西部小学校 児童のみなさんへ
　
　休校が始まって1か月がたちました。みなさんも学校に行きたい，
友だちと会いたいと強く思っていることでしょう。
先生たちも，みなさんと学校生活を再開したい気持ちでいっぱいです。

　しかし今は，そういう気持ちを大切に持ち続けながら，新型コロナ
ウィルス感染拡大の心配が，なくなるのを家でじっと待たなければ
いけない時です。みなさんと，みなさんの大切な人の命を守ることが
一番なのです。
　先生たちも，みなさんが毎日,笑顔で登校できる日を学校でずっと
待っています。だからみんなも家庭学習をしっかり続けながら，学校が
始まる日を待っていてください。

　心配なことがある人は，おうちの人とよく話をしてみましょう。
それでも心配なら，ぜひ担任の先生に電話をしてください。いっしょ
に話をしていると，少しずつ元気がでてきますよ。

　それから家にいて「友だちに会いたいな，家にずっといるのは
つらいな。」と思ったときは，友だちの顔を一人ひとり思いうかべて
みてください。先生たちの顔も思いうかべてみてください。ゆっくり
名前と顔を思いうかべて「学校が始まったときに，どんな話をしようか，
どんなことをして遊ぼうか」と考えてみるのもいいですよ。

　みなさんのまわりには，いつも，おうちの人，たくさんの友だち，
先生方がいることを忘れないでください。


　今，新型コロナウィルス感染症で苦しんでいる人がたくさんいます。
そして，その人たちを治療するために努力している人たちもたくさん
います。
　また，高齢者の方が元気に過ごせるよう，一生懸命お世話をしている
方たちもいます。みなさんが安心して生活できるようスーパーやコンビニ
ドラッグストア，ガソリンスタンドも営業を続けてくださっています。
　ガスや水道，電気がちゃんと家で使えるよう働いてくださる方，町が
ゴミでいっぱいにならないようゴミの回収を続けてくださる方など本当
にたくさんの人たちが，それぞれの場所でがんばっています。

　みなさんにできることは，こういう人たちへの感謝の気持ちを大切に
することと，毎日，家でしっかり規則正しい生活をすることです。
　みなさんのためにがんばるおうちの方のお手伝いをし，協力すること
も，みなさんにできる大切なことです。
　
　みんなのがんばりが，まわりの人の心を温かくし，元気にしていきます。

　さあ，前を向いて自分のできることをしっかりやっていきましょう。
みんなといっしょに先生たちもがんばります。
　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　2020年5月7日
　　　　　　　　　　　　　　　　　西部小学校　　校長　小川　聡子