパイアッテナ」です。 ひょんなことから、長距離トラックで東京に来てしまった黒猫ルドルフ。土地のボス猫イッパイアッテナと出会い、とびきり愉快な野良猫生活が始まります。 今日は、この本に出てくる「クリームシチュー」にちなんで、「冬野菜のクリームシチュー」です。 【一口メモ】「シチュー」について シチューは、野菜や肉・魚介類をだし汁やソースで煮込んだ料理の英語による呼び名です。フランス料理では、ラグーなどがシチューと同じような料理としてあげられます。 クリームシチューは、ホワイトシチューとも呼ばれます。牛乳や生クリームをもとに、肉・じゃがいも・にんじん・たまねぎなどを入れて煮込みます。 今日の冬野菜のクリームシチューには、いつもの鶏肉・じゃがいも・にんじん・たまねぎのほかに、ブロッコリー・じめじ・まいたけを入れています。 12/10 給食【一口メモ】「白菜」について 白菜は、英語で「チャイニーズ・キャベツ」とも言われるように、中国原産で、東洋を代表する野菜の一つです。日本では、日清・日露戦争で出兵した兵士が種を持ち帰ったことで、本格的に栽培されるようになりました。現在の主流は、内側が黄色みを帯びているものです。鮮やかなオレンジ色の品種もあります。また、持ち運びしやすいように、食べきりサイズのミニハクサイも登場しています。 あっさりとした味わいなので、定番の鍋物や漬け物はもちろん、炒めもの、煮物、サラダなど、さまざまな調理法で食べられています。 今日は、冬野菜のオイスターソース炒めの中に入っています。 12/9 給食【一口メモ】「みかん」について 今日のみかんは、和歌山県からきました。 みかんは、江戸時代から食べられています。今では、世界中に100種類以上あります。皮がむきやすく、手軽に食べられるので、冬には欠かせない果物の一つですね。ビタミンCが多く含まれていて、かぜを予防する働きがあります。また、みかんのパワーはそれだけでなく、肌の調子をよくしたり、疲れをとったり、がんの予防などにも効果があります。 12/6 給食【一口メモ】「昆布」について 昆布は、深さ5〜7メートルの海中で、光合成を行って成長します。大きさは、長さが2メートルくらいのものから、大きいものでは、長さが10メートル以上、幅が60センチメートルにもなります。 7月中旬から9月中旬ころまでが、昆布漁の季節です。一人か二人乗りの小さい船で海に出て、先が二股になっている竿のような道具を使って、昆布を採ります。収穫した昆布は、船からおろして、小石を敷き詰めた干し場で干します。昆布漁は、昆布が一日で干し上がるような天気のよい日にだけ行われます。 昆布は、「よろこんぶ」として、鎌倉・室町時代から現代まで、縁起物とされてきました。 今日のサラダは、そんな縁起のよい昆布を使っています。 12/5 給食【一口メモ】「イワシ」について 一般的に、マイワシ・カタクチイワシ・ウルメイワシなどを総称して、イワシといいます。 イワシ類は、海面近くを群れで泳ぐ回遊性の魚です。古くから、安い魚として庶民に親しまれてきました。数十年単位で、増えたり減ったりを繰り返すことでも有名です。 昭和の終わり頃などは、とにかく安い魚でしたが、今では採れる量がどんどん減ってきています。 イワシが栄養価の高い魚であることは言うまでもありませんが、なかでも、DHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)を豊富に含んでいます。 今日は、イワシを梅と合わせて煮ています。給食委員さんが考えてくれました。 12/4 給食【一口メモ】「ソース焼きそば」について 日本の焼きそばというと、ソースで味をつけたものが代表的ですが、本場の中国では、普通は味付けにソースは使いません。 焼きそばは、中国語で「チャオ麺」といい、軟らかい焼きそばと硬い焼きそばがあります。どちらも、麺を強火で20分ぐらい蒸して、水でよくさらしてから使います。 軟らかい焼きそばは、麺と野菜や肉などを別々に炒め、混ぜ合わせてから味をつけます。 硬い焼きそばは、本式には「チャーメン」といって、麺を油で揚げてパリパリにしたものに、野菜と肉を炒めてデンプンでトロミをつけたものをたっぷりとかけます。 どちらも塩やしょうゆ・オイスターソースなどを使います。 ソースで味をつける焼きそばは、日本で考えだされた料理です。日本人の好みにあった食べ物といえるでしょう。 |
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