10月21日の給食むぎいりごはん・鯖の味噌煮・せんべい汁・牛乳 ★きょうは、せんべい汁のお話です。せんべい汁は青森県八戸市周辺で、江戸時代に生まれた、伝統的な青森の郷土料理です。南部煎餅と言って、小麦と塩をこねて、片面にごまをふり焼いたせんべいです。今日はひとり一枚はありますので、自分で割り、汁に浸して食べてみましょう。普通は、割ったせんべいを醤油ベースの鶏の出汁で、ごぼう、きのこ、ネギなどの具材と共に煮立てて作ります。出汁を吸った煎餅は、すいとんのような歯ごたえをした食感となります。 青森県は、日本の本州の一番北側です。山は八甲田山や白神山地があります。群馬は山に囲まれていますが、青森は三方を海に囲まれていて、漁業がさかんです。大間のマグロやうになども有名ですが、親潮や黒潮などの海の流れの関係で、魚は脂がのりおいしくなります。 きょうは、青森でもよく水揚げされている、さばを出しました。 青森の雪深い寒い冬を思い浮かべながら、せんべい汁と鯖を頂きましょう。 ★青森クイズです。まちがっているのはどれでしょう。 1 青森の郷土料理に じょっぱじる がある。 2 青森の郷土料理に いちご煮 がある。 3 青森の郷土料理に おっきりこみ がある。 こたえは、3です。おっきりこみはぐんまの郷土料理ですね。じょっぱじるは、魚を開いたときに出るあら、骨や内臓などと野菜を味噌で煮込んだ物です。いちご汁は、果物のいちご入りではなくウニを煮込むといちごの形になることからその名がついたそうです。 寒い地方は体の温まる料理が多いですね。寒くなってきました。温かい汁物を食べて元気に過ごしたいですね。 |
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