3年生 人権教室「誰もがもっているもの、みんな別々のもの、目には見えないないもの、生まれたときからもっているもの・・・それは何か。」 子どもたちからは次の答えがでてきました。「思いやり」「優しさ」「心」「命」「個性」「名前」・・・ これらすべてのことを人権というのだそうです。人権というのは、誰もが幸せに生きる権利のことをいいます。人は誰でも人権をもっています。 次に紙しばいを読んでいただきました。うさぎのリックのお話です。みんなは耳がピンと立っているのに、リックだけ、右耳がたれていてからかわれています。リックはそれが嫌で、みんなと同じになれるよう、なんとか耳を立てられるように色々試していくのですが、ぜんぜん耳は立ちません。耳を切りたくなるくらい嫌になってしまいます。そんな時、耳を診てくれたお医者さんが優しく言ってくれました。耳はみんな違っていて当たり前。違っていていいんだよ、と。それを聞いたリックは家族のみんな違っている耳の様子を思い浮かべ、「みんな違っていて、いいんだ」と思うことができました。 この紙しばいからは、「みんな違っていて当たり前」「違うことは悪いことではない」「いじめは絶対にしてはいけない」「人を思いやる優しい言葉を使っていくことが大切」と学んだようです。 そして、もし人権が守られず苦しい時があれば、お家の人や周りの友達や先生に相談する、もしそれも難しいことがあれば、電話相談を頼ってもいいんだよと教えていただきました。 最後に人権の歌を歌いました。みんなもっている人権を大切にしていこうという、やなせたかしさんが作詞・編曲した歌です。それぞれが大切だと思うことを胸に歌いました。 「人権は今日だけで分かるものではなく、生きている中でずっとずっと考え続けていくもの。今日はそのきっかけになれば。」とのお話がありました。子どもたちにはぜひこれからの生活の中で、人権を守ることや人を思いやることについてたくさん考えていってもらえたらと思います。 |
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