秋には、たわわな稲穂が・・・ (2014.6.25)子どもたちは、5月8日に種籾をまき、前日の24日には苗取りを行い、この日の田植えを楽しみにしてきました。初めて素足で入る泥の田んぼ、横一列になり紐の印に合わせて数本の苗を差していく。ミズスマシやツチグモ、アマガエルなどの小動物への誘惑や隣の級友とのおしゃべりの誘惑と戦いながら、2時間以上かけて田んぼ2面にモチ米の苗を植え切りました。 毎年、田の準備や作業の準備、日頃の草取りなどの手入れは、國峯さんが中心となって行ってくださっています。もちろん学校との連絡や調整なども國峯さんです。早春から晩秋まで、多くの労力を子どもたちのために尽くしてくれています。 集中しきれずにいる子ども、教えられた簡単な作業さえできない子どもが見られるたびに、國峯さん方に申し訳ないという気持ちになります。そんな私や担任に、「毎年、籾蒔きや田植えに見ていた子どもたちが、稲刈りの時には成長している。その姿を見ることが楽しみなんですよ。」と優しく語ってくれる國峯さん。 やがて、梅雨が明け、太陽の光が燦々と降り注ぐ夏となり、収穫の秋を迎えます。細く弱々しかった苗も、たわわに実をつけた稲穂となります。 5年生もこの日植えた苗に負けないように、正しくたくましく、そして素直に感謝できるように育てて行かなければ。この担任の熱い想いを支えてきたいと思います。 ガンバレの声 体操演技会! 2014/06/136月13日(金)の午前9時から、中央体育館を会場として、48年の歴史を誇る「高崎市小学校体操演技会」が開催されました。 本校からは、5年生6名、6年生11名の計17名の選手が参加しました。17名の選手は、自ら志願して放課後の練習に参加した者たちで、約1ヶ月間の練習に、意欲的に取り組んできました。種目は、男女とも鉄棒、マット運動、跳び箱の3種目です。どの子も精一杯演技し、持てる力を発揮してくれました。午後3時まで選手たちとスタンドで過ごしましたが、とても楽しい一日となりました。選手の皆さん、そして応援に駆け付けてくれた保護者の皆様、ありがとうございました。 プールが始まりました! 2014/06/166月16日の月曜日から、子どもたちが待ちに待ったプールが始まりました。プール使用の目安は、朝の時点で、水温25度以上、気温との合計が45度以上が基本です。もちろん雨天であれば入れません。今年は、プール内の塗装補修を行い、6月9日より水を入れました。 6月上旬に、埼玉県内の小学校におけるプール事故が報道されましたように、プールでの水泳学習には、危険がつき物です。本校も絶対に事故を起こさない決意と手立てで、最大の注意を払いながら安全の確保を図っています。 「ありがとう」って 2014/6/3「ありがとう。」 朝、校門前の横断歩道に立っている私の手に一枚のハンカチが届けられました。書かれていた名前は、判読できません。落とし主を探すため、教室を回りました。 「ありがとうございます!!」 1年生教室で、嬉しそうな笑顔と元気な感謝の言葉に出会えました。心がポッと温かくなりました。私に届けてくれた女の子のおかげでした。 「ありがとう」ってたくさん言われている子は、「ありがとう」ってたくさん言える。そして、感謝の心が自然に育つものです。 ちょっとしたことにもありがたいと感じられる人生と恨み辛みを感じてしまう人生。目前の子どもたちの将来の幸せを築くのは、親や教師、そして、周りにいる大人の役割に違いありません。 6年生の お父さん お母さん ありがと!! 2014/5/305月としては、記録的な熱波に襲われた30日(金)、鼻高小の伝統行事となったファミリー遠足が行われました。ファミリー遠足は、6年生が「お父さん・お母さん」となり、1年生までの下級生の世話をしながら遠足を行うものです。今年は全校で6班の編成となりました。 ファミリー遠足には、3つのミッションがあります。ひとつは、鼻高町の誇りの一つである「展望花の丘」で、さつまいもの苗植えとヒマワリの種まきを行うこと。二つ目は、各班に任された通学路の安全確認活動を行うこと。そして最後は、鼻高町の豊かな自然に触れることです。もちろん、事故なく安全に帰還することは必須条件です。 この日のために、6年生は4月から多くの準備を行ってきました。通学路の安全確認をどうのようにするか。通学時に注意すべき点をどのように伝えるか。また、自分の班のルート決定と、その移動時間の算出。そして、下見をしたうえで、しおりも作成しました。 私は、飯塚駿介くんが班長の1班に同行しました。様々な気配りや注意を下級生に行い、大変なミッションを遂行する6年生たち。徐々にその姿を見習い役立とうと行動する5年生たち。きっとどの班もみな同じ光景が繰り広げられていたと思います。 翌週の朝礼で、「私が鼻高小に来て一番嬉しい日でした。人を気遣い頑張っていた6年生のおかげです。そして5年生にも感謝です。」と話しました。その時、私の脳裏には、 「来年になったら、班長をやってみたいな。」 「やればいいじゃん。できるよ。」 帰り道で、ある5年生と6年生が交わした会話が浮かんでいました。 妙義山に こだまする 2014/5/26雨上がりの清風の中、妙義青少年自然の家の屋上で行われた朝のつどい。揺れ動く白い雲を抱いた白雲山、金洞山、金鶏山にこだまするヤッホーの声。 5月26日から一泊二日で、林間学校を行いました。5年生28名と引率の職員5名が参加しました。初日は、曇り時々雨となり、カッパを着たり脱いだりの妙義登山となりましたが、幸い石門付近は、強い雨が降らず地面が乾いていたため、通常の石門登山ルートを進みました。登山に参加した児童は、誰一人擦り傷さえすることなく、難関の石門群をクリアーして第四石門まで登ることができました。 林間学校には、様々な学びの場面があります。自らの力で乗り越えなければならない登山はもちろん、キャンドルファイヤーや野外炊飯、入退所式や朝のつどい、部屋での生活など、いくつもの仕事が係活動として任され、全体のために、その責任を果たさなければなりません。そして、その活動の多くが、「してもらう活動」ではなく、「仲間と協力して自ら進んで行う活動」です。 協力して行うことの大切さと楽しさ。みんなのために尽くす喜びや役立つ喜び。集団で気持ちよく過ごすための規律の意味など、体験をとおして、一人でも多くの5年生に気付いて欲しい。これが担任や私の一番の願いでした。ご家庭でも林間学校の様子を話題にしていただけたら幸いです。 「ヤッホッ!」、27日の朝、5年生全員が合わせた大きなヤッホーの声が、何度もこだましながら、妙義山中へ吸い込まれていきました。 |
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