5月1日(水)星野富弘さん

私が、倉賀野中学校の教師になったのは、53年も前のことです。教師生活はたった2ヶ月でしたが。当時のことは忘れることがありません。大けがをして動けなくなり、口にくわえた筆で文字や絵をかくようになりましたが、きっかけは励ましの手紙に対する礼状を書くためです。倉賀野中の生徒さんからも手紙をもらいました。そんなわけで、倉賀野中学校は私にとって、特別な存在です。
こんな作品を制作したことがあります。ノコンギクの絵に「苦しい時の一歩は心細いけれど その一歩のところに 新しい世界が 広がっている」との言葉を添えたものです。中学時代の3年間、コロナで思うように活動できない苦しい時もあったと思います。新しい世界に進むにあたって、この言葉をおくります。元気よく新たなスタートをきってください。

令和5(2023)年3月13日 星野富弘

〜卒業生に向けたメッセージより〜


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