特別研修中間検討会
9月14日(木)
特別研修(第13回)が行われました。 8名の研究員が担当指導主事との協議を経て考えた研究の主題や副主題、仮説や検証方法について検討しました。 検討会を通して検証授業の検証計画までを具体的に整理するとともに修正をすることができました。 初任者研修(第10回)
9月12日(火)
第10回初任者研修が開催されました。 今回は小学校の先生方を対象に、外国語活動・外国語科の授業の進め方や国語科の授業づくりについて講義や演習を実施しました。 外国語活動・外国語科の授業の進め方では、実際にSmall Talkなどの活動を体験しながら学習者のモデルとしての学級担任の役割について考えました。 国語科の授業づくりでは、グループごとに模擬授業づくりに取り組み、授業後は検討会を行いました。成果や課題、改善点について熱心に協議して、充実した研修となりました。 夏季特別研修講座 第4日目
8月23日(水)午前の部
演題:「GIGAスクール構想で求められる情報活用能力の育成」 講師:信州大学 佐藤 和紀先生 校務でのICT活用を先進的に推進している学校の事例や、自己調整して個別最適な学びに取り組む学級の紹介を交えながら、教師の学び方を変えることが情報活用能力を必要とする子どもの学び方につながることの大切さを学ぶことができました。 参加者からは、「学習者主体の授業を目指していこうとは考えながらも、どこかで一斉指導に重きを置いている自分がいたと反省した。実践校の例を教えていただき、よりノウハウを学び、学習者主体の授業をつくる強い意志と変化を恐れない姿勢で改善を図っていきたい。」という感想をいただきました。 8月23日(水)午後の部 演題:「生徒指導提要と発達支持的生徒指導」 講師:国立政策研究所フェロー 滝 充先生 全ての児童生徒が自発的・主体的に発達できる理想的な役割をつくる、セーフティネットの役割を果たす発達支持的生徒指導では、教師は支えることに徹するとともに、児童生徒の居場所づくりが重要であることを改めて確認することができました。 参加者からは、「自分の指導を振り返り、治療的予防の側面が強かったなと感じました。学年、学校のほか、中学校地域など大きな視点で情報共有することも大切だなと感じました。」という感想をいただきました。 4日間の夏季特別研修講座に御参加いただき、ありがとうございました。 春の教育セミナーへの御参加もお待ちしております。 夏季特別研修講座 第3日目
8月22日(火)午前の部
演題:「通常学級における特別支援〜実行機能の理解と支援〜」 講師:川村学園女子大学 今井 正司先生 通常学級において困り感を抱えている児童生徒に対して、ワーキングメモリや注意制御、衝動性抑制、メタ認知といった実行機能面についての理解を深め、整える支援をすることなどの大切さを学びました。 参加者からは、「実行機能という言葉すら理解していませんでしたが、講義を拝聴して、発達に障害のあるお子さんに対して負担の少ない、そして注意を覚醒持続させる授業づくりについて、そして子どもたちが自己有用感が感じられるような認知からの支援を心がけて行きたいと思いました。褒めを上手く活用できる教師を目指します。」という感想をいただきました。 8月22日(火)午後の部 演題:「主体的に取り組む態度の評価と育て方」 講師:筑波大学名誉教授 櫻井 茂男先生 「主体的・対話的に学習に取り組む態度」として、認知的エンゲージメントに基づく態度(達成への学習意欲による態度)・感情的エンゲージメントに基づく態度(興味・関心をもち、楽しく学習する態度)・行動的エンゲージメントに基づく態度(粘り強く学習する態度)・社会的エンゲージメント(協力・助け合いながら学習する態度)の4つから評価すること、「自ら学ぶ意欲のプロセスモデル」に基づき、自己調整学習のやり方を習得していくことを教えていただきました。 参加者からは、「子どもの自己実現に向けた欲求は大きく4つあることが分かりました。4つの心理的欲求を刺激して指導することが大切であり、安心して学べる環境づくりが必要であることを改めて感じました。」という感想をいただきました。 夏季特別研修講座 第2日目
8月21日(月)午前の部
演題:「『個別最適な学び』を実現する校内研修」 講師:上越教育大学教授 赤坂 真二先生 教職員の同僚性の向上や協働による学校づくり、学級経営における人間関係づくりから、学びを深める集団づくりの育成について、たくさんのことを学ぶことができました。 参加者からは、「個別最適な学習というと個人に合った学習をするイメージばかりが強かったですが、行動学習やモデルを見ての学習など様々な方法があり、それを子どもたちが自分で選択できることが大切なことを改めて学ぶことができました。研修主任という立場でもあるので、今後の校内研修にも生かしていきたいです。」という感想をいただきました。 8月21日(月)午後の部 演題:「発達の段階に応じた道徳科の指導」 講師:畿央大学教授 島 恒生先生 授業をつくる際には教材の状況理解レベル、登場人物の心情理解レベル、さらには授業前の自分とは違う何かを考えるような道徳的価値レベルといった三層の段階から深い学びにつなげることの大切さを教えていただきました。 参加者からは、「児童の言葉を増やすために、『日頃から教師が使う言葉を意識して使う』というお話がとても心に残り、その通りだなと思いました。児童を褒める時も、「えらいね、すごいね」だけでなく、発達の段階を意識する必要を強く感じました。2学期から特に心がけていきたいと思います。」という感想をいただきました。 夏季特別研修講座 第1日目
8月18日より令和5年度高崎市教育センター「夏季特別研修講座」が開催されました。
各日の講演の様子をお伝えしていきます。 8月18日(金)午前の部 演題:「自己肯定感を高める指導・支援の在り方」 講師:立正大学教授 鹿嶋 真弓先生 「自己肯定感を高める指導のヒントは赤ちゃん時代にある」という言葉のとおり、今できたことをすぐに褒めて認めることの大切さを改めて再認識することができました。また、自己内対話などで自ら脳を使って考え、問い、挑戦心や主張性、自己有用感、長所など、自己肯定感を高める素地を養う必要性も学ぶことができました。 参加者からは、「自己肯定感を高めるための手立てはもちろん、自己肯定感がどのように高まっているのか、幼少期にはどのようなことが起こっているのか、具体的にイメージすることができて大変勉強になりました。授業の中で『ひらめく』ことをどう生み出していけるか、これからも考えていきたいと思います。」という感想をいただきました。 8月18日(金)午後の部 演題:「小学校国語科における学習指導要領の趣旨の実現に向けた授業改 善について」 講師:国立教育政策研究所 教育課程研究センター研究開発部 教育課程 調査官 大塚 健太郎先生 国語科では言語能力の育成ができているかどうかを重視し、言語活動を通して「使いながら伸ばす」ことの大切さを改めて学ぶことができました。また、目指す資質・能力の育成に必要な学習活動を選定し、目の前の児童生徒の実態に応じた学習課題を設定しながら授業改善を図ることを教えていただきました。 参加者からは、「言葉に自覚的になるのが国語の授業であること、作文は自分で自分のよさを考えさせる自己評価も大切であること、めあてを伝え、振り返りをさせることが次時の意欲に繋がることがわかった。」という感想をいただきました。 |