3月31日、穏やかな春の夕暮れ。一人また一人とこの学校を去っていく先生が職員室を後にします。「長い間お世話になりました。」と深々と頭を下げるその姿に一抹の寂しさを感じます。感極まって涙しながら最後の挨拶をする先生。退任される先生の荷物をもって玄関まで見送る先生。今日この日を境に、また新しい職場での仕事が待っていますが、心の整理がつかないままの別れと見送りです。東部小学校で全力でやってきただけに、感じる寂しさです。我々は一つところにとどまる訳にはいかない定めがあります。次のところに行ってまた一つ花を咲かせ、また次に移る。教員の転任は宿命です。しかし、悲しい別れ、後ろ髪を引かれる別れをしながらも、また新らしい出会いが待っています。遮二無二に前をみて、突っ走っている教員ですが、その足跡を顧みれば、その場その場に数多くの仲間ができています。教え子もできます。両手に持ちきれないほどの思い出と仲間、教え子が増えていく職業なのです。一生懸命やった仕事だからこそ、熱い別れがあるのだと感じた春の日の午後でした。万歳東部小、今年もがんばります。