草花の名前に動物が入っているのはどうして?【後編】

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 さて…前回の続きですが、もともと私たちは、エンドウマメやイチゴを栽培して食料にしていますね。その多くは、野生の種類を人間が食べやすいように改良したものです。
 例えば『ヘビイチゴ』には毒があると思っている人も多いですが、実際は無毒です。何よりも、まったく味がしません。
 『カラスノエンドウ』は、エンドウマメに比べたら、はるかに小粒ですが、実際は食べても問題ありません。
 でも、そんなものをわざわざエンドウマメやイチゴの代わりに、育てて食べようとはしないでしょう。昔の人が、草花の名前に動物の名前を付け足したのは、
 「人間の生活には役に立たない」
 ものを区別するためなのです。これは決して、草花を蔑視しているのではなく、生活の中に、その存在を認めているということなのです。
 現代では、これらの草花を総じて【雑草】と呼びます。雑草とは【どうでもよい草】という意味です。ひとまとめにして要らないと思う時代と、ひとつひとつに名前を付けた時代の生き方は、まるで違いますね。
 長い休みが続きます。どんな動物の名前の草花があるだろうか?調べてみるのも良いかもしれません。
 週明けも草花のお話が続きます。みなさん御自愛下さい。
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行事予定
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5/1 【中止】家庭訪問1・2年
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