R6夏季特別研修講座 第4日目

夏季特別研修講座 第4日目
8月22日(木)午後の部
演題:「こどもの特性理解とその支援(愛着障害)」
講師:和歌山大学 教授 米澤 好史 様

 愛着障害について、他の発達障害との具体的な違いに視点を当ててわかりやすく教えていただき、愛着障害の正しい理解につなげることができました。また、子どもの行動にはすべて理由があること、自立を育む支援としての3つの基地機能や愛着障害の本質について学ぶことができ、愛着障害の特徴を捉えた支援をしていく必要性を感じました。
 参加者からは、「愛着障害は幼い頃までの関わり方によるものだと誤認識していたので、自分の認識を改めることができてよかった。」「つい真正面で向き合いがちになってしまうが、真正面は最も安心安全を脅かしやすく、反抗したくなるものだと知った。横から寄り添う形で向き合っていくよう気をつけようと思った。」という感想をいただきました。


 4日間の夏季特別研修講座に御参加いただき、ありがとうございました。
 春の教育セミナーへの御参加もお待ちしております。

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R6夏季特別研修講座 第3日目

夏季特別研修講座 第3日目
8月21日(水)午前の部
演題:「通常学級における新たな学校改善術」
講師:立教大学 教授 大石 幸二 様

 通常学級で部分的に支援を必要としている子へのアプローチについて、子どもの身体、感覚、動き等に着目することや、幼少期からの様々な発達課題に目を向けることの必要性を学ぶことができました。また、教師の取組が効果的なものになっているかをフィードバックしていくことの大切さも理解することができました。
 参加者からは、「通常学級の中に、支援を必要とする子どもが増えている背景がよくわかりました。また、幼少期の過ごし方、家庭環境が大きく影響を及ぼすと聞き、家庭にも積極的に働きかける必要があると感じました。」「群馬でも教師へのフィードバックのシステムがもう少し充実すると子どもは救われるのに、と思います」という感想をいただきました。

8月21日(水)午後の部
演題:「よりよい授業づくりのための『新しい』教科書の使い方 
−算数・数学科を中心に−」
講師:東京学芸大学大学院 教授 西村 圭一 様

 算数の授業において、教科書をどのようにして使うかということを中心にお話しいただき、内在的数学観の大切さや右往左往することの重要性、過程を大切にするという考え方を学ぶことができました。また右往左往することと時間配分とのバランスを取るために、単元全体を見通した教材研究をすることの必要性も再確認することができました。
 参加者からは、「教科書の変容ぶりになかなか活用しきれないと思っていましたが、より個別最適な学びに活用していけばよいのだな、とハードルを下げることができたように思います。」「ミツバチが右往左往するたとえが印象的でした。子どもたちに教えすぎている面があるかと振り返ることができました。」という感想をいただきました。

R6夏季特別研修講座 第2日目

夏季特別研修講座 第2日目
8月20日(火)午前の部
演題:「人を育て、学びに向かう集団を創る特別活動
−学級経営のパラダイムシフトを通して−」
講師:國學院大學 教授 杉田 洋 様

 特別活動の意義や重要性、また特別活動が子どもたちに及ぼす影響等について、たくさんのことを学ぶことができました。パラダイムシフトという言葉の通り、学級経営観について改めて見直す機会となりました。また、動画の中の成長した子どもの姿から、子どもを信じて意志決定をできるよう支援していくことの大切さを再認識することができました。
 参加者からは、「子どもの人格を育てるために、子どもを信じて任せること、さらに子どもが自分たちの手によって変えられるという実感が持てるようにすることが重要であるとわかった。」「話を聞くときの10箇条など、すぐにできることも多く、行っていきたいと思った。」という感想をいただきました。

8月20日(火)午後の部
演題:「不登校児童生徒の支援と教育相談」
講師:FR教育臨床研究所 所長 花輪 敏男 様

 不登校の子どもへの支援の方法や技術の「スモールステップ」について、例を挙げながら具体的に教えていただきました。その中で新たな気付きをいただいたと共に、本人や保護者との関係づくりや関係機関との連携等、主体的な教師のかかわりの重要性について再認識することができました。
 参加者からは、「不登校について、『ガソリンの少ない自動車』という例えがわかりやすかったです。「本人及び保護者が一番話しやすい人」が対応することに納得しました。」「不登校の原因を追求しないことや、ゴールとしての壁を作って温かく迎えられるようにすることなど、新たな学びがありました。」という感想をいただきました。

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R6夏季特別研修講座 第1日目

夏季特別研修講座 第1日目
8月19日より令和6年度高崎市教育センター「夏季特別研修講座」が開催されました。
各日の講演の様子をお伝えしていきます。

8月19日(月)午前の部
演題:「道徳授業の個別最適な学びと協働的な学び」
講師:札幌国際大学 准教授 安井 政樹 様

 個別最適な学びと協働的な学び、ICTの活用など、道徳の授業について様々な視点から学ぶことができました。これからの時代の変化を見据え、子どもたちに身に付けさせたい資質能力を踏まえた道徳授業の必要性を改めて認識できたとともに、様々な学習アプリを御紹介いただく中で、活用によって授業の幅が広がるイメージをもつことができました。
 参加者からは、「今後実際に授業で使ってみたいツールも多くご紹介いただき、充実した内容だった。いただいた情報をもとに自分自身の授業を改善・向上をさせていきたいと思う。」「これからの時代がVUCA時代となっていき、教育がより複雑になっていくことがわかり、子どもたちに求める力について今一度考えてみたい。」という感想をいただきました。

8月19日(月)午後の部
演題:「地域と共に創る教育」
講師:島根大学教育センター 准教授 中村 怜詞 様

 問題解決型の探究的な学びについて、具体例を交えながらお話しいただき、探究的な活動の過程や課題設定の仕方等、多くのことを学ぶことができました。地域参画のみならず、普段から「子どもの心にいかに火を付けるか」ということを考え、子どもに意欲や主体性をもたせていく必要性を感じました。
 参加者からは、「『心を動かすことに2回出会うとスイッチが入る』という言葉が印象に残りました。今までの経験とこの言葉が合致したように思いました。学校は最初の体験になることが多いので、子どもにとってそういう体験が増やせればいいなと思いました。」という感想をいただきました。

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講読演習(第1回)

4月24日(水)

長期研修研究員が第1回の講読演習を行いました。

長期研修研究員と特別研修研究員は
理論と実践をつなぐために一冊の本を講読しています。

今回は「記憶と知識」について学んだことや、これからの研修に生かしたいことについて協議しました。

仲間の研究員や指導主事と協議をすることで、楽しく学びのある有意義な時間を過ごすことができたようです。
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初任者研修(第1回)

4月23日(火)

初任者研修の第1回目が開催されました。
高崎市では初任者同士のつながりを大切にしていることから、初任者研修では全ての研修を集合で行います。

所長より講話「初任者の先生方に期待すること」、
教職員課長より講義「教職員の服務と心構え」、
指導主事より、学習指導要領に基づく授業づくりについての講義、
事務担当より、事務についてのオリエンテーションが行われました。

真剣な表情でメモを取る様子、休憩時間に笑顔で情報交換を行う様子が伺えました。

高崎市教育センターの全職員が初任者に寄り添い、成長を応援していきます。
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授業実践研修・教育相談研修研究員発令通知書交付式

4月12日(金)

令和6年度授業実践研修・教育相談研修研究員発令通知書交付式が行われました。

本年度は授業実践研修研究員が5名、教育相談研修研究員が1名、計6名の先生方が発令通知書の交付を受けました。

「授業実践研修」では、自己の課題を明確にし、その解決のための授業研究・教材開発研究等を行っていきます。

また、「教育相談研修」では、教育相談における自己の課題解決のための指導方針を明確にした事例研究を行っていきます。
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特別研修(第1回)

4月11日(木)
特別研修(第1回)が開催されました。

入所式や所長講話、研究の進め方についての講義等がありました。
また、研究の課題設定に向けて、グループ協議を行いました。

写真は入所式で研究員が決意を述べている様子です。
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令和6年度高崎長期研修研究員・高崎特別研修研究員発令通知書交付式、教育研修員(長期社会体験研修・群馬県総合教育センター長期研修)研修命令書交付式が行われました

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4月1日(月)

令和6年度高崎長期研修研究員・高崎特別研修研究員発令通知書交付式、
教育研修員(長期社会体験研修・群馬県総合教育センター長期研修)研修命令書交付式が行われました。

各研究員は、1年間をかけて、本県や本市、各学校の教育課題の解決に向けた研究を行っていきます。