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２学期８５日間　ご協力ありがとうございました

　８月６日、東京・横浜方面に新型コロナウイルス感染拡大が広がる中、６年生の修学旅行地の変更のため、新たな旅行候補地の下見のため山梨県を訪れている最中、その連絡は入りました。「修学旅行が全市一斉に中止になりました」。１学期末には楽しみにしているプール学習も中止になり、水泳大会も無くなりました。行事の先行きが見通せない中、子どもたちの様子に変化を与えてくれたのが、５年生の林間学校でした。日帰りの短縮実施となり、本来の日程や内容とは違った形、制限のある中での実施ではありましたが、引率の教師からは、教室では見られない生き生きとした子どもたちの表情に、安堵の声が上がりました。その後、６年生の修学旅行も、日帰りの校外学習として実施され、各学年とも校外での学習が実施できました。先生方からは一様に「子どもたちの生き生きとした表情が見られた」という声が聞かれました。運動会が形を変えて体育学習発表会となりましたが、６年生の見事な企画運営で、思い出に残るものとなりました。役割をやり切った６年生は、南小の顔として、最上級生として、大きく成長しました。
　コロナ禍にあって、学校教育も様々な視点で見直さざるを得ない状況ですが、大きな制限を受けている、学校行事や子どもたちの交流活動が、子どもの成長にどれほど大きな影響を与えるか、改めて感じる機会となりました。
　また、授業参観や学級懇談が実施できない状況にあって、授業の様子や先生方の様子をご覧いただけなかったことは、学校・家庭・地域の連携協力を軸に成り立つ学校教育の、今年度の状況下の難しさを感じます。お互いの信頼関係を築くには、コミュニケーションが不可欠であることを痛感しています。これまで学校教育が大切にしてきた、コミュニケーションを軸とした教育活動が、子どもたちにも、大人たちにも、制限がかかる状況ではありますが、この２学期に見えてきた教育の本質を大事に、新しい年２０２１年を、３学期を迎える準備をしたいと思います。
　制限やお願いばかりの２学期となりましたが、ご支援ご協力に感謝申し上げます。

【おしらせ】 2020-12-25 15:56 up!