3月3日 校長(3月の朝礼)

 吉井小関係者のみなさん、おはようございます。
 本当なら今日予定していた朝礼の話をします。

 3月になりました。いよいよ今年度のまとめの大切な時期になります。校長先生は、この春めいた時期になると、いつも思い出す大好きな曲があります。まず、その曲を紹介します。
「魔女の宅急便」の主題歌「やさしさに包まれたなら」という曲です。
(朝礼では、金庭先生の伴奏 ・ 阿久津、山岸、大谷先生に歌ってもらう予定でした) この曲を聞くと、温かさ、のどかさ、小さな勇気を感じます。大切に育てられた小学生が必死に何かに挑戦する姿が思い浮かびます。
 さて、今日はこの曲にある「優」しいという字について考えていきます。この漢字は何と読みますか?
 「優勝のゆう」、「やさしい」、「すぐれている」など、いろいろな読み方があります。
この漢字の成り立ちについて、考えていきます。
 まず、左側にある辺は、「にんべん」です。人、人間の意味です。 そして、右側のつくりは、「うれい」という字です。この意味は、「つらいこと、かなしいこと」を表しています。ここで、大きな疑問が生まれます。
Q1 なんで、つらいこと、かなしいことがある人が優しいのか? ということです。そ   の理由について考えてみてください。
 次に、もう一つ大きな疑問があります。
Q2 なんで、やさしい人がすぐれているのか? ということです。
この理由についても 考えてみて
ください。
 校長先生が思うには、「優しさ」とは、相手の気持ち、悲しさ、辛さを分かること
「優れている」のは、相手の立場になって考えたり、行動したりできる人だと思います。
相手の気持ちが分かるから、先にいろいろなことを考えて行動する人が優れている。
これはあくまで、校長先生の考えです。ぜひ、自分で、家族と、友達と考えを交流してほしいと思います。
 私たちが勉強したり、運動したりして、自分の可能性を伸ばして 夢の実現をしていくということは、「だれかの役」になるためです。自分のことだけしか考えない自己実現や夢の実現はありえない。
 今日の歌のように、そして6年生を送る会の時のように、みんな の「優しさに包まれた吉井小」であってほしいと思います。

今日も元気よく、ゲームばかりせずに、一日を過ごしてください。

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