PTA連合会広報紙コンクール7月13日(金)●今日は夏野菜についてお話しします。夏といえば、どんな野菜を思い浮かべますか。トマト、なす、きゅうり、ピーマン、かぼちゃ、えだまめ、おくらなどの夏野菜がおいしい季節です。 夏は暑さが続いて体調を崩しがちな時期ですが、夏野菜は夏ばて予防になります。 たっぷり含まれた水分が体温を下げ、水分を補給してくれます。 また、様々なビタミンが豊富で、特にビタミンB群は、新陳代謝を促す役割を果たします。今では、1年を通して食べられる食材が多くなりましたが、野菜の味が最もおいしい時期を旬といいます。旬の食べ物は、おいしく食べられると同時に、その時期に必要な栄養素をふんだんに持っています。 夏には夏野菜をおいしく食べて、元気に暑さを乗り切りましょう。 7月12日(木)●今日はかむかむ揚げについてです。今日のかむかむ揚げには、大豆、小魚、さつまいも、アーモンドが入っています。すべて噛み応えのアル食材なので、よく噛んで食べましょう。 口の大切な役割に味わうことや噛むことがあります。唾液は、この味わう能力や噛む能力を高めてくれます。唾液は、1日に合計1=1.5リットル分泌されますが、その量は噛む時に圧倒的に多いのです。 よく噛んで味わって食べましょう。 7月11日(水)●今日はなすについてです。なすの原産地はインドです。5世紀以前に中国に渡り、日本へは奈良時代かそれ以前に渡ってきました。種類もいろいろあります。ながナスは東北九州で、丸なすは関西北陸で、卵型は関東で好まれています。 皮の青紫色はアントツアン色素によるもので、鉄イオンなどと反応して鮮やかな藍色になります。漬け物に古くぎや焼きみょうばんを利用するのはそのためです。 また切り口がすぐ褐色になるのは酵素の働きによるもので、あく抜きをかねて水にさらすとよいでしょう。油とよく合うので揚げ物、炒め物などに向きます。 また、ぬか漬け、からし漬け、塩漬けなどにも向きます。 今日はマーボー豆腐に入れてみました。 旬の夏の味を味わってみましょう。 7月10日(火)●今日はペンネについてです。ペンネはイタリア語でペンを表しています。両端を斜めにカットしてあり、その名のとおり形状がペン先に似ていることからそう呼ばれるようになりました。 日本ではマカロニの1つとして扱われていますが、パスタの本場イタリアでは、マカロニもペンネも数あるショートパスタの1つで、ペンネはマカロニに含まれません。ペンネとマカロニは別物として扱われています。 ペンネとマカロニの関係はスパゲティとパスタの関係によく似ています。スパゲティとパスタは同じようで違っています。パスタは広い意味をもっていて、グラタンやラザニア、もちろんスパゲティも含みます。ペンネとマカロニの原料は同じです。 デュラム小麦という小麦の品種を使って、セモリナと呼ばれる挽き方で粗く挽いた小麦粉を使用しているということです。 7月9日(月)●今日はたぬき汁についてです。古くはたぬきの肉を入れたみそ汁でしたが。獣肉食が禁止されていた仏像によって、たぬきの代わりに凍りこんにゃくをちぎってごま油で炒り、そこによく擦ったおからを加えみそ汁にすると、味がそっくりになることから、これが精進料理として伝わりました。たぬきの臭い消しのために、酒やしょうが、ニンニクなどを入れることもありました。 今日のたぬき汁は、こんにゃくとショウガをたっぷり使用して作りました。 7月6日(金)●明日、7月7日は七夕です。7月7日の夜、天の川に隔てられた織り姫と彦星が年に1度だけ会うという七夕の伝説は中国の漢の時代に生まれたのではないかと言われています。それが日本に伝わり、そのころの貴族の間では広く知られていたようです。 江戸時代になると七夕行事は、3月3日の桃の節句、5月5日の端午の節句などとともに五節句の1つに定められました。笹竹に願い事を書いた短冊をつけて立てるということが一般庶民の間でも盛んに行われるようになりました。 七夕にちなんだ食べ物としては、瓜、桃、梨などの果物やそうめんなどがあげられます。そうめんの流れる様子が天の川を連想させること、そうめんの1本、1本を機織りの糸とみなすなどがその理由として考えられます。 日本には、季節感を大切にした昔からの伝統的な行事食がたくさんあります。その多くが自然の恵みへの感謝の気持ちや私たちの成長や健康を願ったものです。これからも大切に受け継ぎたいものです。 7月5日(木)●今日はアセロラについてです。アセロラとは、見た目がさくらんぼに似た赤い果実のことです。果実はビタミンCを豊富に含み、風邪の予防や肌をきれいにする効果があります。日本では、1958年に沖縄県に導入されて以降、沖縄県で栽培されています。ジュースやジャム、ゼリーなどに加工されています。今日のアセロラポンチにはアセロラジュースを使用しています。しっかり食べて夏風邪を予防しましょう。 7月4日(水)●今日はズッキーニについてです。ズッキーニは今が旬の夏野菜です。フランス料理やイタリア料理の食材として知られ、ラタトゥユには欠かせない食材です。見た目はきょうりに似ていますが、かぼちゃの仲間で生で食べるより主に加熱調理されます。 呼び方は様々で、イタリア語でズッキーナ、南米ではサパージョイタリアーノ、アメリカとオーストラリアではズッキーニ、イギリスやフランスではカージェット、クルジェット、アメリカではサマースカッシュと呼ばれています。 旬の夏の味を味わって食べましょう。 7月3日(火)●今日はラタトゥユについてです。ラタトゥユとは、ズッキーニや玉ねぎ、ピーマンなどの数種類の野菜をトマトや香草と一緒にオリーブオイルで炒め煮した南フランスの料理のことです。 ラタトゥユとよく似た野菜のトマト煮でカポナータというイタリア料理があります。ラタトゥユがズッキーニをメインとしているのに対して、カポナータはナスをメインとしてオリーブやセロリを使用します。 ラタトゥユはすべての食材をまとめて炒め煮するのに対して、カポナータは順番に食材を入れて加熱しています。ラタトゥユは塩こしょうでシンプルに味付けしているのに対してカポナータは砂糖やワインビネガーでしっかりと味付けをします。食材や仕上がりがよく似ていますが、味付けや調理法に違いがあります。 今日のオムレツのソースはラタトゥユの方です。南フランスの味をよく味わって食べましょう。 7月2日(月)●今日はじゃがいものついてです。じゃがいもはみなさんも知っているように、カレーやシチュー、ポトフなどには欠かせない食材です。またポテトサラダ、フライドポテト、肉じゃがといったように多くの調理方法があります。じゃがいもは、でんぷんが主な成分ですが、エネルギーはそれほど高くなく、同じ量のごはんのエネルギーの約半分です。他には、ビタミンCが多いのが特徴です。しかも安定したビタミンCなので、5度Cくらいの低温で貯蔵すれば80%が残っています。 また、カリウムが多いので食塩のとりすぎや動物性食品を多く食べた時、体内のナトリウムを排泄し、血圧が上がるのを防止します。 レストランでステーキなどに粉ふきいもやフライドポテト、マッシュポテトのようなじゃがいも料理が添えてあるのは良い食べ方なのです。残さず食べるようにしましょう。 朝礼 |
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