どこをとっても! (臨海学校)初日、2日目と天候に恵まれ、予定していた3度の海水浴もすべて行え、充実した臨海学校となりました。 3日間6年生と過ごしましたが、バスの中や臨海学校での生活面、海やその行き帰りなど、どこをとっても気持ちのいい6年生であることを実感した3日間でした。特に蒸し暑い夜の体育館で行われた交流会では、心をひとつにして気迫溢れる雷光を披露してくれました。 一緒に行った他校の校長からも、「鼻高小、いいねぇ」とお褒めの言葉をいただき、誇らしさを覚えました。 素晴らしい6年生と、そうに育ててくれている保護者に感謝しながら、帰りのバスに揺られていました。 読み聞かせのある始業式お前には二つの道がある。 わしを殺せば、立派な男になったと言われるだろう。 それは本当に名誉なのか。 もう一つは殺さないことだ。 そうすれば気高い心を持った人間になれる。 だがその時は、仲間はずれにされるだろう。 どちらの道を選ぶか、それはお前が考えることだ。 夜が明けるまでには時間がある。 ライオンを仕留め戦士としての証を立てるため、アフリカの荒野に狩りに出た少年ヤクーバ。偶然、目前に傷つき立つこともできないライオンが。そして、その目がヤクーバに語りかけた言葉がこれです。 自分の栄誉のために、傷ついたライオンを殺すのか。弱虫と軽蔑され仲間はずれにされても、この命を救うのか。ヤクーバに突きつけられた真の勇気とは、、、、 9月1日の始業式で、プロジェクターを用いて柳田邦男氏訳の絵本『ヤクーバとライオン 1勇気』の読み聞かせをしました。最初ざわついていた子どもたちもすぐに沈黙し、雨音だけが聞こえる中、話を進めました。 読み聞かせを終え、柳田邦男氏から届けられた「高崎市の子どもたちへのメッセージ」を代読しました。柳田氏そして絵本を寄贈してくれた飯野教育長の想いをどれだけ伝えられたのか。職員室に戻り、静かに聞き入ってくれた子どもたちに感謝しながらも、準備に費やした時間を苦く思い起こしました。 |
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