【5年】ヘチマの雄花がたくさん咲くのはなぜ?
4年生の育てているヘチマをお借りして、5年生の学習『花から実へ』を進めるところですが、今年のヘチマは育ちがとても良いですね。棚いっぱいに黄色い花が咲き乱れています。
ところで、ヘチマの花を観察すると、雄花ばかりが多く咲いていることに気が付きます。これは、ヘチマならではの大切な理由があるのです。 ヘチマは雄花と雌花に分かれているので、主に虫を頼りにしないと受粉ができません。そのためには、まず雄花がたくさん咲いて、虫を呼び寄せる必要があるのです。そして、虫がたくさん集まって、準備が整ったところで、雌花が花を開いて虫を通じて受粉を行うのです。雄花と雌花が同時に咲くと受粉の効率が悪いことをヘチマは知っているのですね。雄花は次々と咲いて、次々と花を落としてしまいますが、これも虫たちにたくさんの花粉をつけてもらう工夫と言えます。 自然の仕組みって不思議で面白いですね。2学期もたくさんの不思議に触れて楽しく学習しましょう。 |
|