いつも元気な鼻高小の児童

感嘆符 1日の終わりに「8秒ルール」!

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親と子。親は子に何を求めるのでしょうか。子は親に何を求めるのでしょうか。

 親は子に、「ああになってほしい。こうになってほしい。」と様々なことを望みながら、子育てをしていくものです。そして、その根底にあるものは、自分の手をわずらわせたくないからではなく、「我が子が、社会に出たときに、活躍できるように、また、人から愛され、大切にされるように」との願いではないでしょうか。

 それでは、子は、親に何を求めるのでしょうか。おもちゃやゲーム機? お菓子やお小遣い?でしょうか。これらをただ与えるだけで、子の心は満たされるのでしょうか。子の求めの根底にあるものは、「親から愛されていると確信できること」であり、これらの金品はその代償にすぎないのではないでしょうか。

 先日、鼻高保育園の入園式の祝辞で、忙しい中、3人の子育てを終えた地元市議が、保護者に向かって、自らが実行した「8秒ルール」のお話をされました。
「お父さん、お母さんに、お願いがあります。お子さんが眠る前に、お子さんを8秒間しっかりと抱きしめながら、『大好きだよ』って声をかけてください。そして、お子さんから『大好きだよ』って声をもらってください。」

 子の心の置き場所は、親です。子は、親から大切に思われていること、愛されていることをエネルギーとして、外の世界で活動します。親の想いが大きいほど、自信を持って活動することができます。ゆとりを持って活動することができます。そこからは、学ぶ意欲はもちろん、穏やかさ、優しさ、寛容さ、忍耐強さが溢れでてくるものです(大人でもそうです。)

 昨年度、子どもの帰宅に合わせて帰れるよう勤務を調整してくれたお母さんがいました。また、教育支援機関へ定期的に行かれることにしたご家庭もあります。どの子も、学校での様子が見違えるように変わりました。親御さんの想いが子に伝わった結果です。

 新年度が始まり、低学年や中学年を中心に「あれ?今まで出来ていたのに、どうしたの?」という子が複数見うけられます。喧嘩やいさかいも見られます。

 子を叱らずに育てることなど出来ません。思い通りに育たないことへのストレスなど、子育ての大変さもわかります。でも、親がストレスを感じている時、子も感じているはずです。きっと、親以上に感じているはずです。1日の終わりに、「8秒ルール」。親子でストレスを引きずって眠りにつくのか、安心して眠りにつくのか。

 このルールが出来るのも、思春期の前まででしょうか。もう何年もありません。

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