9月29日の給食きょうは東京都の郷土料理です。 深川丼・明日葉入り野菜の和え物・ねぎま汁・牛乳 きょうは、27日の神奈川県に次いで、関東一都六県の郷土料理です。 深川丼は、東京がまだ江戸時代だった頃、漁師がいそがしい漁の合間に食べたとされる料理の江戸ファーストフードです。昔、深川地域(現在の江東区)一帯は海だったので、あさりがたくさんとれました。漁師さんは忙しいので、漁の合間でもすぐ食べられるよう、あさり、ねぎが入ったものをごはんにかけたのが元になっています。 和え物の、あしたば(明日葉)は、日本原産のセリの仲間で「今日摘んでも明日には新しい芽が出る」といわれるほど成長が早く、生命力の強い植物です。東京の八丈島などでとれます。食べやすいように、これも東京の食材である小松菜を多めにしてあります。東京の郷土の味を楽しんでくださいね。 ねぎまは、江戸時代葱と鮪の赤身を煮てつくる、庶民の間で人気だったねぎま鍋からきています。両方のうま味がでてその組み合わせが良かったようです。きょうは甘く風味が出るように、葱はよく焼いて入れました。お寿司やお刺身でおなじみの鮪ですが、今では贅沢な一品ですね。 さてクイズです。東京都の昔からの料理は次のどれですか? ➀おこのみやき ➁もんじゃやき 答えは、➁のもんじゃ焼きです。もんじゃはゆるく水溶きした小麦粉を天板で調理して食べます。文字焼きがなまったと言われています。書く紙もあまりなく小麦粉を水でといて、鉄板に文字を書いて字を教わったり、遊んだと言われています。もんじゃの方が古く安土桃山時代、千利休の頃からで、お好み焼きはもんじゃが大阪に伝わり具材を入れてお好み焼きになったと言われています。 この他にも、東京の両国の力士にちなんだ「ちゃんこ鍋」「柳川鍋」佃島の「佃煮」「江戸前寿司」「そば」など色々な東京の味があります。 |
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