スキー教室1年生にとっては中学校で初めてのスキー教室でしたので、昨年末から準備や事前学習が始まって、とても楽しみにしていた様子が感じられました。今までに家族でスキーに行ったことがある生徒もいれば、今回が生まれて初めてのスキーだという生徒もいましたが、学年集会で先生方の経験を聞いたり、あらかじめスキー靴を履いてみたりして、準備を進めてきました。普段の学校生活と異なることが多いので、戸惑うことがあるかと心配をしましたが、スキー学習のファイルを作って資料を何度も何度も学活などで読み返し、充実したスキー教室になるように心がけてきました。当日は天気も良く爽やかな気持ちでスキーを楽しむことができました。 学校と佐久スキーガーデン「パラダ」間は往復バスでしたので、バスの中のレクリエーションも各学級で相談をして工夫したものを準備することができました。「人物当てクイズ」「イントロクイズ」「風船VSガムテープ」「マジカルバナナ」「しりとり」「ビンゴ」「気持ちを合わせるゲーム」「なぞなぞ」「心理テスト」「似顔絵大会」「○○当てゲーム」「爆弾ゲーム」など各班で進め方を考え、簡単な用具を準備してとても盛り上がったようです。自分たちだけが楽しむのではなく、一緒にバスに乗っているクラスの仲間が楽しいと思ってくれるようなレクリエーションを考える時には、出し物の内容はもちろんのこと、わかりやすい説明を考えたり、当日に失敗しないように進め方を本番と同じように練習したりします。その中でリーダーシップやフォロアーシップが自然と育ってくるものです。どのクラスも発表している班が一生懸命になるだけではなく、参加している班のメンバーもお互いの気持ちを思いやってあたたかな雰囲気を作り上げることができたようでした。 さて、「パラダ」では班別の講習会が行われました。あらかじめ生徒が自分の経験をもとに、初心者1班から経験の豊富な14班までに分かれてインストラクターの先生方に少人数で指導をしていただきました。1班、2班、3班あたりは靴の履き方から細かく見ていただいきましたが、午前中は斜面で止まっていることができず、スルスルと下に滑ってしまったり、止まろうとしたところが他の人のところへ突っ込んでしまって2人、3人と巻き込みながら転倒したりして苦戦している人も少なくありませんでした。ところが昼食をはさんで午後の講習会になると、どの班もリフトに乗って上がり、インストラクターの先生の声に合わせて、上手にターンしたり止まったりできるようになり、上達した様子がよくわかりました。上級の班ではリフトを乗り継いでかなり上まで行き、急斜面を滑ってきたようで自信に満ちあふれた表情もたくさん目にすることができました。 ところで、昼食は毎年恒例の「カレー(福神漬け付き)とりんごジュース、ペットボトルの水」でした。カレーはお代わり自由ということでしたので、次から次にお代わりをする人がいて列を作っていました。生徒の食欲は準備されていたご飯が足りなくなるほどでした。午前中にしっかり練習ができたのでお腹が空いたと言うことと普段から学校の給食を感謝して残さず食べるという習慣があるからこその様子だったのではないかと思います。 スキー教室の間、ケガをした生徒も体調を崩した生徒もなく、本当に楽しく過ごすことができました。バスの乗り降り、スキー場での移動、インストラクターの先生方へのあいさつ、食事でのマナーなども立派だったと思います。1年生も片中に入学してもうすぐ1年になりますが、日々の学校生活を通していよいよ「先輩」と呼ばれるにふさわしい成長ぶりを見せてくれたようで嬉しく感じました。 それでは、1年生の感想をお届けしましょう。 ★初めてのスキーで、板のつけ方や靴の履き方もわかりませんでしたが、インストラクターの先生が優しく指導してくださったので楽しくできました。ハの字で滑ったり、スピードを出したりしましたが、練習するたびに上手になっていくのが自分でも実感できたのでとても良かったです。 ★昨年は脚を揃えて滑ることがあまりできなかったけれど、今回少し滑れるようになったので良かったです。ギザギザに滑っていく時にカーブすることが昨年よりも上手にできるようになったので良かったです。僕は全体的に「スキーの勉強」「団体行動」も学べたので良かったです。 ★上級者コースを初めて滑ったので、少し怖かったけれど上手にできました。1回も転ばなかったし、リフトもとても上手に乗れたので嬉しかったです。班行動もしっかりできました。あまり好きではなかったスキーも楽しくできました。パラダには行ったことがなかったけれど、また行きたいと思えるスキー教室でした。 ★最初は歩くこともうまくいかず、スキーは楽しいのかな?と思っていました。しかし、決してそんなことはなく、インストラクターさんのお陰でスキーがとても楽しかったです。リフトに乗った時、落ちてしまいそうで何だか楽しかったです。ハの字のまま滑ろうと言われ、少し戸惑ってしまい、うまくいかず転んでしまいました。1人だけ大胆に転んだので、とても恥ずかしかったです。起き上がるのはとても大変で、インストラクターさんに助けてもらいました。慣れてきてからは色々な技術を教えてもらいました。難しかったけれど、何とかできて、クネクネと下ることもできたし、カーブして止まることもできました。今日1日楽しかったです。 ★一番最初に滑った時にはハの字で止まることができず、1人でどんどん滑っていってしまい、みんなと50mくらい離れてやっと止まることができました。でもその時の速いスピードときたら、とんでもなく怖かったです。それでも練習しているうちにハの字で止まることに慣れてきて、容易にできるようになってきました。カーブの仕方は難しかったので、いつかはできるようになりたいです。 ★インストラクターさんにたくさんのことを教えてもらいました。特に止まり方や曲がり方、足の揃え方など細かい所まで丁寧に教えてくださいました。私は足を揃えることがなかなかできませんでしたが、午後になって昼食でカレーをたくさん食べた後に挑戦したら、足を揃えて止まるところまでできるようになって、ほめられたのでとても嬉しかったです。とても楽しいスキー教室になりました。 ★今回が初めてだったので、とても不安でした。午前中は全くできず、楽しみだったスキーも少しずつ嫌になってしまいました。でも午後、リフトに乗って坂を滑ってくる時に、だんだんと慣れて、安定して滑れるようになっていきました。5回以上はリフトに乗って最初の方は転ぶことが何回かありましたが、最後の方では転ばずに滑ることができました。一番初めは不安だったけど、滑れるようになって楽しかったです。 ★スキーは初めてだったので怖いという思いが100%あり、板をつけて坂を登る時や、下る時などは挑戦するとか頑張るということよりも勇気が必要でした。うまくできたことはハの字にしてゆっくりと滑っていくということです。それができた時は嬉しかったです。うまくいかなかったことは、板をつけて坂を登ることです。全く登れず、すぐ落ちてしまいました。 ★足を揃えてスキー板の前方のバタつきを押さえることを目標に頑張りました。急斜面では微妙な感じでしたが、傾斜の緩やかな所でのロースピードではうまくいきました。また、カービング板が曲がる理由など指導員の方に詳しく教えていただき、原理を意識しながら滑れるようになりました。他にも色々と教えていただき、全体的に上達したと思います。 「スキー教室」は1年生にとって忘れられない思い出になったことでしょう。スキーの技術向上はもちろんですが、集団での行動や仲間へのあたたかい思いやり、礼儀なども学ぶことのできた1日でした。「パラダ」で撮ったクラス写真を後日教室で配布した時の生徒たちの様子がお届けできないのが残念です。みんな、ニコニコ幸せそうな笑顔でした。 男女交際についての話がありましたまずは『性』について考え、思春期の体の変化から始まりました。それから心の変化や男女差や個人差の話、心の自己コントロールの大切さを今井先生の話から学びました。 つぎにスクールカウンセラーの鈴木先生より中高生の望ましい男女交際の姿をロールプレイングを交えながら学習しました。 短い時間ではありましたがこれから直面する大切なことを学べたのではないでしょうか。 〈生徒感想より〉 性について、私はあまり考えたことがありませんでした。けれど、今日の話を聞いていろんなことが分かりました。好きな人と一緒にいると勉強や部活が乱れてしまうのなら、一緒にいる意味がないように感じました。私は好きな人がいるのは悪いことではないと思います。けど、勉強や部活の方が大切だと思います。思春期という心と体が成長するこの時期に相手を思いやる気持ちを忘れないようにしようと思いました。このような話は、将来役に立つと思うのでとても勉強になりました。 歯科指導が始まりました片岡中学校では、毎年年度初めに歯科医による健診が行われ、健診の結果を各家庭にプリントでお伝えしています。むし歯の有無だけではなく、歯肉の様子も細かくお伝えして、歯磨きの仕方の注意や歯科医院での治療を勧めてきています。歯科健診の結果をもとにして、3学年とも学年や学級で「歯の治療を早くしよう!」と声をかけ、治療率も高まりつつあります。例年県や市から「永久歯の歯科受診率が100%」ということで表彰していただく学級もあります。むし歯や歯肉の炎症はそのままにしておいて、快方に向かうということはないので、1日も早く治療を始めて、健康な状態にしてほしいものです。また、「8020運動」と言って80歳になったときに自分の歯が20本あることを目指して、正しい歯磨きを毎日実践しようという高い意識を持ってほしいと願っています。 そのような中で、給食後の歯磨きをする生徒が少ないことから、12月には「給食後の歯磨きチェック」として、各クラスでどのくらいの人が歯磨きをしているか、様子を見てみました。1年生は小学生だった3月まで、毎日給食後に磨いていたということもあり、すぐに布製の巾着袋に歯ブラシ、コップを入れて登校し、流し付近で磨く様子が見られました。ニコニコしながら歯磨きをする様子が可愛いです。2,3年生も今までに磨いていた生徒に加えて歯磨きを始める生徒が増えて、給食後に90%以上の生徒が歯磨きをしたというクラスも出てきました。食事の後の歯磨きはむし歯予防の第1歩という話もよく聞きますので、今後も継続していきたいものだと思います。 そして、いよいよ今月から始まったのが養護教諭による「歯科指導〜むし歯や歯肉炎について知り、正しい歯の磨き方を身につけよう〜」という指導です。ねらいは「むし歯や歯肉炎について理解し、歯と口の健康を守ろうとする態度を育てる」「歯垢染め出しにより自分の磨き残しがわかり、むし歯や歯肉炎を予防するための正しい歯の磨き方を身につけ実践する態度を育てる」という2点です。中学生になると科学的な分析力も高まり、自分自身の健康に対する思いも深められるので、このような取り組みをすると生徒の集中度が違うことを実感します。 養護教諭がプロジェクターで今年度の歯科健診結果を映し出し、全校や学級の様子についての理解を深めました。その後、むし歯や歯肉炎とはどのようなことか、その原因となることはどのようなことか等について学習してから、歯垢染め出しを行いました。これは赤色の錠剤をかみ砕いて自分の磨き癖や汚れの落ちにくい部分がわかるというものです。養護教諭からは、歯の模型を使いながら歯ブラシのあて方や汚れの落とし方についても指導があり、染め出しの後に手鏡をのぞき込んで自分の口の中の状態を把握し、真剣に歯磨きをしていました。 最後に、生徒の感想を紹介しましょう。 ・しっかり磨いたつもりでしたが、思ったより磨けていないことがわかりました。歯と歯茎の間の境目が赤く色がついたので、しっかり磨きたいです。 ・いつもと同じように磨いていたけれど、思ったより赤く染まっているところがあって驚きました。特に、歯と歯茎の間が赤くなっていて信じられないほどでした。小学生の時に歯と歯の間が赤くなっていたので磨き方を直したつもりだったけれど、まだ赤く色がついたので、もっと念入りに磨かなければいけないと思いました。 ・今回は染め出しをして、今までよりもよく磨けていたと思いました。でも、まだ磨き残しがあったので、もっと気をつけようと思いました。これからも今日習ったことをしっかりと覚えて、家でも歯磨きをきちんとしてむし歯や歯肉炎にならないように気をつけたいです。 ・歯垢染め出しをして、自分の磨き残しの場所がよくわかりました。これからは歯を磨く時に、今回の歯垢染め出しで染まった所に気をつけて歯を磨きます。またむし歯のことや歯肉炎の説明を聞いて、歯磨きの大切さがよくわかりました。 ・今日は久しぶりの染め出しでした。昼休みには、自分の磨き方を見たかったので、あえていつもの磨き方にしました。でも、ほとんど磨き残しがなく、しっかりとできていました。ただ歯と歯茎の隙間が少しピンク色に染まってしまったので残念でした。きれいに磨ける方法を今日習ったので、これからは歯磨きを継続して、いつもきれいな歯でいられるようにしたいです。目指せ、8020! ・前歯のあたりが磨けていなかったのが、とても残念でした。歯と歯の間も結構残っていたのでとてもビックリしました。もっとたくさん磨かなければと思いました。8020運動、頑張ってみたいと思います。 ・今までササッと済ませていた歯磨きが、こんなにも大切だということを知って「もっとしっかり磨いておけば良かった。」と後悔しました。「8020運動」があるのも今日始めて知りました。32本の歯が無くなってしまわないように、毎日1本1本丁寧に磨くようにしようと思いました。ありがとうございました。 ★健康で元気いっぱいのキラキラした、中学校生活を送ることができますように。 和田橋下ボランティア清掃お正月明けの1月4日に朝9時から11時の予定で和田橋駐車場周辺・遊歩道・土手のボランティア清掃活動を実施しました。今回は部活動で登校する生徒たちを中心にして、ウィンドブレーカーと軍手を身につけゴミ袋をたくさん持って出かけました。今回参加した部活動は、女子バスケット部・剣道部・女子テニス部・男子テニス部・自然科学部・吹奏楽部・水泳部の皆さんです。毎日行われる部活動の練習も大切ですが、同様に普段お世話になっている地域の環境整備に協力することも大事なことです。心身共に育っていく片岡中学校の生徒の皆さんの姿が逞しく感じられました。校長先生、担当する先生方も一緒に、総勢130名が参加して、地域の美化活動に積極的に取り組みました。 学校を出発する時は晴天に恵まれ、風もなく順調にゴミを拾い集めることができました。ところが清掃開始1時間位したところで突然強い風が吹いてきて、枯れ草の中に分け入ってゴミを集めていた生徒たちは埃だらけになってしまうほどでしたが、熱心に清掃している様子には感心しました。校内の清掃活動では「カクカク清掃」が合い言葉になっていて、教室や廊下の雑巾がけでは、膝をついて端から端まで丁寧に拭き上げて、しっかりとしていることが、校外でも生かされていることを実感します。 さて、集めたゴミは駐車場に山のようになり、和田橋周辺が大分きれいになったことがわかりました。燃えるゴミの量は45リットルのビニール袋に40袋、燃えないゴミの量は10袋ありました。主なゴミは、お菓子のパッケージやビニール袋にダンボール、ペットボトルやビール・ジュースの空き缶、漫画やCDなどでした。思いもかけないゴミがたくさんありました。和田橋近辺にいらした誰もが、気持ちよく過ごせるように、みんなで普段から気をつけていきたいものだと痛感してしまいました。 今回の清掃活動で、和田橋周辺が少しきれいになりました。この状態がいつまでも続くように使ってもらえると嬉しいです。片岡中生にとっても、地域の中でこのような活動を通して学べることはたくさんあると思います。「気づき 考え 行動する」という学校教育目標を心に、これからも確かな歩みをしていきたいですね。 ★清掃活動に参加してくれた皆さん、ありがとうございました。和田橋周辺を通るたびに、皆さんの素敵な活動を思い浮かべています。 オーストラリア ギラード首相からの手紙ミラー大使は日本語も堪能だと聞いていますが、丁寧な日本語でのお礼状をいただいています。一部紹介させていただきます。 「この度はジュリア・ギラード首相宛に生徒の皆さんからお手紙を頂きましたことを、心より感謝申し上げます。生徒さん達の温かいお気持ち、そしてご指導くださった先生のご努力に、強く心を打たれました。また、英語を学び始めて間もない生徒の皆さんが、巧みな英語でお手紙を書いてくださったことにも感銘を受けました。私は国際関係における人的交流の重要さを強く認識しております。皆さんと我が国の首相との間に交わされた想いこそが最も大切な要素だと考えております。その意味においても、私からも心よりの感謝を皆さんに申し上げたいと思います。」 ギラード首相からの手紙はホームページ上でご覧いただけるように、取り込んでありますのでどうぞお読み下さい。なお、翻訳はオーストラリア大使館の職員のかたが1年生にも理解出来るようにとお心遣いいただいたものをそのまま紹介致します。 ★1年生にとっては、英語の学習を始めてまだ11ヶ月を過ぎたばかりです。中学校に入学して初めて学習する教科なので、ドキドキしたり不安を感じたりすることもたくさんあると思います。しかし、今回の経験を通して、授業で学習した英語を使って自分の気持ちを表現することが大切であることを実感することもできたでしょう。自分が知っている単語や表現を使って、ギラード首相と「心と心の会話」をすることができたことが、これからの人生において大きな財産になると嬉しいです。 母校訪問全体的な流れは次の通りです。 「あいさつ・中学生の自己紹介・近況報告」「片岡中学校の校歌紹介」「中学校生活の紹介・模擬授業など」「部活紹介」「小学生からの質問に答える」「あいさつ」 訪問に向けて毎日のように昼休みや放課後の時間を使って準備と練習に励んでいた1年生の学級三役さんたちでした。去年の今頃、今の2年生が母校訪問で色々な話をしてくれたことを思い出しながら、一生懸命に取り組んでいた様子が感じ取れました。当日は両小学校の6年生の担任の先生方にも細かい配慮をしていただいたそうです。ありがとうございました。1年生たちも中学校に入学して8ヶ月・・・2,3年生たちの姿を見て立派な中学生になってきています。訪問してくれた25人の皆さん、立派な母校訪問を作り上げてくれてありがとうございました。来年の4月に「先輩!」と呼ばれる時に、後輩たちがあこがれるような素敵な姿になれるよう、ますます頑張ってほしいと願っています。 代表として母校訪問をした1年生の感想を紹介しましょう。 ★今まで一緒に訪問した友達と協力して練習してきました。本番ではとても緊張しましたが、練習した時のようにできました。小学生は中学校のことを知らないので、なるべくわかりやすく説明しました。いつもの生活を振り返って、小学生に向けて劇をしたり、色々な紹介をしたりしました。練習の時は不安がたくさんありましたが、本番は不安はなくなり、安心してできました。小学生は「もうすぐ中学生になれる」と思っていても「不安」がたくさんあると思います。その不安をなくすのが私達の仕事でした。みんなで工夫して、小学生が納得できるものにできました。とても楽しかったし、上手に伝える工夫や方法を知ることができました。今回の母校訪問で、今の6年生が来年安心して入学できると嬉しいです。 ★母校訪問に行った時、初めの頃はとても緊張していて、小学生もとても緊張しているようでした。でも6年生にアドバイスをしているうちに、自然と緊張もなくなり、楽しくできたと思います。また片岡中学校のことをよく知らない6年生に、よりわかりやすく、覚えやすくする工夫をして、教えることの大切さを自分が学びました。これから自分たちも先輩になるので、今回学んだことを活かしたいです。 ★私は質疑応答の担当でした。できる限りの質問は考えたけれど、6年生の質問の全ては予想できませんでした。私も6年生の時、中学校に対する不安がありました。でも中学生達が母校訪問をしてくれたので不安が少しなくなりました。今の6年生も同じように少しでも不安が取り除けたら満足です。正直、時間が少したりないところもあり、当日に迷ってしまう場面もありました。今回一緒に訪問した6人で協力して冷静な行動が取れたのがとても良かったです。6年生がよくわかってくれるにはどうしたら良いか、どう伝えたら片岡中学校のことを理解しやすいか等を考え、臨機応変に対応することもできました。教室で過ごしたのは45分という短い時間でしたが、片岡中学校についてわかってもらえたのではないかと思います。 ★私は片岡小学校へ行き、母校訪問をしてきて心に残っていることは、小学生が楽しそうに話を聞いてくれたことです。私が中学校に入学する時の不安と同じような気持ちでいると思ったので、不安がひとつでもなくなるようにしたいと思いながら訪問をしました。時間通りに進められなかったことが少し残念でした。しかし、小学生のために何をしたら良いかを考えながらできたと思いました。小学生の様子を見ていると、中学校が楽しみだという感じが伝わってきたので、来年の4月にはみんなをあたたかく迎えたいです。 ★久しぶりの母校はとても懐かしく、清々しい気持ちになりました。そして、いざ6年1組のみんなの前に立つとお互い緊張してしまい、劇まではとても静かになってしまいました。しかし6年生の担任の先生の協力をいただいて、質疑応答からはとても楽しい、良い雰囲気になりとても良かったです。少しでも中学校のことをわかってもらえたのであれば嬉しいです。来年からは今回出会った6年生達が入学して、自分たちは先輩になるので、その意識を持って、見習ってもらえるような存在になりたいと思います。 乗附小学校の6年生の皆さん、片岡小学校の6年生の皆さん、片岡中学校では来年の春に皆さんが入学してくださる日を全校でお待ちしています。たくさんの思い出を小学校で作り、笑顔で入学式を迎えられますように。2月19日(火)に行われる入学説明会でまたお目にかかれることを楽しみにしています。 2学年東京校外学習6時半というまだ薄暗いうちに出発式が始まり、校外学習のスタートです。 6:45定刻通り、バスは出発し、一路東京を目指しました。途中、サービスエリアにより休憩後、渋滞にも巻き込まれましたが、予定時刻には東京上野に到着し、班別行動がスタートしました。 各班は、班別行動計画に沿って、上野公園を後にしていきました。 班別行動終了予定時刻、14:50にはほとんどの班が集合することができ、何とか無事に校外学習を終了することができました。 帰りのバスの中では、地震に遭いつつも(バスが停車中で地震に気がついたクラスと、全く気づかなかったクラスがあったようです。)学校に到着しました。地震の影響で途中、思いもよらない渋滞に巻き込まれてしまい、予定到着時刻がずれてしまったとをお詫びします。 2年生全員が良い経験をできた一日だったと思います。来年度の修学旅行もきっと良いものになるはずです。 生徒会集会昨年の秋から活動してきた旧生徒会からバトンタッチして初めての生徒会集会でした。今回の集会では生徒会の活動方針や各委員会の活動目標などの発表が中心になるため、生徒会が中心となって様々な準備を進めてきました。新生徒会役員さんたちの意気込みを感じたひとときになりました。全校生徒が体育館に入場する時の生徒会役員による「こんにちは!」というあいさつは数年来の取り組みで、入場時にさわやかなあいさつの声が次々と聞こえてきました。 生徒会集会の様子をお伝えしましょう。 1.開会の言葉 司会進行から全てのことが新生徒会役員の主導で行われました。初めてのことばかりで大変だったと思いますが、7人が協力している様子が頼もしく感じられました。 2.生徒会活動方針と生徒会役員の抱負について 生徒会の活動方針は「温故知新」と発表されました。片岡中学校の今までの立派な伝統を受け継ぎながら、新しいことにも積極的に挑戦していきたいということが基盤にあるという説明がありました。長い年月を経て現在の片岡中学校があることを忘れることなく、たくさんの先輩たちが作り上げてくれた尊い伝統を守り、さらに片岡中学校ならではの活動が展開されることを期待していきたいと思います。また、生徒会役員7名がひとりずつ抱負を話してくれましたが、「片岡中学校の伝統を守りたい。」「学校に行きたいと思えるような学校を作っていきたい。」という内容のことが次々と発表されて、新しい生徒会の今後の活動を心から楽しみにしていきたい、協力できることがあれば積極的に関わりたいと感じたひとときでした。また12月から校内に「意見箱」を設置して、片岡中学校をますます落ち着いた生活しやすい学校にするために、努力をしていきたいという説明もありました。 3.各専門委員会委員長から まず生徒会長から委員会活動の意義や生徒全員が協力をしていくことの大切さについての投げかけがありました。生徒手帳を見ながらひとりひとりが改めて自分自身がどのように生徒会活動に参加していくべきか考えるきっかけとなりました。続いて委員会の委員長が後期委員会活動においての活動目標などを発表しました。発表は学級委員会(1年生、2年生、3年生)、保健委員会、生活委員会、放送委員会、美化委員会、園芸委員会、図書委員会、体育委員会、安全委員会、給食委員会、JRC委員会の順で行われました。発表原稿をすっかり覚えてきて、堂々と活動について発表した委員長もいて意識の高さを感じ取ることができました。1年生の学級委員会以外は、2年生が委員長を務め、2年生がリードした活動になりますが、より良い学校生活を送れるよう全学年が協力していきたいものです。 4.校長先生の話 校長先生からは次のような話をいただきました。 ・いよいよ新生徒会役員がリーダーとなり『温故知新』という活動方針が明確になった。片岡中学校の伝統を受け継いできた結果、今の片岡中学校があることをしっかりと理解 して目標を見定めて頑張ろう。 ・片岡中学校は「花を大切にする学校」と言われている。たくさんの花が美しく咲いて大 変見事である。今後も園芸委員会のメンバーを中心にして素晴らしい花を咲かせると共に、環境つくりに協力していこう。 ・保健委員会の活動では学校保健委員会などもあり、日々の活動の積み重ねが大事になっ てくる。全ての委員会において落ち着いた気持ちで学校生活を送ることができるように努力をしていこう。 5.閉会の言葉 ★新生徒会役員さんの今後の活動を心から応援しています。生徒会便り「NEW LIFE片岡」も発行されました。笑顔がいっぱいの片岡中学校でありますように。 薬物乱用防止教室1.開会の言葉(1年生 保健委員2人) 2.校長先生の話 「薬物に対して、どのように受け止めたら良いか考えながら講話を聞いて下さい。」というお話と講師の渡辺先生の紹介をしていただきました。校長先生の言葉に、これからうかがうお話をひとつ残さずしっかりと聞いて理解しようという気持ちが高まりました。 3.渡辺正子先生による「薬物乱用防止」のお話 (1)ビデオの視聴 まず最初に「薬物についてどう考えたら良いか」「薬物をどう判断するべきか」を学んでほしいという投げかけがあり、ビデオを視聴しました。第1話では主人公が小学校6年生の男子でしたが、中学生の家に遊びに行った時に勧められたシンナーがきっかけで、シンナーを乱用するようになってしまったという内容でした。シンナーの吸引では「脳が壊れる、壊れた脳は二度と元に戻らない」「筋肉がつかず、背は伸びない」「いつもよだれが垂れている状態になる」「出血が多くなり、手足が震える」「文字が書けない」「歩くとよろよろする」 のような症状になってしまい、吸引するとすぐにこういった状態になるという説明があり、息をのむような感じでした。 第2話では女子が主人公でした。街中で「気分がハイになる、ダイエットできる」と声をかけられて無料で薬物を渡されて飲んだところ、心臓がドキドキして、頭がボーっとし、身体が熱くなるという症状が出ました。脳はこの時の刺激を忘れることがなく、同様の薬が欲しくてたまらない状態に追い込まれました。現在はエクスタシー、MDMA、パーティドラッグなど様々な種類の薬物があり、覚せい剤を勧められ破滅の道をたどるという人も増えているそうです。薬物の吸引によって幻覚や被害妄想も出てきて今までの人間関係が壊れてしまうことにもつながり、この話のように街中などで声をかけられて薬物を渡されるときには「お金はいらない」と言われても、薬物中毒になって次々にほしくなると高額を要求されるために友達からお金を借りるということもあり、生活が一転するようです。 薬物は覚せい剤という名前では一般の人には近づくことはなく、「元気が出る、やせられる、いつでもやめられる」というようなキャッチフレーズで誘われることが多いと説明がありました。これらの薬物は「脳(やめられなくなる)」「心(やる気、思いやりがなくなり無気力になる)」「命」の3つを失うことになって、夢や希望、友人など自分の周りの全てを失い、抜け殻になってしまうし、一度薬物に手を出すと一生つきまとわれるという言葉には安易に物事を考えてはいけないということを再確認しました。 (2)渡辺正子先生のお話 ・中学生で薬物に手を出してしまった人の例・・・一度手を出すとやめられない。薬物に 誘う人は気軽に声をかけてくるが、依存症になると高額を支払ってでも薬物がほしくな る。耳かきいっぱい程度が数千円の単位で、それらは暴力団や密売人などの手元に入る ことになる。絶対に手を出してはいけない。 ・現在の薬物の種類・・・多くのものがあり、身近な所にもある可能性が高い。シンナー も薬物の一種で現在は許可制なので仕事の関係で手に入る程度。しかし、40歳を越え た大人でもシンナー依存で度々逮捕されるという人もいる。自分の将来をしっかりと見 て、新しい人との出会いや新しい世界への道を大事にして、いつでも自分で正しく判断 をしていくことが大切だということを理解してほしい。 ・薬物は「やせられる、勉強ができるようになる、集中できる、寝ないで平気になる、疲 れない」などうまい話をされるが、それらはどれもまやかしで、薬物でやせることはあ っても、それは美しいものではないし、薬物が体内に入るとスッキリした感じはあって も薬が切れるとドッと疲れが出てだるくて仕方がない状態に陥り、再び薬物が必要にな る。 ・薬物による影響で、見えないはずのものが見えたり、聞こえるはずのない音が聞こえた り、幻覚や幻聴が目立つようになる。一般的な生活が送れなくなる。 ・ある暴力団の人が薬物を密売して逮捕された。その人が「自分が本当に大事にしている 人には薬は使わせない。」と話していた。それほどに薬物は恐ろしいものである。 ・身近なところにある薬物としては、酒とたばこがある。どちらも害があることを理解し て手を出さないことが肝心。特にたばこは吸っていない人の肺はきれいなピンク色だ が、吸っている人の肺はニコチンやタールで汚れた黒っぽい色になっていて空気をうま く吸えない状態に陥る。若い時にたばこを吸う習慣のある人ほど肺の状態はひどくな る。たばこを止めれば少しは改善されるが、健康に害があるものなので手を出さないこ とが一番である。 ・異物(酒、たばこ)を体内に入れて平気になると薬物を体内に入れても平気になってし まう。 ・自分に害のあるもの(非行も含める)は絶対に取り入れないということを心に刻んでほ しい。 ・自分にとって何が良くて、何が大切かを考えて今日の話をこれからの生活に役に立てて ほしい。 4.お礼の言葉 1年生の学級委員長から渡辺先生にお礼の言葉をお伝えしました。薬物には絶対に手を出さないこと、これからの生活を大事にしていくことの大切さに気づいたという感想を発表してくれました。 5.閉会の言葉(1年生 保健委員2人) <1年生の感想> ・今までも色々な資料を見たり、たくさんの人の話を聞いたりしてきましたが、「そんな のするわけない。」「使っても止められるでしょ。」という軽い気持ちでいました。し かし、今回実際に薬物乱用をしてしまったという人を見たことのある渡辺先生のお話を 聞いて、本当に止められないんだなあと実感しました。薬物を使ってしまった人も「大 丈夫。」と思っていたと思うけれど、そのような軽い気持ちが自分の命までも奪ってし まうなんて、本当に恐ろしい物なんだと改めて思いました。これからも「薬物は絶対使 わない。」という意志を持ち続けていきたいです。 ・今日は今まで知らなかった薬物について、わかりやすく教えていただきました。ビデオ では実際にどのような手口で薬物が僕たちの手に渡るのかがわかりました。これからは 友達、見知らぬ人等に「薬あげるよ。」と言われても、勇気を出し、はっきりと断りま す。その後の先生のお話では、自分の体験を通し、本当に起きたことを話してくださっ たので、薬物の恐さがとてもよくわかりました。また、僕はお酒も薬物というカテゴリ ーだったと言うことを知らなかったので、絶対に断りたいと思います。薬物は身も心も どんどん破壊していく、夢も希望も、そして命も奪ってしまうものです。今日教えてい ただいたことを忘れずにしたいと思います。 ★渡辺先生、お忙しい中来校していただきましてありがとうございました。1年生の心にしっかりと刻むことができたお話をいただき、心より感謝を申し上げます。身近なところにある危険から自分で身を守ることの大切さ、薬物の本当の恐ろしさ等、たくさんのことを学ぶことができました。1年生の皆さん、渡辺先生のお話をいつまでも心に置いて、健やかに成長していって下さいね。皆さんの笑顔がいつも輝いていますように。 PTAセミナー
平成24年10月31日(金)片岡中学校PTAセミナーが開催されました。昨年度のPTAセミナー同様に、全校生徒、保護者の皆さんと共にトーク&コンサートを楽しむひとときを過ごしました。このような素晴らしいセミナーを企画、運営してくださったPTA役員の皆さんのご尽力に生徒共々感謝を申し上げます。
今年度はご夫婦で活動されている ESPERANZA(エスペランサ) さんが来校してくださいました。「夢と希望と未来と・・・今、自分にできること〜」というテーマで1時間10分にわたるご夫婦のトーク&コンサートでしたが、奥田良子さん(フルート、オカリナ)と奥田勝彦さん(ベース)の作り出されるあたたかい雰囲気がとても素敵でした。中でも良子さんが優しい語り口で伝えてくださったご自身の「クローン病」との闘病と再出発、挫折から社会復帰に至るまでの「出逢い」「励まし」などを通して、夢や希望を持つことの大切さや生きていることの幸せなどを改めて実感したひとときでした。神戸弁でのトークはあたたかくて優しく、心が癒され、あっという間に時間が過ぎ去っていきました。 それでは、当日の様子をお伝えしましょう。 <入場〜> 良子さんの自己紹介からスタートして、まず良子さんが大好きだという「ジュピター」をフルートで演奏してくださいました。勝彦さんはベース担当で、心に響く音色を届けてくださいました。良子さんが、昨年の東日本大震災後にみんなが感じていた不安や心配をここで断ち切って、幸せを感じる心を持つこと、夢や目標は必ず必要だということを話されて、聞いていた私たちは演奏にもお話にも引き込まれました。 「皆さんの夢ってどんな夢ですか?」良子さんの問いかけに、ひとりひとりが自分の心と向き合いました。「大人も夢を持つことが大切。大人が輝いてこそ、子どもがあこがれる存在になるのです。」というお話には、聞いている大人たちがハッとし、自らも未来に目を向けてどう生きていくか、何を目標に進んで行くか考えることが大事であることに気づいたようでした。 <演奏 トップ・オブ・ザ・ワールド> 「幼い頃の夢を思い出して下さい。」というお話から始まり、良子さんは夫である勝彦さんの紹介をしてくださいました。現在はスタジオミュージッシャンでCMの音楽を担当されているということで缶コーヒーのCMを披露してくださり、体育館の中には「わあ〜、これ、奥田さんが演奏いているの!?」というどよめきと感動がいっぱい広がりました。素晴らしい演奏を聞かせてくださった勝彦さんが音楽の道をスタートしたのは、小学校4年生の時のことだったそうです。ギタリストとの出会いで「あんな風になりたい!」とあこがれを感じたことが夢の始まりだったということでした。中学生時代には水泳部員としても活躍をしたのですが、健康面から断念せざるを得ないことになり、音楽の道に入って卒業生を送る会で初めて人の前で演奏をされました。その後、高校時代はプロのバンドのお手伝いをしたり、大学時代は先輩の家で音楽を聞いたり、ベースを弾いたりして20歳でプロになったのでした。「大切なことは夢を持つこと」と繰り返し良子さんが話されていたことが印象的でした。好きなことや興味を持っていることを大事にすることが、未来につながるのだということをうかがいました。 <演奏 They must be an angel. > 続いて良子さんがご自身のことについて話してくださいました。小学校でも中学校でも体育、勉強共に苦手な子どもだったそうです。でも先生から「得意なこと、好きなことがひとつあれば良い。何でもできる人になってはいけない。何でもできると迷うから得意なことや好きなことはひとつでいい。」という話をしていただいて、自分は音楽が好き、リコーダーの演奏が好きだということに気づき、お母さんも良子さんの音楽への興味を知り、フルートを買って音楽への道を考えたそうです。 <演奏 放課後の音楽室> オカリナをふたつ使っての演奏でした。 音楽への道を進み出した時に、自分ができることあるのは嬉しいことで、将来はフルートの演奏家になりたいという夢を持っていました。音大の4年生の時に急激に体重が減少、検査の結果「クローン病」であることが判明しました。この病気は小腸、大腸に潰瘍ができ、栄養が取れなくなってしまい、良子さんも腹痛や発熱と闘いながらも演奏家として夢を持ってステージには立ち続けたそうです。しかし、ついに腸に穴があいてしまい手術となり、夢をあきらめよう、フルートをやめよう、とさえ思ったとうかがい、その辛さや苦しさは私たちにも感じ取ることができました。一時は夢をあきらめた良子さんでしたが、夢をあきらめても腸の手術は続き、周囲の人たちは良子さんを励ます言葉をたくさんかけてくれていました。そんな時に「神様は乗り越えられない試練は与えない。」という言葉を耳にして、徐々に「クローン病」を抱えながら生きていこうと考えるようになりました。 <演奏 夜空ノムコウ> 良子さんは周囲の人のあたたかい励ましの中で、孤独感を感じることもありましたが誰かが必ず近くにいてくれて、手をさしのべてくれていることに気づいていました。「明日を生きようとすれば未来は切り開ける」「生きていることはひとりではないということ」と思い、闘病しながらでもフルートを吹いてみんなに聞いてもらいたい、感謝の気持ちを伝えたいと考えるようになったそうです。 <演奏 ふるさと 他一曲> 「あなたを応援してくれる人の顔を思い浮かべながら聞いて下さい。」ということで演奏して下さった2曲です。幼い頃に聞いたり、歌ったりした曲を耳にして、自分はひとりではない、自分の周りにはいつでも応援してくれる人がいる、ということに気づきました。良子さんが「これから生きていく時に苦しかったら、この人たちに話をするようにして下さい。苦しい時は自分を応援してくれる人を思い浮かべて下さい。」と話してくださった時には胸がジーンとしました。 最後に良子さんが次のような話をしてくださいました。 「私たちが生まれてくるには、父と母がいます。その父と母にも父と母がいます。こうしてたどっていくと40億年前の生命誕生まで行き着くのです。多くの遺伝子が自分にたくさんの可能性と無限の力を与えてくれているということになります。自分が受け継いだ命の中に、自分の良さを持っていた先人がいたということです。現在活躍しているプロの人たちは、辛くても苦しくてもあきらめず頑張ったからこそできた夢なのであって、他の人よりも少しだけ上手だとか、少しだけ好きということこそが自分の才能で、遺伝子が自分にサインを送ってくれています。」 <演奏 情熱大陸> 「未来の自分のために、精一杯頑張って下さい。夢が叶うことを願って『情熱大陸』をお届けします。」良子さんのこの言葉に、聞いている人みんなの心がふるえ、未来に向かって一歩踏み出したような気がします。ひとりひとりの進んで行く方向や進み方は違っても、それぞれが、自分らしい未来を自分の手で切り開くことが大切なのだということを、ESPERANZAのおふたりから教えていただきました。フルート、オカリナ、ベースの演奏に心をときめかせながら、うっとりとしたり、幼い頃のことを思い出したり、身近にいる自分を応援してくれる人のことを考えたり、それはそれは貴重なコンサートでした。奥田良子さん、勝彦さん、ありがとうございました。どうぞこれからも健康にはくれぐれも留意され、たくさんの地でご活躍下さいますよう、心からお祈り申し上げます。また、機会がありましたら、是非ご来校下さい。 全校生徒が綴った感想とお礼の言葉が間もなくおふたりに届く予定です。寒さが厳しくなる折に、生徒の言葉が良子さん、勝彦さんにほんのりあたたかさをお届けできれば幸いです。ありがとうございました。 文化祭今年度のテーマは「for」でした。for には「〜のために」という意味がありますが、誰かのために・・・自分のために・・・何かを学び、成長できる文化祭であってほしいという生徒会本部・文化祭実行委員の願いが込められたテーマでした。それをもとにしたスローガンが「思いやる 心をひとつに for all 」というものでした。このスローガンは生徒会が示した文化祭の方針をもとに、生徒全員が考えたものの中から決定したものです。日常生活の中で、ともすると自分のことだけしか見えなくなってしまい、周りの人への思いやりや温かな気持ちを忘れてしまいがちな今、もう一度片岡中学校全員で「心をひとつにして、温かなつながりを大切に出来る学校」作りを目指そうという気持ちが表れています。 文化祭実行委員長は「みんながただ楽しめる文化祭ということではなく、思い出に残る文化祭、今までで最も素晴らしい文化祭を作りたい」、今年度が3回目の実行委員だという副委員長は「今までは先輩たちに引っ張っていただいたので、今年は自分が引っ張っていけるように頑張りたい」、2回目の実行委員というもうひとりの副委員長も「全校で楽しく、盛り上がる、笑いあり、涙ありの今まで以上の素晴らしい、思い出に残る文化祭を作りたい」と語ってくれていました。実行委員さんたちの熱心な活動ぶりは例年同様に素晴らしく立派でした。 毎年恒例の生徒会企画・自主製作映画では42人の生徒、3人の先生が出演し、生徒会役員さんたちが脚本の作成、撮影、編集を行いました。中学校生活で大事にしたいことは何か・・・考えることができるひとときでした。限られた時間の中で、ここまでの映画が完成できたのは生徒会役員さんたちのひたむきな努力のお陰でしょう。ありがとうございました。 それでは文化祭のプログラムを紹介しましょう。 <午前の部> ・オープニングイベント、生徒会長の話、開会宣言、校歌斉唱 ・合唱コンクール ・ステージ発表1(平和作文、英語弁論、少年の主張、国際交流派遣団、生徒会本部企画1) <展示見学> 1年生(グリーンアドベンチャー活動報告)、2年生「やるベンチャー活動報告」、3年生(修学旅行活動報告)、JRC委員会(活動内容展示発表)、保健委員会(ミニ健康診断)、給食委員会(食育展示発表)、美術部(作品展示)、自然科学部(実験、ロボット展示)、ゆうあい学級(美術、家庭科作品展示)、理科(夏休み自由研究展示)、国語(書写作品展示)、生徒会( for カード展示) 展示見学と共に、ピアノの生演奏を聴かせていただきました。日常では得られない心トキメクひとときを過ごすことが出来ました。ありがとうございました。 <午後の部> ・ステージ発表2(吹奏楽部演奏、生徒会本部企画2 映画・自主製作映画「 change for 」 ・合唱コンクール結果発表・講評 ・エンディングイベント(実行委員長あいさつ、生徒会本部解任式、学校長の話、エンドロール、閉会のことば) <合唱コンクールの結果> 1年生:最優秀賞1の1・優秀賞1の3・優良賞1の2、1の4 2年生:最優秀賞2の1・優秀賞2の3・優良賞2の2、2の4 3年生:最優秀賞3の3・優秀賞3の1、3の2 <3年生の感想を紹介します> ・僕が文化祭で1番記憶に残ったのはエンディングイベントです。このコーナーは「日頃の感謝の気持ちを伝えよう。」というもので、たくさんの人が友達、先輩、家族や先生に日ごろの感謝を伝えていました。中には涙を流しながら感謝を伝えている人もいて、本当にその人に感謝しているのだなと感動しました。このコーナーで、僕は人に感謝し、その思いを伝えることはとても大切だということを改めて実感しました。 ・今年の文化祭のテーマは FOR!でした。生徒会本部企画では、自分の志を発表してみんなで応援したり、普段はなかなか口に出来ない感謝の気持ちを伝えたりと、心温まる企画ばかりでした。この文化祭を通して、片中生の思いやる心をみんなで分かち合えました。今年の文化祭は、ただ楽しいだけではなく、思いやりの大切さをひとりひとりが改めて感じられる内容だったので、本当に良かったと思いました。 ・今回の文化祭で1番印象に残ったのは、やはり合唱コンクールでした。初めて指揮者という立場で参加したのでとても緊張していましたが、毎日みんなで練習してきたことを思い出し、堂々と取り組めました。最優秀賞は取れなくても、自分たちの合唱はできたと思います。文化祭全体では、企画も楽しく、とても充実していて良かったです。 ・今年の文化祭は生徒会役員として参加しました。何ヶ月も前から準備していた文化祭はあまり楽しみにしていませんでした。「盛り上がらなかったらどうしよう。」などということばかりが頭の中にありました。実際、当日は予想以上に盛り上がり、とても嬉しかったです。全校のノリの良さには感動しました。忘れられない文化祭になったと思います。 ・3年3組、めでたく最優秀賞を取りました。3組が合唱の練習に取り組み始めたのは夏休み前からです。しかし、先生方にほめていただけるようになったのは本番の3日前です。もし、3組が夏休み前といういち早い時期から練習することがなければ、こんなケンカにはつながらなかったと思います。途中、何度も伸び悩みました。あきらめずに、粘り強く頑張ってきたからこそ、ここまで来ることができました。3組のみんなには感謝の気持ちでいっぱいです。 ・1番の思い出は合唱コンクールだ。僕たち3年3組は正直、合唱の練習を熱心に取り組むクラスではなかった。しかし、1,2組からは毎日のように大きくきれいな声が聞こえた。そんな日々を過ごす間に、もう残り1週間となってしまった。僕たちはやっと真剣に取り組み始めた。日々の練習で日に日に上達していき、最後までみんなで集中して歌いきることができた。その時、初めてクラスがひとつにまとまったと思った瞬間だった。中学校生活最後の文化祭は、楽しいだけではなく得ることも多かった。クラスの団結や楽しい思い出などだ。合唱練習が終わった今、僕は受験に向けて頑張っていきたい。 文化祭・合唱コンクールを通して、各クラスが心を合わせ一生懸命に協力する様子がたくさん見られました。特に合唱コンクールでは、ピアノ伴奏者と指揮者、パートリーダーたちの言葉に耳を傾けながら熱心な取り組みが感じられました。ステージ上での姿は、1年生から3年生までどのクラスもとても素晴らしく立派でした。保護者の皆様にもたくさん来校いただきまして、ありがとうございました。文化祭後に、子どもさんを通してあたたかいお便り、感想を担任の先生に届けてくださったお家のかたもいらっしゃいました。心より御礼を申し上げます。 健全育成パレード今日は、この総決起大会・パレードの様子をお伝えしましょう。 <1時頃〜> 地域の皆さんが片岡中学校の校庭にいらっしゃいました。1年生が各団体のプラカードを持って並び、地域の方たちに並んでいただく場所を提示させていただきました。お陰さまで予定よりも早く準備が整い、決起大会のスタートを待つばかりになっていました。片小のマーチングバンドと6年生、乗附小のマーチングバンドと6年生も到着し、演奏者のユニフォームやカラーガードを担当している小学生たちの可愛い姿が印象的でした。 <1時40分〜> 決起大会が始まりました。次第は次の通りです。 1.開会のことば(片岡小PTA会長様) 2.あいさつ(青少推会長様、本事業会長様、片岡中学校長、片岡中学校PTA会長様) 3.来賓祝辞(高崎市教育委員会教育長様、高崎警察署署長様) 4.表彰(乗附小、片岡小、片岡中の各校から1作品ずつ「最優秀賞」として表彰) 5.大会宣言(片岡中同窓会長様) 6.少年の誓い(片岡中学校生徒会長) 7.閉会のことば(乗附小PTA会長様) 開会式の中で「地域の安心・安全のためにたくさんの方々が尽力してくださっていること」「35年の本事業の成果として、片中校区が健やかであることを各団体の皆さんに感謝したいこと」「物事の本質を見て、何が正しく、何が間違っているかを考えることを大事にすること」「歴史と伝統のある片岡中学校区において、子どもたちのますますの健全育成のために今後も地域をあげて協力して行くことが大切だということ」をうかがい、片岡の地にあって日々を過ごしていることを生徒共々感謝しながら、より一層の努力をしなければならないと感じました。 <14時30分〜15時30分> 開会式後はパレードが行われました。参加してくださった皆さんは「区長会」「青少年育成推進員会」「婦人会」「防犯協会」「交番連絡協議会」「PTA」「青少年問題協議会」「保護司会」「体育振興会」「交通安全協会」「交通指導員」「民生児童委員協議会」「子供育成会」「女性防火クラブ」「同窓会」「少年補導員」「補導員」「生活安全推進委員会」「長寿会」「公民館」「善行会」「社会福祉協議会」に所属するかたたちです。片岡中学校から北に向かい、県立高崎高等学校の近くの通りから南に向かって、片岡小学校周辺を通り、片岡中学校まで、約2,9キロをパレードしました。 3校の吹奏楽部やマーチングバンドが素晴らしい演奏をしながらパレードを盛り上げ、通りのあちこちで沿道に大勢の方たちが並んで拍手をしてくださったり、手を振ってくださったりして、このパレードが地域の皆さんに支えていただいていることを痛感しました。安全にパレードが行われるように、高崎警察署や校区内の交番勤務の警察官の皆さんには大変お世話になりました。お礼を申し上げます。 パレード後は、片岡中学校で閉会セレモニーが行われました。 最後に片中1年生の感想をお伝えします。 ・健全育成パレードで片岡中学校区を歩きました。私が6年生の時は雨だったので体育館で行われました。今日は晴れたので初めての校区内を歩くパレードでした。平日だったのに、たくさんの地域の団体が参加していて、本当にすごい地域だなあと思いました。吹奏楽部の演奏も聞けて良かったです。 ・地域の人が自分たちのことを考えてくれていることがわかって感謝したいと思います。こんなにたくさんの人たちが協力してくれていることがよくわかりました。 ・片中校区で生活できることに感謝したいです。自分たちの安心や安全のために地域の人が協力してくれているので、自分も頑張りたいです。 ★第35回片岡中学校青少年健全育成総決起大会・パレードに協力してくださった皆さん、また普段から片中校区で子どもたちをあたたかく支えてくださっている皆さん、本当にお世話になりました。今後も地域と家庭、そして学校があたたかくつながりながら、子どもたちが健やかに成長することができますように、どうぞご協力をお願い致します。 3年生バレーボール大会3年生のバレーボール大会が行われました。中学生時代最後のバレーボール大会ということで、体育の時間に身につけた技術とチームの仲間とのあたたかいつながりを発揮する日を迎えて、みんな大活躍でした。今回は開会行事から閉会行事までの全てを3年生の体育委員さんたちが企画・運営して行い、素晴らしいひとときを過ごすことが出来ました。どのクラスも順位に関わらず楽しそうにボールを追いかける様子が見られて、さすが片中の代表だと感じられる3年生の姿に感動することが多かったです。心に残る午後になったことでしょう。 3年生は男女とも体育館で試合を行ったので、たくさんの保護者の皆さんが来校してくださり、体育館のステージやサイドで熱心に応援をしていただきました。秋の深まりと共に進路について親子で考える場面が多くなる時期ですが、バレーボール大会では笑顔いっぱいの子どもたちの姿を見ていただき、ふと保育園や幼稚園の頃、あるいは小学校の低学年の頃のことなどを思い出されたお家のかたもいらっしゃるかもしれません。友達と楽しそうにしている時の笑顔は、幼い頃にいつも目にしていた笑顔と同じですね。保護者の皆さん、あたたかい応援をどうもありがとうございました。お礼を申し上げます。 バレーボール大会結果の結果は次の通りです。 男子 優勝:1組 準優勝:3組 3位:2組 女子 優勝:3組 準優勝:2組 3位:1組 総合 優勝:3組 準優勝:1組 3位:2組 それでは、3年生の体育委員さんたちの感想を紹介します。 <3年1組 体育委員> バレーボール大会では団結力が深まりました。結果は、男子は1位で女子は3位でした。総合は2位で少し悔しい思いもあるけれど、みんなで頑張れたので良かったです。開会式から閉会式まで体育委員で取り組んで、準備、片付けも頑張りました。みんなは、昼休みなどを使って、自主的に練習をしたり、体育の時間に声を掛け合ったりして活動していました。結果で惜しい部分もあるけれど、みんなで心をひとつにして取り組めたことが1番大切なことだと思います。次の合唱練習や普段の学校生活に生かしていけるようにしたいです。 <3年2組 体育委員> 今回のバレーボール大会は、僕たちにとって最後となりました。体育委員はその中で、運営できたことはとてもいい経験になったと思います。協力しながら無事に終了させることが出来たので良かったです。僕たちは3年生なので、人に頼らず自主性を大切にして行動することを目標に頑張ってきましたが、自分たちとしては目標を達成することができ、有意義なものとなったと思います。 <3年3組 体育委員> バレーボール大会では、クラスの団結力や協力性の大切さを知ることが出来ました。男子は準優勝、女子は優勝。クラス総合では優勝することができました。中学校3年間の最後のバレーボール大会だったので、とても嬉しかったです。準備や片付けも体育委員や元バレー部員で協力してできたので良かったです。これからも文化祭や班活動などでもしっかりクラスで努力、協力をして頑張って行きたいです。最後のバレーボール大会はとても良い思い出になりました。 3年生にとって、ひとつひとつの行事が「中学校時代で最後」ですね。素敵な姿をこれからも後輩達にたくさん見せて下さいね。朝晩の寒さに体調を崩さずに、元気に過ごしてほしいです。「充実の秋」になりますように。 優勝旗を5本いただきましたまず、今年度の群馬県総合体育大会(夏季大会)での優勝旗を勝ち取ったのは「相撲部(柔道部)」です。東京の国技館で行われた全国大会に出場し、勇姿を披露しました。他の4本は先頃行われた高崎市中体連新人大会において、高崎市で優勝したときに授与された優勝旗です。「女子バスケット部」「サッカー部」「女子陸上部」「新体操部」が素晴らしい成績を収めました。 女子バスケット部は、以前から県内でもとても実力があるチームだと言われていましたが、日頃から緻密な練習を行っていて他校のバスケット部からも羨望のまなざしで見られているそうです。顧問の先生の指導にしっかりと耳を傾け、チームが一丸となって頑張る姿を毎日目にしています。今大会では長野郷中(84−39)、八幡中(88−44)、豊岡中(81−58)、並榎中(88−58)と対戦し、いずれも感動いっぱいの試合になりました。保護者の方の熱い応援もありがとうございました。 サッカー部は準決勝では台風の影響で大雨の中行われましたが、1−0で勝利するかと思ったものの群馬中央中に追いつかれて1−1、流れは群馬中央中にあるかと心配する中でそのまま延長戦になり、片中が1得点して2−1で勝利しました。決勝戦は榛名中との試合になりました。この試合も1−1で延長になりました。延長戦ではどちらも得点できず再延長戦になり、ここで日頃の練習の成果を発揮し、1得点し、2−1で優勝することができました。顧問の先生からプレイヤーとしても人間としてもワンランクアップできるように努力を惜しまないことを指導していただき、頑張っています。たくさんの保護者の方に応援していただき、感謝申し上げます。 女子陸上部は2年生が6人、1年生が2人という少人数の部活です。人数が少ない分、ひとりひとりが力を出し切れるように頑張ろうと日頃から熱心に練習に取り組んできました。部内では「今年は必ず優勝旗を手にしよう!」を合い言葉にして頑張ってきた成果が発揮できたそうです。顧問の先生は「今年の結果で満足していては向上がありませんから、来年は全国大会出場を目標にして頑張って行きたいです。」と熱い胸の内を語ってくださいました。保護者の皆さん、温かい応援をありがとうございました。 新体操部は2年生が1人、1年生が4人の部活です。1年生は中学校に入学して初めて新体操をするという生徒がほとんどで、顧問の先生から新体操の技能はもちろんのこと、心を育てることも含めて細かい指導をしていただいています。様々な手具を用いての演技は見応えがあり、今後のますますの活躍がとても楽しみです。個人の部では片中生が優勝、準優勝をしています。保護者の皆さんには、応援のみならず車出しにおいても協力していただきありがとうございます。 生徒たちがこうして素晴らしい結果を残すことが出来るのは、生徒たちの努力とお家のかたの理解や協力、そしてあたたかい励ましのお陰でしょう。お家の皆さんには、厚く御礼を申し上げます。生徒の生活ノートには「家族が協力してくれたことに感謝したい」と書かれることが多いです。これからもどうぞ宜しくお願い致します。 1年生英語の授業前期終了間際には教科書で「自己紹介を英語で書く」という学習をしました。各自が自分のことについて「好きなこと」「持っているもの」などを中心にして英語で10文書き、ALTのアンディ先生に添削をしていただき清書をしました。その後、書き上げたものを暗記して教室で友達の前に立ち、具体物をみんなに見せながら自己紹介をするという学習に発展させました。自己紹介文に関する具体物として、サッカーボール、サッカーや陸上のスパイク、テニスや卓球のラケット、ペットの写真やイラスト、吹奏楽で練習している楽器など様々なものを用意して生き生きと表現活動をしている様子が印象的でした。外国ではこういう形式の授業が多いのですが、なかなか日本ではこういった学習をする機会がないので、他の人の前で堂々と自分自身の考えなどを発表するという学習方法を取り入れていきたいと考えています。 また、先日は表現活動としてオーストラリアのギラード首相に手紙を書いて送りました。(この写真は生徒が書いた手紙です。)昨年3月の東日本大震災後に、被災した東北地方へ真っ先に訪問してたくさんの食糧などを援助してくれたのがオーストラリアのギラード首相であり、大津波によって家族を失ってしまった岩手県石巻市の相沢くんへすぐに励ましの手紙を書いてくれたのがオーストラリアの少年、アシュウィンくんでした。そのニュースを英語の授業で知った当時の片中3年生がおふたりにお礼の手紙を書いて送ったことがきっかけで、それ以来あたたかい交流が続いています。ギラード首相からは直筆の返事をいただき、アシュウィンくん一家は今年の3月にオーストラリアのTV局スタッフと共に本校を訪問してくれたということもありました。 今回は、オーストラリアからギラード首相のお父様が亡くなられたという連絡があり、1年生は英語の手紙の書き方を勉強し、自己紹介の英文と共にお悔やみの言葉を綴りました。まだ1年生は英語の学習を始めて半年ですが、使っている言語は異なっても、住んでいる場所は異なっても、習慣や考え方が異なっても、お互いがお互いを大事に思い、理解し合おうという気持ちがあれば、必ず心は通じ合い、あたたかなつながりができるということを実感してほしいと願っています。 後期始業式
平成24年10月11日(木)
平成24年度後期始業式が行われました。次第は次の通りです。 ・開会の言葉(教頭先生) ・校歌斉唱(生徒代表による指揮、ピアノ伴奏) ・校長先生の話 ・閉式の言葉(教頭先生) 始業式では校長先生から後期のスタートにあたり、3つのお話がありました。 1つ目は後期の始業式を全校生徒が元気に迎えられたことを嬉しく感じているということでした。日常的には毎日数人の欠席があるのは、残念なことですが、体調を整えて毎日元気よく登校して友達と一緒に勉強や部活などを通して学ぶことが将来大人になるための大事な第一歩になるというお話を聞き、中学校生活は徐々に大人への階段を上りつつ、心も身体も成長できる時であることを実感しました。 2つ目は10月6日(土)に浜川運動公園で行われた高崎市の駅伝大会についてのお話でした。片岡中学校では例年、新年度になって間もなくの頃から陸上部の顧問の先生を中心にして、駅伝部としての活動を行っています。今年度もたくさんの生徒たちが早朝からトレーニングを積んできました。校内の練習の他に、浜川へ試走に行くなど練習の成果が出て、男子は高崎市で4位、女子が5位という好成績になり、県大会に出場することが決定しました。おめでとうございます。素晴らしい結果でしたね。高崎市の新人戦の結果とからめて、校長先生から「県大会に出場することになった人は、県大会で自分の力を確認し、今後のますますの向上を目指してほしい」という激励の言葉をいただきました。 3つ目は後期のスタートと共に、気持ちを引き締めて自分たちの行動を振り返り、よりよい中学校生活を送ることが出来るように努力をしてほしいというお話でした。文化祭や合唱コンクールなどに向けて、実行委員や新旧生徒会役員を中心に忙しい時期になり、気持ちの緩みが出てしまい、そこから「健康や安全」が損なわれてしまうようなことがないようにという校長先生の言葉に、改めて初心に返って毎日をしっかりと過ごそうという意識を持つことができました。 始業式の後に、新生徒会役員7名の認証式が行われ、ステージ上で校長先生から1人ずつ任命書が手渡されました。新生徒会長が「今までの片岡中学校の伝統を大切にしながら、生徒の皆さんの協力をいただきながら、新しいことにも挑戦していきたいと思います。未熟な生徒会役員ですが、どうぞ宜しくお願いします。」と挨拶をし、これからの活動に向けて頑張る気持ちを伝えてくれました。新生徒会役員の皆さん、頑張って下さいね。また文化祭まで活動中の現生徒会役員さん、片中の伝統を上手にバトンタッチして下さいね。 最後に高崎市の新人戦、書写、読書感想文、駅伝大会、ソフトテニス大会などの表彰式があり、たくさんの人がステージ上で賞状をいただきました。おめでとうございます。 後期にもひとりひとりが実り多い、毎日を過ごすことが出来ますように。 前期終業式今日は平成24年度前期の終業式が行われました。4月から今日までの間に、ひとりひとりが様々な経験をしながら成長してきたことを振り返りつつ終業式を迎えました。保護者の皆さんが中学生だった頃は3学期制で、終業式も朝から行われたのではないかと思いますが、現在は午前中に普通授業が4時間あり、その後給食と清掃をはさんで、終業式と学活が行われています。 終業式は次のように行われました。 ・開会の言葉(教頭先生) ・校歌斉唱(生徒代表のピアノ伴奏と指揮) ・校長先生の話 ・閉式の言葉(教頭先生) 校長先生からは前期終業式を迎えて、各自が「学習」「運動」「行動」について振り返ることの大切さについてお話がありました。また、学年ごとに後期で更なる向上を目指していくために具体的なお話をしてくださいました。 1年生は『小学校生活との違いがあり、慣れるまでに時間が必要であったが、先輩の姿を日々見ながらこれからも一歩ずつ成長を続けていってほしい』、2年生は『いよいよ部活動の中心となり、高崎市中体連新人戦ではサッカー部、新体操部、女子バスケット部、女子陸上部が優勝という素晴らしい結果をおさめたが、今後も継続して頑張ってほしい』、3年生は『卒業まで半年になり、自らの進路を決定していく大事な時期になるので、片岡中学校を巣立っていった多くの先輩たちが築き上げた立派な伝統を受け継ぎ、自己実現をしてほしい』という校長先生のお話でした。全校生徒は身動きせず校長先生のお話をうかがっていて、後期への確かな第一歩を踏み出したような様子を感じました。 また、校長先生から片岡中学校はとても落ち着いた雰囲気の学校で授業態度や生活面での規律も良くて学校外のかたからも大変評判が良くて嬉しいが、今後は学力もさらに向上できるように心がけて、学習と部活が両立できる学校を目指して頑張ってほしいという激励の言葉をいただきました。校長先生は普段から朝読書の時間、授業中、給食の準備中、食事中などたくさんの場面で教室の生徒の様子を見て下さっています。校長先生の優しいまなざしに包まれている私たちは本当に幸せですね。 終業式後には、高崎市中体連新人戦の表彰と新たに着任された校務員さんの紹介がありました。細かいことで色々とお世話になることがあると思いますが、宜しくお願いします。 後期も実り多い日々を作り上げましょう。 1年バレーボール大会
平成24年10月2日(火)
1年生の校内バレーボール大会が行われました。週末に大きな台風が関東を通過するということがあり、バレーボール大会ができるかどうか心配でしたが、グランドの状態も良くなり予定通り行うことが出来ました。 給食後の午後の時間を使ったバレーボール大会でしたが、開会式・閉会式では学級委員や各クラスの代表による発表、体育委員がリードして行った準備体操があり、1年生が自ら運営していく形で進めていきました。各クラスでは、男女ともAチーム、Bチーム、Cチームと3つのチームに分かれて、4クラスのリーグ戦形式でした。1セット25点、10分という設定で、男子は校庭、女子は体育館で盛り上がった試合が繰り広げられ、保護者の皆さんもたくさん応援をしてくださり、素敵な時間を過ごすことが出来ました。体育の時間に習得したバレーボールの技術を駆使して、相手チームのコートに返球する様子も見られましたが、今までの練習では見たことがなかったようなミラクルサーブ、ミラクルレシーブ、ミラクルラリーも続出して応援にも力が入りました。各クラスの応援の様子はそれぞれ工夫されたものになっていて、この半年で築いた『あたたかな絆』を感じる場面が多かったです。応援してくださったお母さんたちの熱い声援は生徒たちのパワーを一層高めさせるものでした。お忙しい中、来校いただきましてありがとうございました。 結果は次の通りでした。 <男子> 優勝:1組 準優勝:2組 3位:3組 4位:4組 <女子> 優勝:4組 準優勝:1組 3位:3組 4位:2組 バレーボール大会の余韻を味わう間もなく、各クラスが「合唱コンクール」に向けて心をひとつにした練習を始めた翌日でした。1年生の目の輝きがとても素敵なこの頃です。 2学年バレーボール大会結果は男子優勝2組、準優勝1組。女子優勝1組、準優勝4組でした。 生徒の感想です。 今年のバレーボール大会はとても印象強いバレーボール大会となりました。一番印象強いのは友だち四人と泣いて喜んだことです。優勝か準優勝かというときに○○さんが「私、みんなで頑張ってよかった!!」といってこの四人で泣いて「頑張ったもんね!!みんながんばったもん!」と喜んでいました。周りから見たら「なに泣いてんの?」と思われたと思いますが、それほど喜ばしいことなんです。私たちにとっては。泣いて喜び合えるクラスメイト(友だち)がいて本当良かったです。あと、私たちのAチームは負けてしまいましたが、準優勝まで勝ち進んでくれた、BチームとCチームに感謝したいです。来年もこのような素晴らしいバレーボール大会にしたいです。 校内弁論大会
平成24年度の「校内弁論大会」(6月11日)の様子をお伝えします。毎年、全校で取り組んでいる「校内弁論大会」ですが、今年度も国語の授業で弁論の書き方やテーマの決め方などを学習し、その後各自が考えたテーマをもとにして原稿の作成を行いました。テーマとして上げられたものは様々で、「命」「平和」「友人との関係」「家族との関わり」「部活動」「人との出会い」「環境」「心」「動物」など多岐にわたる事柄についての考察をしていることが感じられました。多感な中学生時代に、自分の心と向き合って考えをまとめてみるということは、大事なことですね。日常では表面的なことだけしか見ていなかったことでも、こうした機会に自分なりに調べたりして知識を深めることもできます。また、友達の前で発表することによって、「人の前で話すのは苦手」と感じている人も「いつもよりも少し大きな声で発表してみよう」「ドキドキするけれど頑張って発表しよう」というような意識の変化を経験することが出来て、かけがえのない経験になることでしょう。
さて、原稿が完成した後には、各クラスで発表会を行い、班の中での発表やクラス全体の前での発表を全員が体験しました。自分の考えを友達の前で発表するということはとても大切な学習ですが、友達の発表を聞くということはそれ以上に得るものが多く、学級全体の意識を育てる良い機会です。また、自分では気がつかなかったものの見方や考え方を知り、心が豊かになる機会でもあります。学級代表になった11人は体育館で行われた「校内弁論大会」で堂々と自らの考えを述べることが出来ました。 各クラスの代表になった生徒のテーマを紹介しましょう。素晴らしい弁論に胸が熱くなりました。立派な発表をありがとうございました。 ★最優秀賞 「未来を生きる」・・・高崎市大会に出場しました。 ★優秀賞 「生きるということは」 「命名 勇希」 「動物を愛し、看取るということ」 「家族の力」 ★優良賞 「めんどくさがる」 「いじめ」 「見ための個性と中身」 「友達とは」 「戦争を考える」 「命の尊さ」 保護者の皆さんにもお忙しい中、参観していただきありがとうございました。これからも片中生が心身共に健やかに成長していくことを心から願っています。 |
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