1年生国語の授業 スピーチと質問!
1年生の国語の授業では、緊張しながらもスピーチの学習がおこなわれていました。
教卓の前に立ってクラスを見回し、はっきりとした声で話を始める。まるで草野心平の詩「河童と蛙」の河童のようです。スピーチ原稿を持つ手は緊張で震えているようでしたが、一言一言、相手に伝わるように速さを考えながら話をしていました。内容は自分の部活のことや食べ物のことなど、とても興味深いものばかりでした。 聞いている側ものんびりとはしていられません。スピーチの後には必ず質問をしなくてはならないからです。相手の言葉を聞き逃すことなく的確に質問するためにこちらも緊張感が高まります。 一連の活動が終わると大きな拍手。スピーチした人も聞いていた人も互いの健闘をたたえ合うかのようでした。 人前で自分自身のことについて話をする機会は、そう多くはありません。しかし、必ずその場面は訪れます。特に春先、自分の環境に変化が訪れたときに。今回の活動がきっと活かされる時が来ます。 とても実りの多い授業でした。 1年生 道徳の授業「席替え」
1年生の道徳の授業では「公正・公平」の価値項目で、様々な意見交流がなされていました。
1年4組では「席替え」を題材に、決められた約束と好きな席に座りたいという思いとの間で葛藤する生徒達の様子から「公正・公平」とはどういうことなのかについて考えを深めていました。 道徳は何が正しいのかということを学ぶことが目的ではありません。道徳の授業をとおして、あらゆる道徳的な価値についてじっくりと考えること、さらに仲間と交流して新たな価値に気づいていくという過程を体験させることも目的です。そして、この過程が、先の見えない不透明な未来を強く生きていくためにはとても大切な力になります。 生徒達は、成長と共に道徳の授業で得た学びが変化し、より洗練されていくことになります。自分たちの行動を振り返りながら一歩一歩、大人として、社会人として成長していくことを期待しています。 |
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