12月11日(火)給食の放送 気象病と寒暖差疲労
気象病と寒暖差疲労
1 はじめに みなさん、こんにちは。保健室の山田です。しばらく暖かい気候が続いていたのに、週末から急に真冬の気温になり、雪の予報も出ています。温度差に体がついていかず、体調を崩している人が増えています。そこで今日は、気象病と寒暖差疲労についてお話ししたいと思います。 2 気象病・寒暖差疲労とは 気象病や寒暖差疲労という言葉を聞いたことがありますか?梅雨時や台風などの急激な気圧の変化や気温の変化、また、クーラーや暖房による室内外の気温変化などによって、病気ではないのに、頭痛・吐き気・めまい・だるさ・肩こりなどの症状が現れる人がいます。これらの症状の原因と考えられているのが、呼吸や体温などの働きをコントロールしている自律神経の乱れです。 自律神経には、体を落ち着かせる「副交感神経」と緊張しているときに血圧や心拍数を上げる「交感神経」があり、それぞれがバランスをとることで環境の変化に応じて、体調を一定に保とうとしています。しかし気象病や寒暖差疲労になりやすい人は、この調節機能が適切に働いていません。そして、自律神経が体調を一定に保とうとがんばることで、エネルギーをたくさん使ってしまい、その結果、疲れがたまったり、体が冷えたりすることで全身の不調を招きます。 3 チェック項目 では、チェックリストで気象病や寒暖差疲労になりやすいかどうか確認してみましょう。 〈1〉天候が変わるときに体調が悪くなる 〈2〉雨が降る前や天候が変化する前に、なんとなく予測できる 〈3〉耳鳴りやめまいが起きやすい 〈4〉肩こりや首こりがある。または、首をケガしたことがある。 〈5〉猫背、反り腰がなどあり、姿勢が悪い 〈6〉乗り物酔いをしやすい 〈7〉パソコンやスマホを1日4時間以上使用している 〈8〉ストレッチや柔軟体操をすることが少ない 〈9〉歯のくいしばり、歯ぎしり、歯の治療が多い。顎関節症と言われたことがある 〈10〉エアコンや暖房の利いた環境にいることが多い 〈11〉冷え性である 〈12〉急に寒い環境になると、おなかが痛くなったり、下痢をしたりする 当てはまる項目が1〜3個なら軽症、4〜6個で中症、7個以上なら重症の疑いがあります。 4 気象病や寒暖差疲労の原因 気象病や寒暖差疲労による頭痛・めまい・吐き気・だるさ・肩こりなどの症状を訴える人の多くに共通していることがあります。それは、骨格にゆがみがあることです。自律神経は、脳にある視床下部から背骨の中にある脊髄を通って全身へ信号を送っています。そのため、姿勢が悪く、背骨にゆがみがあることで自律神経が乱れる原因になると考えられています。また、姿勢が正しく、歩き方に癖や乱れのない人に気象病や寒暖差疲労の症状はほとんど見られないということがわかっています。 5 終わりに 最後になりますが、背中をまるくして、1日に何時間もスマホやタブレットを見ている人はいませんか?体調不良の原因は、生活習慣が原因の背骨のゆがみかもしれません。本格的な冬になりますが、姿勢をピンとして寒い季節を乗り切りたいですね。これで、気象病と寒暖差疲労についてのお話を終わりにします。 健育推冬季パトロール
12月15日(土)、健育推主催による冬季パトロールを実施しました。約94名の地域の団体が参加しました。15時から校区内の重点箇所を徒歩や車でパトロールしました。16時から、報告会、近況報告等情報交換を行いました。豊岡駐在所長をはじめ多数の参加・ご協力をありがとうございました。
地域合同学校保健委員会
12月6日(木)地域合同学校保健委員会を豊岡小学校で実施しました。今回の議題は「成長と生活リズム 〜さわやかに目ざめるために〜 」でした。アンケート結果から、メディア使用による生活リズムへの影響について考え、自分の生活を振り返ったり、睡眠の効果を知り、睡眠不足が心身に与える影響について考えたりしました。また、自分の成長曲線を確認し、運動・睡眠・食事の三つの関わりについて大切なことについて話合いました。
人権集会
12月11日(火)5校時、体育館で人権集会を行いました。豊岡中では、12月11日(火)〜1月29日(火)まで人権月間として集中的に学習します。本年度のテーマは「協力」です。身の回りにある気になる行動、困っていることのアンケートを調査し、集計したものを発表しました。
「普段嫌だなと感じている身の回りの言動はありますか」で、あると答えた生徒は37人でした。悪口を言われる、内緒話をされる、うそをつかれる等でした。対処方法として、無視する、友達に相談する、注意する等がありました。アンケート結果から分かることとして、「自分のやるべきことをやらないと、誰かが不満に感じトラブルを起こしやすくなる」「冷静にトラブルに対応している、あるいは、その方法を知っている人が多い」でした。 また、リーダー研修会での報告もありました。助けを求める勇気をもつこと、相手の気持ちに共感すること、相手を自分と同じように大切に思うこと、正しいことをするために、今までの行動を変えることは、勇気がいるけど、とても大切でかっこういい。等でした。 今後、冬休み中に人権標語を作成し、学活や道徳での話合い、学級委員による話合い等を行っていく予定です。 オープンスクール 2日目
12月4日(火)、5日(水)オープンスクールを実施しました。体育の授業を保護者の方が参観している様子です。
水分補給と冬の感染症予防
12月4日(火)給食の放送
1 はじめに みなさん、こんにちは。保健室の山田です。先日、水筒持参のお願いのプリントをお配りしました。そこで今日は、水分補給と感染症予防についてお話ししたいと思います。 2 水分補給が有効なわけ 高崎市内では、主に高校生にインフルエンザが流行り始めています。インフルエンザの予防には、ワクチンの接種、うがい・石けんでの手洗い、咳エチケット、予防マスク、人混みに行かない、十分な栄養と睡眠などが知られていますが、最近では、水分補給も予防に有効であるということがわかっています。 冬はあまり汗をかかないので、水分補給がおろそかになり、かくれ脱水の状態になっている人がたくさんいます。体の中の水分量が減ると、代謝が悪くなり、免疫力が下がるので、かぜやインフルエンザにかかりやすくなります。また、鼻やのどの粘膜が乾くと、線毛運動といって、粘膜についたウイルスや細菌を体の外に洗い流す働きが悪くなります。 このような理由から、みなさんに積極的に水分補給してかぜやインフルエンザを予防してほしいと思い、今年度は早めに水筒を持ってきてもらうことにしました。水筒の中身を、温かいお茶や白湯に限定したのは、温かい飲み物で体を温め、免疫力を高めてもらうためです。 3 水筒持参の約束 水筒の持参には、いくつかの約束とお願いがあります。 (1)自分で持ってきた水筒の飲み物は自分だけで利用してください。インフルエンザや感染性胃腸炎のウイルスは口を介しても感染しますから、他の人のものを分けてもらったり、直飲みや回し飲みしたりすることは絶対にやめてください。 (2)糖分の入った甘い飲み物は持ってこないでください。だらだらと糖分をとることで、確実にむし歯や歯肉炎になります。 (3)やけどをしない温度のお茶や白湯にしてください。 (4)水分補給できるのは、休み時間と部活動の時間だけです。給食の時間には、カル シウムの吸収が最もよいといわれる牛乳をしっかり飲み、タンパク質を補給して栄養状態をよくして免疫力を高めましょう。 (5)水筒の中では、雑菌が常に繁殖しています。水筒はその日のうちにきれいに洗っ て、きれいな状態で使用するようにしてください。 以上のような5つ約束、実行できそうですか?守れない人がいると、水筒の持参はできなくなるかもしれないので、気をつけましょう。 4 おわりに 最後になりますが、水分補給をしながら、うがいや石けんでの手洗い、咳エチケットを実行し、みんなで協力して冬の感染症を防いでいきましょう。 これで、水分補給と冬の感染症予防についてのお話を終わりにします。 今日の花壇です
7:30分、今日のパンジーです。
今日の花壇です 2
ちょうど、朝練習が始まる時刻。
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