第5回 学校保健委員会
令和2年1月23日(木)第5回学校保健委員会を実施しました。今回のテーマは「メディアと健康2 〜1年間の取組を振り返ろう〜」です。ねらいは、第1回学校保健委員会で「メディアと健康1からルールを決めて学力も運動能力もアップ〜」という議題を取りあげました。また、夏休みの健康チェックカードや文化祭での報告会などで、メディアとの付き合い方を考える機会を設けてきました。今回は、高崎ルールやマイルールへの取組ができたかどうかを振り返り、成果と課題を確認して次年度につなげることです。グループワークでは、「自分でメディアの長時間使用を規制できていないと答えた人が、長時間使用しないようにするためにはどうしたらよいか。解決策を考えよう」でした。「アプリを使って利用制限をかける」「新しいことにチャレンジする」「信頼できる人に預ける」等、様々な意見がだされました。4人の校医の先生から貴重な助言をいただきました。校医の先生や保護者の皆様の参加、ありがとうごうざいました。
1月21日(火)給食の放送 感染症胃腸炎の予防
みなさん、こんにちは。保健室の山田です。今年に入って、県内では感染性胃腸炎の患者数がものすごく増えています。豊岡中でも、下痢やおう吐、腹痛などの症状で欠席したり、早退したりする人がいます。そこで今日は、感染性胃腸炎を引き起こす原因の一つ、ノロウイルス感染症についてお話ししたいと思います。
1 ノロウイルスとノロウイルス感染症 ノロウイルスによる感染症は一年中発生しますが、特に冬に多くみられます。人が集まる場所や家庭内で流行することが多い感染症です。また、食品を扱う仕事をしている人がノロウイルスに感染すると、集団食中毒を発生させることがあります。 衛生環境研究所の検査では、ノロウイルスは患者の便1gの中に約20億個、嘔吐物1gの中に約2000万個存在していたというデータがあります。ノロウイルスは感染力が強く、わずか100個程度のウイルスで感染が成立するといわれています。また、症状が治まった後も、1週間程度、時には1カ月ほどウイルスが排出されていることがあります。 2 どんな病気か? おもな症状は、吐き気、おう吐、下痢、腹痛で、潜伏期間は12〜24時間です。特におう吐は突然、急激に強く起ることが特徴です。症状は1日〜2日続いた後に治りますが、脱水による症状が心配されます。 3 ノロウイルス感染症の拡大を防止するためには? では、ノロウイルス感染症を予防するにはどうしたらよいか考えてみましょう。ノロウイルス感染症は、患者の便やおう吐物に含まれるウイルスによって人から人へ感染します。そのため、予防には、手洗いやうがいを日常的に習慣づけることが大切です。食事の前やトイレに行った後には、石けんと流水でとくにていねいに手を洗いましょう。その際、ハンカチやタオルを貸し借りしてはいけません。以前、手洗いについてのアンケート調査をしたことがありましたが、ハンカチやタオルの貸し借りをしている人がとても多いことがわかりました。特に女子にその傾向がみられました。貸してといわれて断るのはなかなか難しいですよね。なので、貸してといわないことをマナーにして、貸し借りをしない習慣をつけていきましょう。 最初にもお話ししましたが、感染性胃腸炎にかかると、症状が消えた後も1週間から1カ月ほどウイルスを排出していることがあります。胃腸炎の症状があった人は、学校での給食当番は治ってから1カ月は控えてください。給食当番に当たっている人は、必ず石けんで手を洗い、教室にくばってある消毒薬で手を消毒してから配膳をしてください。 そのほか、ノロウイルスは乾燥すると簡単に空中に漂い、それが口に入って感染することもあります。おう吐物などは素早く処理し、乾燥させないことが大切です。 4 まとめ 最後になりますが、消毒薬に頼らず、時間をかけて石けんでしっかり手を洗うことが、感染症予防の基本です。水道の水が冷たい時期ですが、がんばって手を洗う習慣をつけましょう。 これで、感染性胃腸炎についてのお話を終わりにします。 令和2年 3学期、始業式
令和2年1月7日(火)3学期始業式を行いました。校歌斉唱、校長講話の後、賞状伝達をしました。校長講話では、以下のような話がありました。「2020年、令和2年が始まり、今日から3学期がスタートしました。今年は、子年(ねずみどし)です。ねずみは、たくさん子を産むことから、「繁栄」を意味します。新しい生命、新しいパワーが生まれる年です。何か新しい事を始めたり、自分の中の新しいスイッチを入れたりして、新たなチャレンジをするのもよいでしょう。二つ目は、2学期終業式で「家族や親戚と、進路のことや将来のことを話しましょう」という話をしました。実践できたでしょうか。実践できなかった人は、ぜひ、家族と話し合う時間をとってください。三つ目は、12月に実施した学校評価アンケート結果についてです。「よくあてはまる」「だいたいあてはまる」の合計で93.2%の生徒が「生徒同士がお互いに認め合ったり励まし合ったりして、学校生活を送っている」と回答しています。7月より4.2ポイント上昇しました。88.4%の生徒が「日ごろからいじめ根絶の活動に本気で取り組んでいる」と回答しています。7月より3.3ポイント上昇しました。みなさんの行動と意識がよい結果につながっています。72.8%の生徒が「学級活動や道徳で、自分の意見をもったり、発表したりしていると思う」と回答しています。7月よりは上昇しましたが、さらに自分の意見をもち、発表できるように努力しましょう。令和2年、生徒同士の啓発活動をさらに活性化させてほしいです。3年生は受験勉強をがんばってほしです。豊岡中の生徒として、誇りをもって生活を送れるように期待しています。」
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